「 博物蒐集家の応接間 蜜と毒 気配」渋谷notria.へ

個展が終わり、後片付けもひと段落し、新宿の東京国際ミネラルフェアにも出向いて用事を済ませ、ほっと一息の小休止です。
土曜日、とても楽しみだったイベントに行ってきました。



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『 Salon d'histoire naturelle 博物蒐集家の応接間 蜜と毒 気配 』
期間:2015年6月6日(土)~6月9日(火) 入場無料
場所:渋谷 notoria. 
   〒150-0041 東京都渋谷区神南1-10-7 テルス神南4F  TEL & FAX : 03 3780 5570
時間:土日 12時~20時  月火 13時~20時(最終日は ~18時)
参加ショップ:Landschapboek/ メルキュール骨董店/dubhe / 鉱物アソビ
       Ô BEL INVENTAIRE /noterai./antique Salon
主催・企画:antique Salon
(敬称略)

公式ブログはこちら
(参加ショップの詳細な紹介等あります。
画像を眺めているだけでも楽しい・・・必読です)



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以前名古屋のantique Salonさんで催された初回の「博物蒐集家の応接間」(当ブログでの紹介記事はこちら)は大盛況のうちに幕を閉じた模様でしたが、早くも第二弾を、なんと今度は東京渋谷にて開催。

千葉在住の身にはやはり名古屋は遠かったわけですが、渋谷でとなればこの機を逃す手はありません。
とはいえ、諸処の事情により到着したのは閉場間際の6時半。
それでもかなりの人出で会場は賑わっていました。

会場はショップとギャラリーの2会場を使い、素晴らしい品揃えと美しいディスプレイが用意されていました。
ギャラリーの方は撮影可ということで、どうやら午前中は写真を撮れる状況ではなかったようですが、私の行った時間にはギャラリーは既に落ち着いており、何枚か写真を撮ってきましたのでご紹介させていただきます。
(写真撮影はほかの方のご迷惑にならないようご配慮ください。ぜひ、会場にいらっしゃるスタッフの方に一声おかけください)


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まず、目を引くこちらのコーナー。
金子國義画伯の絵は複製画ではなく正真正銘のオリジナル!!なんという豪華な展示でしょう。
並ぶ博物趣味の小物たちも気品に溢れ…応接間というより私にとっては「祭壇」のようなものに感じました。

個人的な話になりますが、私の博物趣味の根っこの一つに、澁澤龍彦邸の広間にあるキャビネ・ド・キュリオジテがあります。
高校生の時分、文芸誌の特集か何かで見た記憶があるのですが、故・澁澤龍彦氏の私邸の広間にかけられた金子國義画伯の大作と、同じ部屋にある驚異の棚の対比の見事さ。
気品あるエロス、妄想と現実の入り混じるファンタジー、高校生の私にとっては衝撃でした。



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未だにその衝撃は尾を引いておりまして、私は氏のような強烈な知性や才能を持ち合わせているわけではもちろんありませんが、一つの完成形としての憧れはずっと持ち続けています。
そんなわけで、この空間に立ったときにはまるで、自分の妄想が具現化して迫ってきたような、不思議な感覚を得ました。

以前の名古屋で行われたantique Salonさんでのイベント時にももちろん金子画伯の絵は飾られており、その気高い芸術性が会場に気品を与えていたことは間違いありませんが、今回のような、ギャラリー展示となると一つの空間のまとまりが凄みとなり、迫ってくる気がします。
金子画伯の訃報以来、複雑な心境を抱える彼の信奉者への、一つの鎮魂の儀式にすら思えます。



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知性と気品と退廃とが絶妙なバランスで交じり合う、ここは気高き「博物収集家」の応接間なのですね。
このギャラリーの展示(もちろん販売もされています)を一目実際に見れただけでも千葉の地からのそのそと上京した甲斐は十分にありました。


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興奮していたためにあまりピントが合っておらず無念ですが、今回初参加の 鉱物アソビさんによる鉱物の展示も素晴らしかったです。
ショップの方では買いやすいお値段の鉱物が並んでいますが、こちらは気迫の違うアルプスの煙水晶…


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そしてこちらはスペイン産のカラーレスの蛍石。
佇まいの美しさはさすが、鉱物アソビさんのセレクトならでは。石の価値以上にその佇まいの美しさはいつもながら、流石のセンスです。
これはやはり、標本としてだけではなく、「石を飾る」ことに新しい提案をし続けている鉱物アソビさんならではの感覚だと思います。


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notoria.さんのアイコン的存在であるマヌカンは、この屋敷の主人なのでしょうか。
あどけない少年の眼差しにすら、この空間にあっては憂いを帯びたデカダンスを感じますね。


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饗応の余韻か、それともこれから訪れる客への準備なのか。

夢の世界を現実に持ってくるとどうしても陳腐になりがちですが、この「全て本物」で出来た空間は素晴らしいです。
時を経たものだけが持つ、偽らない美しさ。
私の拙いカメラ撮影ではとてもお伝えできる気がしません。


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言うまでもなく、このように本物を集めて全国から博物アンティークを扱うお店がそろい踏みする機会は滅多にありません。
当ブログの読者諸氏皆々様にも、この機会をお見逃しのないよう、おすすめする次第です。
もちろん私も…「見るだけ、見るだけ」と呟きつつも散財しました…。
いずれ購入した品と、その扱い店舗についてはまたご紹介させてください。
個人的な今回のおすすめは…antique Salonさんの、ガラス管に入ったもぐらの頭骨、dubheさんのクランツ商会の古い結晶モデル、Ô BEL INVENTAIREさんの鉱物とアンティーク雑貨のセット...どれも素敵で、手の届くお値段でした(ギャラリーに並ぶ素晴らしい品々に比較して、です…)。私が訪れた時間にはまだ何点か在庫はありました。


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只今サイトの準備に追われておりまして、こちらのブログの更新はこれからまばらになると思います。
先日お知らせいたしましたとおり、これから作品紹介等は新しく作るHPのほうでさせて頂く所存です。
HPが完成後にはこちらのブログは訪れたイベントやコレクションの紹介、お店や展覧会の紹介などに特化させて頂く私的ブログとなります。
また、納品情報等はTwitter(@yuri1117)及びインスタグラム(@tokeisou_zabiena )が一番早くお知らせできるかと思います。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。



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by zabiena | 2015-06-08 14:30 | イベント・展覧会 | Trackback | Comments(0)