鉱物ガラスドーム(大)「荒れ地のトロンボーン奏者」
2014年 01月 08日
鉱物ガラスドーム(大)「荒れ地のトロンボーン奏者」
鉱物:モロッコ産アラゴナイト
ドームサイズ:35×24mm(
こちらの記事内、百円玉との比較画像の大きい方のドームが同じサイズです)
アラゴナイト。白いものには山珊瑚と呼ばれる美しいものがありますが、こちらのアラゴナイトは同じ霰石でも「スプートニク」の愛称を持つ、ロシアの衛星のような形の茶色いごつごつしたもので、今回使用したのは突起部分の破片です。
大昔、多分学生時代に買い求めたまま忘れられ鉱物標本箱の隅でずっと眠っていたものなので、詳しい産地は分かりませんが、なかなか味のある色合いです。
私にはこのスプートニクの欠片が荒れ地の崖に見えるので、今回はそこで一人トロンボーンを吹く男を配置してみました。
小中高と吹奏楽部にいたせいか、金管楽器が好きです。
と言っても主にトランペットを吹いていたので(高校ではじゃんけんに負けてホルンに…)トロンボーンは吹いてみたことはある、くらいの経験しかないのですが、独特のフォルムと演奏法はとても好きです。
カッコいいというより、不思議な、といったらトロンボーンの奏者の方には叱られてしまうかもしれませんが…そういう不思議な楽器をもってなぜか、荒れ地の崖の上でひとり演奏してる男。
いったいどんな曲を奏でているのでしょうね。
別角度から。
盛り上がった深い緑は模造品、うねうねとした薄い緑色のところは乾燥させた水苔で、天然のものですが着色はしてあります。
この微妙の色合いで「荒れ地」という雰囲気を出したかったのですが、このあたりはまだまだ研究が必要です。
これもまた、金具を接着してオーナメント仕様にし、デザフェスに持って行く予定です。
・・・・・・・
本日、息子たちを連れて行ってきた所で撮った写真(スマホカメラですけど)。
これを見てどこかお分かりになる方、いらっしゃるでしょうか。
答えは東京ディズニーランド内カメラセンターのレジ脇にある机です。
大学生時代、4年間ずっと、ディズニーランドの商品部(要はお土産物の売り子ですね)でバイトをしていました。
ディズニーキャラクターが全く好きでない私がディズニーランドを好きなのは、こういった「手を抜かない、本気で作った本物の偽物」とでもいうべき、妄想がそのまま形になったような雰囲気を味わえるから、だったのですが…。
私がバイトをしていたころのような「何に使うのかよくわからん、でも雰囲気だけはある輸入雑貨」はほとんど園内から姿を消し、お土産物屋ではキャラクター商品しか並べなくなりつつあるのが、寂しいような気もします。
とは言え目をキラキラさせ、頬を紅潮させて興奮している子供らを見ると、なんだか感慨深く嬉しくて、夫の手を借りれなくてもついつい、年2,3回ほどは来ています。
ちなみに、1月は1年で一番人出が少なく空いている時期(とはいえ3が日や土日はもちろん混みますが)なので、今日もとても空いていました。防寒さえしっかりすれば、少なくとも激混みの上に灼熱地獄の夏休みよりは幼い子供連れには楽です。
空いていてもやはり私一人で男児2人を連れていくので余裕はまったくなく、こんな写真を子供の大人しくなった隙に一枚パチリ、とやるのが精いっぱいですが…。
大変よい気分転換になりました。
アンチディズニーランドの夫には全く理解できないようですが、あの「際限のない創造への執着」は素晴らしい、などと思った次第です。
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