鉱物スノードーム 「星降るサーカス」
2013年 07月 16日鉱物スノードーム「星降るサーカス」。
鉱物:赤水晶 Orange river, Witbank, Northen Cape, South Africa産
雲母薄片Hindukush Mountain, Kandahar, Afghanistan産
(註:「スノードーム」は和製英語であり、「Snow globe」が正しい英語ですが、こちらのブログでは日本語になじんだ「スノードーム」で名称を統一しております)
サーカステントに見立てた南アフリカのオレンジリバー産赤水晶(Orange river, Witbank, Northen Cape, South Africa)と、スノーフレークの代わりに雲母薄片を入れ、サーカスの馬の人形を置きました。
携帯電話のカメラでの撮影なので画像では見づらいですが、そっとひっくり返すときらきらと星に見立てた雲母が降り注ぎます。
こちらは裏側。底の部分に積もっているのが雲母薄片です。
鉱物スノードーム、春のCafe SAYAでのスノードームワークショップ参加以来、ちまちまと個人的に製作しています。
が、Cafe SAYA(以前の紹介記事はこちら)で使った高価なガラスドームではなく、プラスチックのもので作り始めました。
ガラスドームは台が狭いので、情景を封じ込めるには少し狭いのです。
また、試作なので安い部品を使っているのですが、ドームと台座を接着する作業で難航しています。
スノードーム内は水で満たされるため、接着剤は普通のものではなく、エポキシ樹脂系のものか防水のシーリング材を使わなければならないのですが、まずはセメダイン社の「バスコーク」で試してみることにしました。
ところがこのバスコーク、たっぷりと多めにつけないと水漏れしてしまいます。
そっと飾っておく程度では問題ないのですが、衝撃が加わったりするととたんに水漏れするようになる可能性があります。
個人で楽しんでいるわけですから、別にそこで満足してもいいのですが、うまく作れるようになったら、欲しいと言ってくれた友人に郵送で送りたい予定があるため、ここでもう少し、工夫が必要です。
バスコークをたっぷりつけすぎると、見目悪くなってしまいます。
かといって、少ないと水漏れする。
この問題にだいぶ時間がかかっています。
この「星降るサーカス」は、バスコークをたっぷり目につけて接着し、水を入れて一昼夜様子を見ましたが漏れている様子がないので、一応大丈夫そうです。
ただ、このあと一週間くらいすると鉱物や人形についていた気泡が浮いてくるので、その時にまた注水します。
中に入れる水については、ネットで調べて精製水と水道水と安い化粧水(防腐剤にパラベンが入っているのでよいとの説あり)、界面活性剤はグリセリンと台所洗剤と洗濯糊、すべて試しましたがこちらは水道水と台所洗剤です。
これでしばらく放置して、経過を見ようと思います。
今後の課題として、接着剤をもう少しいろいろ試してみようと思っています。
もしも詳しい方がいらっしゃいましたら、情報をお寄せくださると有難いです。
次はエポキシ系樹脂の接着剤で作ってみようと思います。
なお、スノードーム製作に際して、luciolitemineralsの店主さまに多くご協力をいただきました。
この場を借りましてお礼申し上げます。
なお、この赤水晶、雲母薄片ともにluciolitemineralsで購入したものです。
他にもいくつか試作で何とか水漏れしなかった分があるので、それはまた後日、掲載しようと思っています。
立て続けに、だと面白くないかな、と思うので・・・。乞うご期待。
追記:luciolitemineralsさんより、テントに降り注ぐ星に見立てて入れた雲母の産地をお知らせいただきましたので、冒頭に付け加えました。
私のミスで産地を失念してしまったのですが、ご連絡いただき、ありがとうございました!
私の作っているのは「鉱物」スノードーム、ですので、産地の分かっている標本をドームに閉じ込める、ということに拘っています。
パワーストーンとか、宝飾的な石であるとかのほうが受けはいいのでしょうが、誰かのために作っているのではなく、あくまで自分の欲しいものを作っていますので個人的に「すてきだ」と思うものに拘りたいと思います。
で、あればもうちょっと手もちの鉱物の管理をしっかりして産地をきちんと把握しなくてはなりませんね(-_-;)
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