含羞草(オジギソウ)と鶏形埴輪のミニチュアレプリカ

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我が家の玄関脇の含羞草(オジギソウ)です。

「含羞草(オジギソウ)」は難読漢字ですが「御辞儀草」とも書き、別名を眠り草、中国では羞恥草と呼ぶそうです。
学名Mimosa pudicaのpudica(プディカ)も「恥ずかしがる」の意で、その名の通り、触れると葉を閉じ、首を垂れる様子は理科の教材としてもよく使われます。

含羞草の原産は南アメリカですが世界中に帰化していて、日本では沖縄で繁殖しているようです。ちなみに、日本に含羞草が入ってきたのは江戸後期、天保のころのようです。

南国の植物はやはり、楽しいものが多いです。
大航海時代以降、ヨーロッパの人々が南からもたらされる不思議な植物に神秘の森を思い、南国に憧れた理由もわかる気がします。

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こちらは葉を閉じたところ。

含羞草がお辞儀をするのは、葉に触れるとその信号が葉の元の「葉枕(ようちん)」に伝わり、それによって葉の下部の水分が上部に移動し、それによって支え切れなくなった葉が下に垂れ下がる、という仕組みなのですが、私にはうまく説明できないので詳しく知りたい方には子供向けですがこちらなどわかりやすいと思います。

我が家の含羞草は今年初夏に、ダーウィンルームに行く(以前の紹介記事はこちら)ついでに下北沢の駅前商店街の花店で私が4株ほど苗を買って持ち帰ってきたもので、種から育てたものではないのですが、5月ごろに種をまけば初心者にも栽培可能なようです。

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ちなみに草の合間に見え隠れしている埴輪と土偶のミニチュアレプリカはダーウィンルームで購入してきたものです。
冒頭の画像の鶏なんてトボケた風に見える埴輪ですが、実は鶏形埴輪は家形埴輪と同様に多く出土される形象埴輪の一つで、祭祀の象徴です。

日本神話のハイライト、天岩戸に籠ってしまった天照大神をなんとか外に連れ出そうと色々な方法を試す場面で、「長鳴鳥」を集めて鳴かせるという方法が出てきます。


日本書紀 神代上第七段本文

「[前略] (天照大神が)発愠まして、乃ち天石洞に入りまして、磐戸を閉して幽り居しぬ。
故、六合の内常闇にして、昼夜の相代も知らず。[中略]
時に、八十万神、天安河邊に会ひて、[中略] 遂に常世の長鳴鳥を聚めて、互いに長鳴きせしむ。[後略] 」


この長鳴鳥こそは鶏のことで、古来、鶏の鳴き声こそが夜を終わらせるものと考えられ、太陽神信仰の中で重要視されていたようです。
時を操るのは支配者の特権であり、古墳などにも鶏形埴輪がよくみられるというわけです。
そう考えると、このトボケた風体もなかなか味のあるものに見えてくるから不思議なものです。

含羞草は夜になると首を垂れるネムノキと同様、就眠運動がある植物なので、そんな含羞草の茂みに夜を終わらせる力を持つ鶏、なんて取り合わせで遊んでみたのですが、もちろん息子たちには全く伝わっていないです。わかりづらいよね・・・。

けれど息子たちはこの含羞草が大好きで世話をまめにしていて、出かけるたびに触り、帰宅しては触り、ひと夏楽しめそうです。やはり子供にはたまらない魅力のようです。

ただ、この含羞草、耐寒性に乏しく、日本では冬を越せないものが多いそうで、園芸上は一年草扱いなのだそうです。
我が家ではすでにペット感覚に近いものがあるこの含羞草、枯れる時が来るのが少し、息子たちには残酷な気がします。フォローだけはしっかりとしたいと思いますが、今から悩みどころです。




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by zabiena | 2013-08-02 22:59 | 植物 | Trackback | Comments(0)