第六回東京蚤の市と加藤郁美さん「スノードームの世界」

さて、時期を外しすぎている感のある、昨日の代官山蚤の市とQ-TAさんの個展レポートですが、今晩もまたかなり以前のイベントを、今更レポートしておきたいと思います。
私の備忘録として、という意味ももちろんあるのですが、どちらも掲載せずに終わらせてしまうのがもったいないベントでしたので…どうぞお付き合いください。



11月29日土曜日…ほぼ一カ月前のことになってしまうのですが、この日は盛りだくさんの予定で、一日外出をしてまいりました。
まずは朝から京王閣にて、第六回東京蚤の市 へ。
この日は何といっても!!昨日も名前を出したかの、メルキュール骨董店 さんがご出展なさると聞き、是が非でもと馳せ参じたのでした。




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何から説明したものか…昨日の記事でも少し触れましたが、私がメルキュール骨董店 さんを知ったのは、前身のトロワ・ブロカントさんの時代でした。
たまたまどうしても欲しい品があり、検索していてたどり着いたのがトロワ・ブロカントさんで…それからずっと追いかけています。
先年トロワ・ブロカントさんは信州に店舗を構えられ、「メルキュール骨董店」と名を改められ、時期を同じくして名著「西洋骨董道楽」をご出版されました。
こちらもantique salonさんと同様、一度店舗に伺ってみたいと思いつつもなかなかかなわず、通販のみの利用しかしたことがないので、東京蚤の市にご出展なさると聞いた時は心躍りました。





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東京蚤の市自体は以前も訪れたことがありますが(紹介記事はこちらやこちらなど)、回を追うごとに人出が増しているようで、この日も30分前に会場についた時点で相当の行列…そして入場と同時にメルキュール骨董店さんへ向かったものの、ものすごい人だかり…
やはり博物系骨董品に強く、人気のお店ですから当然なのですが、もう押すな押すなの大盛況でした。
そのため、これ!といった写真は撮れず…あまりご参考にならないかもしれませんが、雰囲気だけでも伝わればと思います。

そんな中、店主様がたと少しだけお話することができ、目的のものも(星座早見盤以外は…)手に入れることができまして、大満足でした。
いずれ、落ち着きましたら購入品についてはブログでご紹介させていただきたいと思います。



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ただやはり…こういったものはバーゲンセールのようにあわただしく選ぶものではなく、ゆっくりと吟味しつつ落ち着いた環境でみるものかと思いますし…来年の春休みあたりには絶対に、信州のお店まで伺おう、と決心しました。
イベント会場ですら、この品揃え、素敵なレイアウトですから、きっとお店はさぞや、と思うにつけ、胸は期待に膨らみます。





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こちらはその後、伺ったantique daysさんのブースにて…。
前回、前々回と理化硝子をこちらのお店のブースで購入したのですが、今回は放出品がなかったとのことで、理化硝子はなく…。
その代り、画像に写っている時計の文字盤や、謎の什器を購入しました。
こちらのお店も関西なので、なかなか店舗へはうかがえず、けれどセンスがとても好きで…いつか必ず、と思っています。
こうした全国の気になるお店に出会える場としては、こういうイベントはとても有難いですね。



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あちらこちらと会場を冷かしつつ、けれども実はこの日、ひどい雨模様で会場は大混乱、大混雑。
お目当てのお店を覗いた後は、クールダウンして次のイベントへ向かいました。

そう実は…こちらも前日眠れなくなるほど楽しみだったイベント…。
西荻窪のセレクトショップ、ウレシカさん(サイトはこちら)で催された、加藤郁美さんの1day ギャラリー&トークイベント「スノードームの世界」に参加してきたのです。


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(C)加藤郁美
(画像はウレシカさんの公式サイトより)



加藤郁美さんといえば、名著「切手帖とピンセット」の著者であり月兎社を主催されている、個人的に注目していた方なのですが、実はこの日、私が敬愛する郵便配達夫「シュヴァル」の本を企画・担当なさった編集者さんだったと聞いて仰天しました…。

私は中学生時代にこの「理想宮」をたった一人で作り上げたこの郵便配達夫シュヴァルについて、ほんの短いテレビ番組での紹介を見てからずっと関心があり、いずれ彼のような仕事を成し遂げたいと思いながら思春期を過ごしてきたのですが、まさかそのバイブル的存在だった「郵便配達夫シュヴァルの理想宮」(岡谷公一著、作品社刊)の編集をなさっていたとは!!



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しかも…当日はシュヴァルのスノードームも拝見して感動。
もうここまで来ると、物欲はわきませんでした。
ただただ、お会いでき、お話を伺ったことがうれしく、幸せな時間を過ごせたことに感謝することしきりです…。
舞がってしまって、よせばいいのに自分の作品のポストカードなど押し付けてしまい、失礼をしてしまったのは後から少し後悔しましたが…スケジュールを無理やり開けて行ってよかった!と心から思いました。


…と、なんだか話がぶれてしまいましたが、当日の様子については私の素人写真や拙い文章よりも、こちら のエキサイトニュースの記事をご覧いただければ、様子が分かるかと…正直…興奮しすぎてうまくレポートができない有様です…。


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素晴らしいコレクションを実際に見て、触れて、そして加藤郁美さんによるスノードームの歴史のお話を伺いました。

やはり、圧倒されるのは加藤郁美さんの博識さ、そして「好きだ」と思った対象への愛と飽くなき探求心です。
スノードームも貴重なものを沢山拝見でき、とても勉強になりました。

こうしたものは私の作るオリジナルスノードームの世界とは全く別物です。
大量生産品、名もなき工場生産品ならではの、時代を写し取ったなんとも言えない魅力と愛らしさ…エフェメラルなものが好き、と仰る加藤郁美さんの美意識は素晴らしいと思います。
私もまた、個人的に好きでスノードームはいくつか集めておりますが、工場生産品には工場生産品の、手作り品には手作り品の、それぞれ異なる魅力があると思うのです。


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幼いころ、お土産物屋さんや、文房具屋さんや、玩具店の片隅できらめくなにかを見つけて、ああすてきだな、ほしいなあと憧れた、あの気持ち。

きっとそれは、今見れば他愛もないもので、価格的にもそれほど大したものではなかったかもしれません。
けれど幼かった自分の、なにか遠い存在に対する憧れ、夢の世界の片鱗が、そこにある気がするのです。
どこかにあって、どこにもない、そういう夢の世界の切れ端。
それは決して作為的な、完成度の高い作家ものに宿るのではなくて、日常的なにおいのする、手の届くものでなければなりません。
幼かった私の夢見た憧れの世界はどこかに必ず存在したもので、だからこそ現実の匂いがしなくてはならないのです。
スノードームにも、私はきっと、それを見出していたのだと思います。

私の作るスノードームのような手作り品は、作った人の夢の世界の具現である事に対し、こうした工場生産の市販品は、多くの人の夢の習合なのかもしれませんね。



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スノードームはその性質上、変質してしまう儚いものですが、手軽に夢の世界を感じられる、素敵な玩具…そんなことを再認識できた、とても充実したイベントでした。



・・・・・・


さて、明日の年内最終更新はまた、作品のご紹介で締めたいと思います。
ただし作品に関しましては、販売をする予定が今のところありません。
年内の最終更新ということで、スペシャルなものをご紹介したいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。



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by zabiena | 2014-12-25 22:55 | イベント・展覧会 | Trackback | Comments(0)