鉱物bar「結晶実験室」へ

f0280238_22352480.jpg
ギャラリーみずのそら公式サイトより)


昨夜は鉱物barに行ってまいりました。
今年は、初めて夜に伺ってきました。

下戸なのにbar…というのも少し気が引けるところはありますが、私同様下戸の方々、ご安心を。
鉱物barにはお茶やソフトドリンクのメニューも有りますので、下戸でも楽しく過ごすことが出来ました。



f0280238_09454367.jpg



今年のテーマは「結晶実験室」。
ギャラリーのドアを開けると、そこには早速、人口結晶が生成中のガラス瓶が。




f0280238_09454403.jpg




f0280238_09454527.jpg



「鉱物アソビ」の中でも小林健二氏の結晶育成キットが紹介されていましたが、やはりこうした雰囲気の中で見るととても素敵です。
個人的には結晶を「育成」するという表記に愛を感じますね。
静かな夜、どこかのbarで音もなく育っていく結晶…まるで物語の中からそっくり抜け出してきたかのようです。

ちなみに、鉱物barでは繊細な標本等を保護するため、会場内での撮影は一切禁止ですが、この入口スペースと、カフェ(bar)スペースのみは撮影が可能です。
この夜の思い出をそっと持ち帰る気持ちで撮影をしました。


f0280238_09454678.jpg


なお、今回の展示には、年末の催事に続き照明に堤純一氏(ブログ→こちら、Twitter→@ovejanegrojp)が協力しており、独特の雰囲気を醸し出しています。
まさに、「鉱物アソビ」の本の冒頭の「鉱物雑貨舗」の世界そのままですね。

会場内には一つ一つの鉱物が美しく見られるアレンジでディスプレイしてあり、それらの鉱物や、理科硝子や白熱灯の並ぶ空間そのものを楽しむようにできています。
この独特の感性、そして勇気ある開拓精神とあふれるアイデアに、いつもながら脱帽します。

勿論、鉱物蒐集自体は目新しい趣味ではありませんが、鉱物をコーディネートする、という発想自体が、フジイさん以前にはなかったものだと思います。
「正しく保存する」「分類を正確に」「鉱物の特徴がわかるように展示」といった、学術的な意味合いでのみの展示だけにとどまらず、鉱物を所有し、飾ることに楽しみや喜びを見出そうとする動き。
これは自身が鉱物を愛し、身近で楽しむことを自然にしてきた方にしかできない発想では、と思いますし、そういう思い入れに少なからず身に覚えのある、鉱物を愛する方々がこの鉱物barを毎年、楽しみに訪れているのでしょう。

(注:鉱物barの照明は白熱灯にこだわっているのではなく、展示空間やテーマにあわせた演出であるとのフジイさんからのご連絡をうけ、加筆修正させていただきました。
 誤解を招くような記事を掲載してしまいましたこと、大変申し訳なくお詫び申し上げます)


f0280238_09454490.jpg



さて、会場内は撮影が禁止ですので…残念ながら私の拙い文章力ではうまくお伝えできなくて申し訳ないのですが、今回は理化硝子が大変充実しており、実験室の雰囲気が非常に良く出ていました。
私は…秤量瓶や三角フラスコなどを鉱物ジオラマ用に購入しました(使用・販売許可はとってあります)。
理化硝子を実際に吹いて作っていらっしゃったHARRYSさんが在廊しており、お話を大変興味深く拝聴することができたのも、嬉しい収穫でした。イリノイの蛍石を内包し、晶洞をイメージした繊細で素敵な指輪の受注もしていらっしゃいましたが…さすがにガラスの指輪はハードルが高く…泣く泣く諦めたのでした。

勿論鉱物に関しても、フジイキョウコさんの買い付けていらっしゃった鉱物は毎回とても「佇まいに雰囲気のある」石ばかりで拝見するたびにため息が出ます。…もちろん物欲も大変刺激されてしまい…散財してしまいました。

購入した鉱物は後ほど、またご紹介したいと思います。



f0280238_10031402.jpg




結晶実験室、のテーマに沿って、今回はbarのほうで鉱物にちなんだカクテル(フジイさんオリジナルとのこと)をいただくことができますが、そのサンプルが試験管に入れられてテーブルにディスプレイされていました。
鉱物は会場で私が購入した玉滴石と蛍石です。こちらでは撮影が可能なので、購入した鉱物で素敵な写真を撮ることもできます。




f0280238_10035804.jpg



残念ながら下戸の身なので…美しいカクテルやお酒を横目で見つつ…なのさん作の涼菓に合う冷茶を注文しました。



f0280238_10031312.jpg


お菓子はすももの水まんじゅう。
見た目も涼しく、あっさりとした白あんはほっとする味でした。
鉱物を眺め、美しい涼菓をいただく。
美しい時間を過ごしていると、日々の生活の垢のことなど忘れてしまいます。



f0280238_10042072.jpg


barの片隅にはこんなお菓子も…
なのさん作のラムネは鎌倉でのイベント時に頂いたことがありますが、非常に上品で儚いお味だったことを思い出しました。
…が、素敵な時を過ごしていることに興奮してしまい、購入はすっかり忘れてました…不覚でした…




f0280238_10032710.jpg





暑い盛りですが、この静かな、美しい空間にいると外の世界のことをすっかり忘れてしまいます。

昨夜はまた…素晴らしい出会いがあり、素晴らしいものを拝見する僥倖に恵まれたのですが…長くなりますしこちらもぜひ、「ついで」ではなくきちんとご紹介したいのでまた、次の機会にご紹介したいと思います。



f0280238_10035613.jpg



鉱物アソビpresents 鉱物bar vol.7「結晶実験室」はギャラリーみずのそらにて31日まで(月・火休)。
…何度でも通いたい、と思える展示です。(お近くの方が、本当にうらやましい!!)





にほんブログ村 コレクションブログ 鉱物・岩石・化石へ
にほんブログ村
↑ランキングに参加しています。ボタンを押してくださると、更新の励みになります。


[PR]
トラックバックURL : http://zabiena.exblog.jp/tb/22787121
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by くつ箱 at 2014-08-24 11:02 x
そうなんですよね~、と頷いてしまいました。学術的にどうとかレアだとか意味が~とか、目的が~じゃなくて、全体的な空間を楽しむ、なんですよね。こういうのは女性ならでは、なのかなと思います(男性の方、失礼!)。・・・なので、主人とは行きません(笑)
お酒は弱くても、雰囲気に酔うのもいいですよね♪
夜の雰囲気、素敵ですね^^
Commented by zabiena at 2014-09-02 23:53
くつ箱さん

その節はどうもありがとうございました!!
もうほんと、うるさくて幅とっててスミマセン…。お会いできてほんとうに嬉しく、とても楽しかったです。

あの雰囲気を楽しめる方ならば、学術的などうこう、にこだわるのは無粋、というのは言うまでもなく判ることだとは思うのですが、こういった記事だけで誤解される方がいらっしゃるとお互い不幸だな、とも思うので、なんだか失礼な書きっぷりにはなりましたが、敢えて記事中で書かせていただきました。

あの空間を作り上げられる、というのはまさに天賦の才能のなせる技でもありますが、フジイキョウコさんの経歴、経験、積み上げてきた実力のなせる技でもありますね。
エディターとして優秀な方だからこそ、ああいった仕事ができるのかもしれないと思います。

私は夜に訪れるのは初めてでしたが…本当に下戸なのに雰囲気に酔いました(笑)
by zabiena | 2014-08-23 10:42 | イベント・展覧会 | Trackback | Comments(2)