時計荘個展「夢の片鱗」特別コラボ作品その1「月に眠る」

諸事情によりブログの更新がだいぶ滞っております。
個展開催中はそちらを万事優先させていただいておりますので、ブログ読者諸氏には大変申し訳ありませんが、なにとぞご理解のほどよろしくお願いいたします。

さて、久々の更新ですが、現在シャララ舎にて開催中の個展「夢の片鱗」も大変ご好評をいただいておりまして、ようやく会期中盤に差し掛かってまいりました。
そろそろほかの店舗への定期納品と並行しつつ、追加納品分の制作も佳境に入ってきておりますので、ブログのほうもボチボチと個展初日に搬入した分の作品のご紹介をさせていただきたいと思います。

なお、既に初日納品分は相当数が完売となっております。
随時在庫から補充しておりますので、店頭分はまだたっぷりと展示販売品がございますが、ご紹介したものがすでに売り切れている場合もございます。
店舗在庫につきましては時計荘側では把握ができないため、詳細はシャララ舎へのお問い合わせをお願い申し上げます。

それでは、本日は個展に合わせて制作しましたコラボ作品についてご紹介いたします。


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時計荘として活動を始めてようやく1年がたちました。
これを記念し、以前より交流をさせていただいておりました「猫耳工廠」さんとのコラボ作品を製作いたしました。

猫耳工廠さんとは、私が以前個人的に客側として訪れたデザインフェスタに於いて作品を購入させていただいたことから、ご縁ができました。(当時のご紹介記事はこちら
この当時は私はまだ瓶詰のジオラマ制作を行っておらず、猫耳工廠さんのご親切、ご厚意を受け、種々のアドバイスなどもいただきながらその後瓶詰のジオラマを作り始めた経緯があります。
そんなわけで、いつかは猫耳工廠さんの作る繊細なフィギュアを、自分の作品にも使用してみたいという夢がありました。



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今回、その実現のきっかけとなったのは、「ささきさ」「ルーチカ」のとこさんからのご提案でした。

以前とこさんとのお茶の席で「時計荘さんのジオラマで、宇宙飛行士ってできないですか」ととこさんの発言を受け、その後どうしてもそのラインを作ってみたくなったというわけです。

とこさんの、
「月に落ちた最愛の宇宙機『ひてん』の弔いがしたい」
というなんとも切ない夢を、実現させるため、今回は猫耳工廠さんのお力を借りることができました。


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こうしてみると精巧すぎてうまくサイズ感が伝わりませんが…


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同じスケール(大きさ)で作っていただいた、潜水士がこの大きさ。…まさに職人芸ですね。
(潜水士は、宇宙飛行士をお願いした際、猫耳工廠さんのご提案で特別に作っていただきました)


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しかも、夜光塗料を塗布してあるので、それぞれ蛍光します。…感激しました。

そんな、素晴らしい世界に一体ずつしかないフィギュアを、ぜいたくに使って鉱物ジオラマを制作しました。
記事が長くなりますので、本日はまず、とこさんのお話をもとに制作した鉱物ジオラマ瓶をご紹介し、明日以降にまた、ほかの作品をご紹介したいと思います。


なお、この作品はとこさんのご厚意により、個展開催期間中、会場に展示されます(非売品)。
一人でも多くのお客様にぜひとも、この緻密さをご覧いただきたいと思います。


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鉱物ジオラマ瓶(中)「月に眠る」

鉱物:パキスタン産オイル入り水晶(Balpchistan,Pakistan)
ペルー産黄鉄鉱(RacracanchaMine,Tinyahuarcodistrict,

瓶サイズ:直径φ55×高さH110 mm





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月に落ちた宇宙機の残骸、その魂の残り火のようなオイル入り水晶と、墓碑のような黄鉄鉱。

抽象的な鉱物の取り合わせで、果たしてこれでとこさんの夢の片鱗は捕まえることができたのか、はなはだ不安ではありますが、個人的にこの取り合わせはとても気に入っています。

宇宙飛行士の足元にあるのは、パキスタン産のオイル入り水晶。
派手な蛍光ではないですが、紫外線でなんとも切ない色の蛍光を示します。
宇宙機の魂があるとしたら、こんな色なのではないかと思います。

もちろんこれは私の勝手な想像であって、ジオラマは説明能書きを垂れたりしませんので、見た方がいろんな物語を想起できるような、そんなジオラマになっていたらよいな、と思っています。



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この産地の黄鉄鉱は結晶の重なり具合が独特で、なんとも趣があります。
人の子の魂を弔うものではなく、宇宙機の墓碑…と聞いてまず、この黄鉄鉱を思い浮かべました。

添えたのは、アーカンソー州産の美しい水晶です。この取り合わせがなんとも情緒的で、私は好きなのです。
宇宙機のお墓…冷たく美しく、安らいで眠れる最後の静かな場所。


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勿論見どころは、今回特注で作っていただいた、猫耳工廠さん作の、小さな小さな、精巧な宇宙飛行士です。
彼女の持つメッセージボードにはいったい何が?
その足元のオイル入り水晶は、その言葉にこたえるかのように、ブラックライトで幽かな光を灯します。
それは、「ひてん」の命の残り火なのかもしれません。





人工の蓄光粒は、「ひてん」の残骸か、それとも星屑か…。

ブラックライトでの蛍光は…実はガラスの揺らぎがあるためあまりうまく撮影できていません。
こちらの作品は、会期終了後にとこさんのもとへ行くまで、シャララ舎に展示されます。
シャララ舎ではブラックライトの貸し出しもしておりますので、ご自由に蛍光を観察してみてくださいね。



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なお、シャララ舎は18日(月)が定休日の予定でしたが、ご好評につき臨時で18日も11時から15時まで営業予定です。
5月中、残りの定休日は25日(月)のみとなります。

また、20日にはご好評をいただきました人魚やシロクマ、紳士等のフィギュアなどを使用したジオラマ瓶とジオラマ電球数点と、猫耳工廠さんの宇宙飛行士フィギュアを使ったジオラマを一点、追加納品いたします。
こちらは開店と同時に先着順展示即売とさせていただきます。
この他の在庫も…ストック分含め十分な数をご用意し、随時補充しておりますので、どうぞごゆっくりお越しください。

20日は11時から2時間ほど、在廊させていただく予定ですが、平日のため、予定を繰り上げて帰宅する場合がございます。
個展最終日の31日(日)は開店から閉店まで在廊いたします。


どうぞご理解のほど、お願い申し上げます。


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それでは引き続き、シャララ舎にて、皆様のお越しをお待ち申し上げております。





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Commented at 2015-06-01 07:52 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by zabiena at 2015-06-15 22:56
>鍵付きコメント様
返信が大変遅くなってしまいまして申し訳ありませんでした。
いつも本当にありがとうございます。
お越しになれなかったのは残念至極ですが、当方は細く長く活動してまいりますのでまたいつかの機会に、ぜひ^^

個展が終わりましたその流れで11月に企画展が決定したのは告知の通りです。
ブログ読者様には大変心苦しいお知らせでもあるのですが、昨今活動範囲がじわじわと広がってきておりますことも鑑み、今後無理なく丁寧に続けていくことを第一に考えてデザフェス出展は見合わせ、ブログも個人的な投稿のみとして作品は今後HPのほうでご紹介していくこととなりました。

今後も細々と活動を続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
by zabiena | 2015-05-12 01:21 | 鉱物ジオラマ | Trackback | Comments(2)