カテゴリ:鉱物( 116 )

f0280238_20270386.jpg



ご報告が遅れましたが、博物ふぇすてぃばる!にてエントリーしておりました「ガクモンからエンタメ!」では時計荘は一日のみ出展枠(2日間両日出展枠の方々とは別のエントリーとなっております)にもかかわらず、合計11票のご投票をいただきまして、見事順位発表に掲載されることができました。
当日当ブースへお立ち寄りくださった方々、ご投票くださった方々には深く深く、御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。

来年の博物ふぇすてぃばる!に参加できるかどうかは…諸事情により正直微妙なところではあるのですが、これを励みに今後の催事におきましてもますます精進させていただきたいと存じます。
今後とも、時計荘の活動を暖かく見守ってくださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。


・・・・・・・



f0280238_21531875.jpg


2,3か月に一度の頻度で訪れている、東十条の不思議なカフェ、Cafe SAYAへ。
今回は蛍石八面体劈開ワークショップの参加をしてきました。
実は劈開ワークショップは二回目の参加です。
(一回目の参加記事はこちら

このワークショップは大変人気が高いようなので、2回目の参加は初めての方を押しのけての予約にならないよう…と思い、予約開始から1日経った時点でしたので、今回は最終回の5時~6時半の回でした(私は1回目の回に予約を入れることが多いので、これは結構イレギュラーです)。
が、その結果、ずっとお会いしたかったpatati patataのくつ箱さんとお会いするという嬉しい偶然も…。

この回も満席の大盛況でした。やはり、八面体の吸引力はすごいですね。


f0280238_21531916.jpg


当日は「ルーチカ的博物學のススメ」と題されたディスプレイがお店の一角にしつらえてありました。
博物趣味の人間にとってはたまらない小道具の数々…ですが、個人的に気になったのはこれ。



f0280238_21500288.jpg




ちょっとわかりにくいのですが…500円硬貨くらいの大きさの、薄型LEDライトです。

今まで鉱物を観察するために下からのライトアップは今までIKEAで購入した黒縁のLEDライトを使っていました。
趣味で鉱物を見て楽しむ時間は私にとって非常に大切な時間なので、小道具にも大いにこだわって美しい時を楽しみたいのですが、意外にこうしたものでシンプルで邪魔にならないデザインのものは少なく、IKEAのものも探しに探して…と選んだものです。
が、元の用途はクロゼットなどにつけるライトですから、表面がわずかながら球面になっており、繊細な標本を載せるときは少し注意が必要でした。

そんな事情があって、ディスプレイされていたこのコイン型LEDライトのこのシンプルさは使い勝手がよさそう…と見ていたのですが、店主のSAYAさんから、後日きらら舎(Cafe SAYAのネット通販)にアップするよ、とのご紹介が。
本日より販売されている模様です。(サイトはこちら、きらら舎のブログでの紹介記事はこちら
私も早速購入しましたので、またいずれご紹介しますね。
なお、こちらのコインライトは電球色のため、白熱灯下でカラーチェンジするニューメキシコ州産蛍石などの変色を観察できるようです。逆に、そういった効果が気になる方には向かないかもしれません。



f0280238_21533800.jpg


さて、本日のソーダ…。
スペシャルメニューで「時計草」があるとのこと!
さっそくオーダーしました。

我が家では今年、時計草の実は不作で、あの酸っぱいソーダは今年は味わえていませんでしたが、思わぬところでパッションフルーツの甘いソーダを味わえました。


ソーダを飲みながら、劈開に沿って蛍石を割っていきます…。



f0280238_21500474.jpg

私が割った蛍石たち…。
イリノイ州産と中国産です。ニッパーで割っていったのですが、いびつですね…。

今回はかけらから八面体を割り出すのではなく、いびつな八面体を利用してさらに小さな八面体を割り出すワークショップでした。

近頃は自宅でも劈開割りを練習しているのですが、主に私が使っているのは鏨なので、ニッパーで割っていくのはなかなか難しかったです。
が、カフェでほかの方々と向き合って割るのであれば鏨は破片がかなり飛ぶので危険(まして飲食物などがテーブルにある状態では厳しいかもしれません)ですし、テーブルや自身の指を傷つけることもありますので、向かないのかもしれません。

個人的には入門編はニッパーで始めるのが良いかと思います。少ない力で割れますし…。
ただ、ニッパーで割る場合はやはり、中国産などの劈開がそろっていない産地のものは性格には割りにくいかもしれません。
イリノイなどのきれいに劈開に沿って割れやすい産地のものはペンチで十分、楽しく作業ができると思います。
まあでも…そのイリノイの塊やかけらを入手するのがなかなか厳しいわけですが…。

確実なのは、こうしたワークショップに参加して、劈開割りをしたことのある人にコツを目の前で教わるのが一番でしょう。
私も頭の中で図形の展開などできないタイプなので、小冊子の図入り説明はとても分かりやすいと思いました。
慣れればどこに刃を入れればいいのかはすぐつかめるようになると思います。

ちなみに、今回も割った石を入れる瓶と、リーフレットがセットとなっており、持ち帰ることができました。
こういった小道具も、嬉しいですね。



f0280238_21500471.jpg



f0280238_21495913.jpg



カフェにはイリノイやニューメキシコの八面体も売られていました。
イリノイのものはSAYAさんが割られたものだとのこと。
あれだけの数を割るのは大変だと思います。さすがですね。



f0280238_21500148.jpg



個人的に勉強になったのはやはり、SAYAさんの蛍石についてのお話でした。

このところ私もイリノイ産蛍石の塊をひたすら割っていたりするのですが、その中に蛍光するものが含まれていて、その蛍光についてあれやこれやとお話を伺いました。
石自体が青白く光るのは間違いなく蛍石自体の蛍光で、不純物による蛍光についてはまだ、調査中なのだとか。
蛍光する蛍石自体はほかの産地のものもありますが、八面体で、となると中国湖南省かイリノイ州産か、というところとなるわけで、そうなると断然、通常の状態がすきとおって色とりどりのイリノイに軍配が上がりますね。

私のほうでも蛍光するイリノイ州産蛍石はそれほど手持ちが多いわけではありませんが、今後作品に使えるようなレベルの八面体に整形できるよう、腕を磨こうと思った次第です。
塊自体ではまったく標本としては価値のない、見た目にも美しいとはいいがたい蛍石が、八面体になった途端に美しく幻想的な姿を見せるのはまったくもって不思議で感動的ですね。
いずれ、その蛍光も、ブログにてご紹介しようと思っています。


f0280238_21500349.jpg


話し込んでいて今回、写真をあまり撮れませんでしたが…
今後の制作活動に十分生かせるような素敵なお話を伺って、大満足の「おひとりさま時間」でした。

Cafe SAYAは小さなお店ですので、訪れる際には予約をされたほうが安心です(満席でもお買い物のみはできるようですが、食事・ワークショップのためには予約が必須です)。
明日土曜日は夏休み最後のカフェ営業日で、本日23:00pm現在まだ1席のみ空席がある模様です。
お時間のある方はこの夏最後の思い出に、ぜひ。



にほんブログ村 コレクションブログ 鉱物・岩石・化石へ
にほんブログ村
↑ランキングに参加しています。ボタンを押してくださると、更新の励みになります。

[PR]
by zabiena | 2014-08-29 22:59 | 鉱物 | Trackback | Comments(0)

先日、鉱物barへ赴いた際、フジイキョウコさんのご紹介にてnoir lapinさん(Twitterアカウント→noir_lapin)という方とお会いすることができました。
そして…世にも素晴らしいものを拝見してしまいました。

こちらは本当に私の拙い文章など邪魔になってしまうような素敵な作品ですので、実物の素晴らしさには遠く及びもしませんが、当ブログの読者諸兄にもぜひともその素晴らしさをお伝えしたく…、まずはこちらの、ご本人が撮影された動画をご覧ください。










お分かりになりますでしょうか。
蛍光鉱物を観察するための箱ですが、なんとも抒情的で泣きたくなるほど美しい、素敵な作品です。

古びた木箱の中に蛍光鉱物を入れスイッチを入れると、ブラックライトが点灯し、オルゴールとともにゆっくりと回転します。
その姿をそのまま眺めても素敵ですが、なにより、ふたを閉めてレンズからそっと覗いた時の、その美しい光景…。
実物を拝見して息がとまるほど、泣きたくなるほど、感動しました。
やはり石は、自然は、人の子の手の届かない神の領域の芸術です。
そしてそれを美しいと感じ、礼賛し、憧れと尊敬をもって、身近で愛おしむ人の心の、なんと切なく優しいことか。
こういったものを、労を惜しまず作る人がいる、ということにも、感動してしまいました。

noir lapinさんは本業をほかにお持ちの方で、こういった作品を専門に製作・販売しているクリエイターさんではありません。
だからこそ純粋に鉱物を愛し、その美しい姿を眺めていたいという、切なる思いがこんなに素敵な形となったのかと個人的には思います。
営利的な目的では決して到達することのできない、物に対する愛情や憧れに満ちた、素敵な作品です。

実際、この作品を作り上げるまでにかかる労力、加工に耐える資材の調達などを考えると、なかなか商売にはできない、とのこと。
それはそうだろうなあ…と、まったくもって割に合わない鉱物スノーグローブ作りに血道を上げる鉱物好きとしては、深く頷いた次第でした。(本当はスノーグローブだけ延々と作っていたくても、やればやるほど赤字が膨らむので他のものも作り始めたという経緯が私にもあります…今では他の物も作るのは大変、楽しくやりがいがありますが…)


そんなわけで、こんなにも素敵で、ぜひとも欲しい!!!と熱望する人が続出するであろう素敵な作品ですが、今は販売の予定などはめどが立たないそうです。
物欲の権化の私としてはかなり惜しくもありますが…一度でもその姿を拝めただけでもとても幸運です。
が、また同時に、その姿をしばし記憶にとどめておきたくて、カメラの腕のない私の撮影では魅力がお伝えしきれないのは重々承知ですが、何枚か撮影をお願いし、ブログへの掲載とご紹介の許可をいただきました。



f0280238_22032909.jpg


この状態ですでに、素敵です。
外側の箱は古い顕微鏡の箱に手を入れたものだそうです。
時を経たものだけが持つ、しんとした佇まいが、物語を予感させます。

中を覗くレンズから漏れ光る紫外線も神秘的ですね。



f0280238_22033167.jpg




f0280238_22033081.jpg


こちらはふたを開けて蛍光鉱物を入れたところ。
鉱物は上がロジャリー産の母岩付蛍石、下がオイル入り水晶。
どちらもnoir lapinさん所有の鉱物です。

中には黒い背景に蛍光塗料の星が描かれており…ねじを巻くとオルゴールの曲とともにゆっくりと台座が回転します。
曲は「星に願いを」。
胸が締め付けられるような、切なく美しい光景です。
こんなものを眺めながら夜、眠りについたらさぞかし、素敵な夢が見られることでしょう。
いつまでもいつまでも、眺めていたくなります。

この美しさを見てしまうと…この日鉱物barにて自分の購入した鉱物を入れてみたくなり…noir lapinさんのご厚意により、私の購入した透石膏と玉滴石も入れて撮影させていただきました。




f0280238_22003287.jpg


まずは砂時計構造の蛍光する透石膏。
こちらは蛍光する部分がまるで砂時計のように対称形です。
この不思議な蛍光と、この蛍光鉱物観察箱の物語性はとても似合う気がします。



f0280238_22033235.jpg


f0280238_22033348.jpg



こちらは玉滴石。
水の湧き出る泉のような石で、透明な部分が淡く蛍光します。
…こちらは、うまく撮影できなかったのですがレンズから除いた時の美しさに息を飲みました。

もちろんこの石自体も魅力的な存在ではあります。
が、ただブラックライトの下にこの石を置いただけでは、ここまでの感動はなかったことでしょう。
自宅で蛍光鉱物を観察するときというのは、夜寝る前に枕もとでライトをつけてみる、程度だったのですが…この作品の中に鉱物を置いた瞬間、それは「鉱物標本」の域を遠く離れた一つの物語へと昇華します。
もちろん、鉱物標本の観察としても「暗いところで紫外線を当て、全方向から観察できる」という、理にかなった環境ではあるわけで、そのあたりにもnoir lapinさんの鉱物に対する愛を感じますね。



f0280238_22032893.jpg
(鉱物barのオリジナルカクテルたちと共に)




ものづくりや芸術とは、何も一部の職人たちや商業的に成り立っているプロのアーティストたちだけのものではないはずです。
美を深く追求し、手を抜かず一切の妥協をせず、愛と敬意をもって一つの作品を作り上げるというのは、まぎれもなく一つの芸術であるわけで、それが商用利用できるかどうかはまた別のお話です。

noir lapinさんの卓越したセンスと、たゆまぬ努力と探求心に、心からの喝采を送るとともに、これからのご活躍にも大いに期待したいところです。

また、こういった機会を下さったフジイキョウコさんに心から感謝するとともに、石を楽しむということを開拓し続けるラボラトリ、鉱物アソビの活動に今後もますます注目していきたいと思った、そんな素敵な夜でした。

鉱物を愛する人たちが一堂に会する不思議なbarではやはり、不思議な魔法の夜を過ごせるものなのかもしれませんが、あの日私にかけられた魔法が解けるにはまだまだ、時間がかかりそうです。




にほんブログ村 コレクションブログ 鉱物・岩石・化石へ
にほんブログ村
↑ランキングに参加しています。ボタンを押してくださると、更新の励みになります。

[PR]
by zabiena | 2014-08-26 22:41 | 鉱物 | Trackback | Comments(0)





f0280238_22125044.jpg


イベントが終わって一段落。
という間も無く、次の催事のために発注していた資材や鉱物が届き始めています。
それを整形したりクリーニングしたり土台作りをしたりなど、地味な仕込み作業が続くのですが、本日は届いたばかりのニューメキシコ州産の蛍石(ラフカット)たちを、クリーニング・加工する前の記念撮影してまいりました。



f0280238_22192747.jpg



f0280238_22192880.jpg



青い蛍石といえば、なんといってもイリノイ、そしてフランス、スペイン、最近では内モンゴル産のものなどが有名で、ニューメキシコ州産のものは一段落ちるようなイメージが有りますが、今回届いたのはニューメキシコ州でもよく流通しているブランチャード鉱山のものではなく、ガリーナ鉱山のもので、かなり青が濃いラフカットばかりです。




f0280238_22194709.jpg


なぜ、「クリーニング前」に記念撮影なのかといえば…こうして水に浸して撮影してみたかったから…。
この後、洗いなおして丁寧に汚れを取り、クリーニングをするので、その前のお遊びです。
あまりにも、青が濃くて素敵だったので、加工する前に記録しておきたかったのでした。



f0280238_22194787.jpg

夏の強い日差しの下なので、室内で見るとまた印象は異なるかもしれませんが、このように色が濃いラフカットはなかなか手に入りません。まあ…その分ニューメキシコ州産蛍石にしては大分お値段が張るのですが、それでも納得してしまうくらい、この青はたまりませんね。
手に入る時に買っておかなければ出会えないものなので、今回は博物ふぇすの売上をつぎ込んで頑張って仕入れてきました…。

これからの作品、大きさ的にはジオラマ瓶やジオラマ電球に使えるかな、と思っています。
スノーグローブに入れるには少し、小さいかもしれません(このクラスのものでスノーグローブに入れられるくらいのものとなると…お値段的にもだいぶ厳しいことになりそうです…)。


f0280238_22145790.jpg



f0280238_22292232.jpg




f0280238_22292320.jpg



f0280238_22324222.jpg


以前ご紹介したイリノイの青い蛍石のラフカットよりも透明感は少し劣りますが、何しろ存在感が素晴らしいですね。
…劈開に沿って八面体に割ってみたい…とも思ったのですが、ここまで青いラフカットは手に入りづらい(逆に八面体は高いけれどお金さえあれば買えなくもない)ので、このまま使ってみようと思っています。


f0280238_22145885.jpg


さて、暑い暑い夏休みも後わずか。


…となれば、勿論あのイベントが気になります。



f0280238_22352480.jpg
イベントサイトより)


今年も、夏休み恒例のイベント「鉱物bar」が、例年通りGallery みずのそら(公式サイトはこちら)にて催されます。
鉱物barは「鉱物アソビ」「鉱物見タテ図鑑」の著者であるフジイキョウコさんが主宰するラボラトリエ「鉱物アソビ」のイベントで、今年で七回目を迎えます。


鉱物bar vol.7 「結晶実験室」
 2014,8,22(金)~31(日) 15:00~21:00(最終日20:00 月・火休)
 於 Galleryみずのそら(公式サイトはこちら




私は転勤族で妊娠出産を挟んだため、初期のイベントに入ったことがないのですが、千葉に越してきてようやく育児に余裕が出てきたここ2年ほどは毎回、楽しみに通っています。(昨年の紹介記事はこちらこちら
どうやら今年は理科硝子がたくさん展示・販売される様子で、理科趣味・博物趣味の方にはとても興味深いないようなのではと思います。
結晶実験室、との表題にはやはり、今年が世界結晶年であることも由来しているのでしょうか。
今からワクワクしています。

毎年、barであるのは承知しつつも、幼子を抱える身で夜は外出できなかったので、昼下がりに明るいテラスの脇の喫茶室でお茶と涼菓をいただきながら鉱物を眺めていたのですが、今年は夫の協力により初めて、バータイムに伺うことができそうです。
下戸の身では気分だけにはなりそうですが、今からとても、楽しみです。

石と理科硝子にご興味のある方はぜひ。



にほんブログ村 コレクションブログ 鉱物・岩石・化石へ
にほんブログ村
↑ランキングに参加しています。ボタンを押してくださると、更新の励みになります。


[PR]
by zabiena | 2014-08-20 22:51 | 鉱物 | Trackback | Comments(2)

f0280238_21525973.jpg


本日は朝から先ほどまでいろいろありまして、既に眠くて頭が回りませんので、鉱物のご紹介だけをざざっと。
恥かきついでに、先日取り違えた鉱物ラベルのものです。



f0280238_21554967.jpg




苦灰石・黄銅鉱 / Doromite with chalcopylite
Cavnic,Maramures Country,Romania




f0280238_21574495.jpg



どことなく、珊瑚を連想させるような白い石の部分が苦灰石、共生している金属部分が黄銅鉱です。
地味な石ではありますが、陽にあてると苦灰石はキラキラと煌めいて、夏を連想させます。
華やかさはありませんが、静かな入り江の海の底をなんとなく、思い起こさせますね。


f0280238_21564435.jpg


前回、知った被って大恥をかいた黄銅鉱ですが、こちらもほとんどの部分は風化し酸化して錆びたような色合いになっていますが、ところどころでもともとの色合いを見つけることができます。
こうしてみると確かに、黄銅鉱ですね。



f0280238_21525973.jpg


単体で見るとなんてことない石なのですが、あれやこれやと組み合わせて飾ってみるとなかなか雰囲気がある・・・と思っています。
ので、これもやはり、そのうち何かに仕立てよう…と思っています。
ただ今は、優先順位の高いものが立て込んでいるので、まだまだ先のことになりそうです。

なんやかんやで印象深く、苦灰石と緑簾石にかんしては、ばっちり今後は間違いなく観察できそうな気がします(笑)



にほんブログ村 コレクションブログ 鉱物・岩石・化石へ
にほんブログ村
↑ランキングに参加しています。ボタンを押してくださると、更新の励みになります。

[PR]
by zabiena | 2014-07-04 22:14 | 鉱物 | Trackback | Comments(0)

インド産緑魚眼石たち

f0280238_21403664.jpg




漸く我が家のネット環境が安定しました。
ついでに入居から二年以上たって、ようやくケーブルを入れたという…テレビを見ない生活になれていたので、ヘンな感じです。
相変わらず民放は見ない感じですが、BSや海外の番組(NHK BSプレミアムやナショナルジオグラフィックやディスカバリーが好きです)が見られるのはうれしいです。

本日は久々に都内へ買い出しに行き、必要なものを揃えてきました。

…というのも、あれやこれや考えた末、博物ふぇすには若い方にも気軽に買える感じの価格帯のものを持って行きたい、と画策しているのです。そのため、今まで扱ってこなかった資材が必要なのですね。

資材がぼちぼちそろってきたので、もうしばらくしたら、博物ふぇすに持って行くために新たに作っているそんな作品たちなどをご紹介できると思います。
それまではもうしばらく、鉱物やその他のもののご紹介が続きますが、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、それでは本日の鉱物のご紹介です。





f0280238_21403548.jpg




魚眼石 / Apophylite
India
珪酸塩鉱物 正方晶系・斜方晶系
KCa4[(F,OH)│Si8O20]・8H2O




f0280238_21411487.jpg



以前にも何度かご紹介したことのある石ですが、蛍石・水晶に並んで好きな鉱物なので博物ふぇすに向けて、新宿ショーで新たに幾つか買い足してきました。

これは「多分、プーナのもの…だったような…気がする…」と店主が言っていたものです。
なんでそんなに自信なさげなのかというと、そのお店はインドの業者さんで、インド産のものしか扱っていないのですが、価格が控えめな代わりに詳しい産地が分からない(大箱でどーんと仕入れてどーんと売る、細かいこと判らないので安くしてある代わりに一切値引きはしないよ!な感じ)という…非常にある意味インドらしい業者さんなのです。

魚眼石には無色透明、緑、黄色、ピンク、などいろいろな色のものがありますが、こちらは私の好きな翠色の魚眼石。
角度によって魚の眼のようにギラリと光ることから名づけられた石ですが、緑のものはそこまでギラギラ、という感じではないです。
その代わり結晶の形が揃うと緑魚眼石は非常に高価です…が、この標本たちはそこまで粒ぞろいではないため、そこそこお値ごろで加工しても惜しくない程度。大箱の中から選りすぐって仕入れてきました(そんだけ沢山の中から選んでいいものだけもってくんだから、値引きはしないよ!!と毎回言われます…)。

まるで淡い緑の花が咲いたような美しさ。


f0280238_21411365.jpg




母岩とのコントラストも素敵なのですが、少しクリーニングしてから使う必要がありますね。
ジオラマにはそのまま使えそうですが、スノードームに入れるとなると母岩は少し削らなくてはならないかもしれません。
只今、検討中です。



f0280238_21410502.jpg


花の形に見えるものも。
岩場の陰にこんな石を見つけたら、その年はすごく幸せな気持ちで過ごせそう…などと想像してしまいます。


クリーニング・母岩整形後に作品に仕立て、博物ふぇすに持って行くつもりです。




にほんブログ村 コレクションブログ 鉱物・岩石・化石へ
にほんブログ村
↑ランキングに参加しています。ボタンを押してくださると、更新の励みになります。

[PR]
by zabiena | 2014-07-03 22:04 | 鉱物 | Trackback | Comments(2)

千葉市では今日は、急に降ったかと思えば晴れ間が広がって快晴となり、すぐにまた豪雨、という不思議なお天気の一日でした。
いい加減に撮影を済ませないと…と焦っていた博物ふぇすてぃばる!用の撮影を、ほんの一時の晴れ間のうちにやっと済ませました。


f0280238_17503665.jpg


博物ふぇすてぃばる!では販売ブースには「ガクモンからエンタメ!」なる企画への参加が義務付けられており、これは出展者が博物学、科学、学問、に熱意を持って制作しているかどうかの目安となっているようなのですが、何分、初めてのイベントなので、出展者側も手探りです。

時計荘では、私個人の頭のおかしい量の八面体コレクションを簡単な解説とともに展示することにしました。



f0280238_18083804.jpg




上の画像二点のものは先日ご紹介したイリノイ州産、ビンガム産の八面体蛍石劈開標本です。

…前回だしていなかった瓶もいれてあります。
実は前回画像に写っていない隠し玉はまだありまして…たくさんの方がいらっしゃる会場にはお持ちできないとっておきの秘蔵品もあったりしますが、今回は小さな子お子さまがたもいらっしゃるイベントですから、万が一のことも考え、人前に出せるレベルでなるべく綺麗なものを見繕って瓶に入れてみました。

何故瓶入りかというと…やはり素手で触れたことによるトラブルの発生を避けるためです。
楽しいイベントですから、お互い気持ちよく過ごせる展示を選んで、こういった形にさせていただくことになりました。

イリノイ州産のほうで剥き出しになっているものも、当日はガラスの箱(もしくはガラスドーム…まだ検討中です)に入れさせていただくと思います。



f0280238_21531642.jpg



こちらは、中国産。
この他にポリッシュのものも結構あるのですが、なんとなく磨き加工がないものを選んでみました。
中国産は人気があまり…というところですが、中には美しい水色のものもあって、なかなか涼しげで個人的には好きです。

…が、数を見てお分かりの通り、イリノイへの愛には届きません(笑)
こちらはすべて、写真に写っている瓶に入れて展示します。




f0280238_21563558.jpg




こちらは、ドイツ・シュヴァルツヴァルト産の八面体蛍石。
この産地の八面体は非常に珍しいと思います。
こちらの紹介記事は過去に書いておりますので、詳しくはこちらをご覧ください。

こちらも、画像の瓶に収めた状態での展示とさせていただきます。


f0280238_22131582.jpg


本当は、こういう風に、ざらざらっと並べて展示できたらいいのですが…さすがに危険なので断念しました。
せめてこういう、蛍石酔いするようなポストカードを作って販売しようと思っているのですが、…今日の画像よりもう少し、よいものが取れたら差し替えたいと思っているので、もう少し頑張ってみようと思います。


f0280238_22173066.jpg



この他、後日またご紹介いたしますが、自分で割り出した少し小さめなイリノイ八面体や劈開時の欠片を少し綺麗な色が出るよう割りなおしたものを使って、ちょっとした作品(ガラス製の円筒に詰めたものなのでオーナメント…という名目ではありますが、ペンダントヘッドにもできると思います)に仕立てて販売予定です。
博物ふぇすてぃばる!は少し若い年齢層を想定し、それに合わせたものを新しく何種類か、作っていく予定です。
…頑張ります。

・・・・・


お知らせです。
明日は通常通り更新予定ですが、7月1日~2日は自宅のネット回線の工事のため、ブログ更新をお休みさせていただきます。
どうぞご容赦くださいますよう、お願いいたします。


にほんブログ村 コレクションブログ 鉱物・岩石・化石へ
にほんブログ村
↑ランキングに参加しています。ボタンを押してくださると、更新の励みになります。

[PR]
by zabiena | 2014-06-29 22:23 | 鉱物 | Trackback | Comments(0)

モロッコ産バナジン鉛鉱

f0280238_21213261.jpg



久々の更新なのですが、本日は「儚さ」「透明感」などのフレーズからは少しずれたところにある、けれど私のとても好きな石「バナジン鉛鉱」のご紹介です。


f0280238_21242491.jpg



バナジン鉛鉱 / Vanadinite
TAOUZ-Mine,Sahaea,Morocco
バナジン酸塩鉱物 六方晶系
Pb5(VO4)3CL



鮮やかな朱色、六角柱の結晶が黒い二酸化マンガンに映える、美しい標本です。
この取り合わせにはハッとしますが、これはモロッコのタオズ鉱山で採れるバナジン鉛鉱の特徴だそうです。
真っ白な重晶石に朱、という取り合わせも実は今、手元にあるのですが(これは後日更新予定)この組み合わせといい、なんとも自然の造型というのは人の子の手の届かない高みにある、と感じます。





f0280238_21262685.jpg


蛍石や水晶のような儚さ、繊細さとは違い、自然そのものの力にハッとさせられるようです。
私は雨後のキノコを観に行くのが好きなのですが、森の中で鮮やかなキノコに出会った時に息をのむあの感じに似ています。
恵みの雨を受けていのちを謳歌している、初夏の森の中を想像してしまいます。

このところ、なにやら不調が続いておりまして、そんなときに美しく儚い石を眺めてるのはもちろん、心癒されるひと時なのですが、自分の力ではどうにもならない問題を抱えて立ち尽くす時、ふとこんな力強いコントラストの石を思い出しました。



f0280238_22144167.jpg



ちなみにこの標本は以前、ミネラルショーで馴染みのドイツの業者から購入したものなのです。
以前にも書いたかもしれませんがそのお店、とても品揃えが好みでしかもリーズナブルなのですが…アクリル板にがっちりとホットボンドで接着し、きちんと陳列、というのはお国柄なのでしょうか…。
ミュンヘンショーなどではどうなのか、一度でいいので見に行きたい、と思っています。



f0280238_22181819.jpg


このところ、人のやさしさが身に沁みています。
困った時、辛い時にそっと手を差し伸べてくれる優しい人々に私は恵まれているのだ、と思うと感謝の気持ちでいっぱいです。
日々、困難なことはありますが、無理をせず、できることをできる範囲で、していきたいと思っています。
優しいお気遣いをいただいたすべての皆様、本当にありがとうございます。
なかなかまとまった時間が取れずお返事等滞っておりまして大変申し訳ありませんが、気長にお待ちいただけたら、ありがたく存じます。


さて、数日前から書いておりますが、このところ我が家のネット環境が最悪でして、この更新も画像のアップロードに相当の時間が掛かってしまいました。
本日、新しい回線の申し込みをして、7月2日に工事・開通の予定です。
それまでは多少、更新に不備も出ると思いますが、どうぞご容赦のほど、お願いいたします。



にほんブログ村 コレクションブログ 鉱物・岩石・化石へ
にほんブログ村
↑ランキングに参加しています。ボタンを押してくださると、更新の励みになります。

[PR]
by zabiena | 2014-06-27 22:21 | 鉱物 | Trackback | Comments(0)

モロッコ産黄色蛍石

f0280238_21142643.jpg



蛍石 / Fluorite
Near Tinjdad (35km) Anti-Atlas Mts. Morocco
ハロゲン化鉱物 等軸晶系
CaF2


本日は新宿ショー一般公開日にドイツの業者から個人的に購入した、モロッコ産の蛍石のご紹介です。
モロッコ産というとくすんだような青の蛍石が印象的だったのですが、今回は黄色のもの。
濃い黄色の蛍石は他にイリノイやスペインのものが有名ですが、こちらはどちらかというともう少し暗めの、褐色が混じったような黄で、スリ硝子状の不透明感のある結晶です。


f0280238_18593086.jpg




暑い日にはなんとなく、冷やし飴を連想するような黄色ですね。

ただの個人的な好みの話なのですが、ネオンカラーよりも、くすんだような色が好きです。
今回の新宿ショーでは、寒色系のものではない、黄色で少し飴色のような者が欲しい、と思って探していまして、こちらに出会いました。
黄色の蛍石にしては、お値段もとても手頃。の割にしっかり結晶の形が観察できます。



f0280238_18523711.jpg



表面はくすんでいますが、描けているところから覗く内部は飴色で、なかなか澄んでいる様子が観察できます。
舐めてみたらきっと甘い…などと想像してしまいますね。



f0280238_18442643.jpg


f0280238_21220303.jpg



蛍石には透明・青・水色・紫・黄・桃色など様々な色が存在しますが、寒色系ばかりについつい手が伸びて…けれど蛍石の蒐集抽斗を眺めていると、同じ色合いのものばかりでは締まりがないというか、面白みに欠けます。
そんな時に、こうした黄色のものがぽつんと一つ混じるとなんだかとてもすっきりして見える気がします。
同じ色縛りもよいものですが…私は蒐集対象に節操のないタイプなので、バリエーションに富んだ陳列が好きなのです。

…そうしたコレクションの取り合わせ、陳列の妙を楽しむのも、鉱物蒐集の醍醐味かもしれません。



f0280238_21120892.jpg



このところ、我が家のネット環境がとても不安定です。
画像アップロードにえらいこと時間がかかり…更新にも手間取っています。
転勤族だった名残で今だにポケットWi-Fiのみで過ごしているからこんなことになるのですが…
日によってはいきなり接続が難しくなったりすることもありますので、近日中に更新できない日も出てくるかもしれません。
その折にはTwitter(@yuri1117)にて告知をさせていただきますが、どうぞご容赦ください。

…そんなことにならないとよいのですが。




にほんブログ村 コレクションブログ 鉱物・岩石・化石へ
にほんブログ村
↑ランキングに参加しています。ボタンを押してくださると、更新の励みになります。

[PR]
by zabiena | 2014-06-21 21:45 | 鉱物 | Trackback | Comments(0)


f0280238_20404506.jpg



先日いつもお世話になっているlucioliteminerals(以前の紹介記事はこちら)さんから博物ふぇす出展応援として、博物ふぇすに出す作品のためにいろいろ見繕っていただいた鉱物がいろいろ詰まった素敵な箱(内容が素晴らしく…お買い得すぎてびっくり…!)が届きました。

その中から今日は青水晶をご紹介しようと思います。


f0280238_20405901.jpg


青水晶 / Blue Qartz
Antequera,Malaga,Andalusia,Spain
酸化鉱物 三方晶系
SiO₂



f0280238_20412019.jpg





f0280238_20411811.jpg



スペイン・アンダルシアはマラガ産の青水晶です。
昨日のニューメキシコ州産蛍石に通じるような、濃いけれど少しくぐもったような色合いの青ですね。

以前このブログでご紹介した私個人所有の青水晶はブラジル産(紹介記事はこちら)で、インディゴライトを内包(インクルージョン)しているために青く見える水晶でしたが、こちらのマラガ産の青はインクルージョンしているものが違います。

f0280238_20411576.jpg


この水晶にインクルージョンしているのはアエリナイト(Aerinite)。
「空の」という意味のギリシャ語から名づけられたこの青い鉱物がインクルージョンしているため、水晶が青く染まって見えているわけなのですが、このアエリナイト入りの青水晶は世界で唯一、マラガでしか採掘されないそうです。

母岩にはこういった暗い色のものと、白い色のものを見かけますが、以前鉱物商の方に聞いた話ではマラガではこの青水晶が相当広い範囲で出るらしく、それぞれ地層が違うそうです。(ちなみに…その時お話を伺った鉱物商さんで見た青水晶は高価で…手が出ませんでした…)


f0280238_20411490.jpg



もともと、このマラガ産青水晶はそれほど大きいものは取れないようで、この標本もとても小さいサイズです。
が、色合いこそ少し暗めですが、ブラジル産よりずっとはっきりした青い水晶、という印象ですね。


f0280238_20405841.jpg


梅雨の晴れ間の快晴の太陽光下で見ると、この通り少し煌めいて透き通りますが、室内では昏い青、といった印象です。


f0280238_20404393.jpg



暗い色合いの母岩と、深い青のコントラストが素敵な石で…自分のコレクションにしようか、悩むところですがサイズも鉱物ジオラマ瓶にちょうどよさそうなのでやはり、作品に仕立てて博物ふぇすへ持って行こうと思います。


余談ですが、私は目の覚めるような青がとても好きなのですが、私には青い服は似合いません。
なので余計に、青い鉱物や青い鳥の羽に惹かれます。
抽斗の中の秘密の世界では、私は自由。という気分を存分に味わえるのも、蒐集の醍醐味ですね。



にほんブログ村 コレクションブログ 鉱物・岩石・化石へ
にほんブログ村
↑ランキングに参加しています。ボタンを押してくださると、更新の励みになります。

[PR]
by zabiena | 2014-06-20 21:47 | 鉱物 | Trackback | Comments(2)


本日千葉では朝から素晴らしいお天気なので、また梅雨の晴れ間を狙って博物ふぇす用の写真をぼちぼち撮影しました。

(註:先日イリノイの大量八面体(当該記事はこちら)のご紹介時にもご説明いたしましたが、博物ふぇすの物販ブースには「学問からエンタメ!」という展示への参加が必須となっています。素人の私があれこれ鉱物について解説してみても片手落ちだろうということで、20年来蒐集してきた「どうかしている量の八面体」の撮影を進めており、このパネルと現物の八面体の展示を以て素人蒐集家ならではの参加をしよう、というお話です)





f0280238_12510877.jpg


イリノイ州に引き続き今回は、ニューメキシコ州ビンガム産の八面体劈開蛍石です。
前回ほどではないものの、やっぱり大量です。
と言っても、これは個人で蒐集したものだけではなくて、作品に仕立てるためにここ半年ほどで仕入れたものを含みます。



f0280238_12493145.jpg




f0280238_12525123.jpg



ニューメキシコ州、ビンガムの蛍石は濃い青が魅力なのですが、イリノイほどの透明度はなく、むしろすりガラス状で曇った質感です。
なので、現在流通しているほとんどの八面体にはシリコンオイルが塗られています。
これはあちらの方の感覚では純然たる好意であって、染色や加熱などの加工とはちょっと意味合いが違うのですが、このあたりの感覚を許せない方もいらっしゃるようで、そういった方は八面体劈開標本ではなく、母岩付の未加工品をお買い求めになるほうが安心ですね。
(過去の記事ではこちらが母岩付の標本で、オイルは塗ってないものです)

私としては、そもそも八面体に割った時点で人の手は入っていますし、これを特殊な洗浄剤で落とすことはもちろんできる(水や中性洗剤で洗ったくらいではオイルは落ちません)のですが、なんというか…ガサガサして曇った残念な感じになってしまうし、そこまでする意味も見当たらないので、このまま陳列したり作品に使ったりしています。

今考えているのは、オイル浸潤のビンガム産八面体蛍石グローブ。
そもそもオイルが塗ってあるのなら、オイルに浸してしまえばよいのでは…なんて考えています。
スノーグローブのように振ってみるのはキケンですが、置いておくには素敵かもしれません。




f0280238_12385717.jpg


乾いた状態ではわかりにくいですが…



f0280238_12390045.jpg



水をかけると少し、てらてらとしたオイルの様子がお分かりになるかと思います。




f0280238_12531264.jpg



イリノイに比べて流通量が少ない(と言っても現在はイリノイは絶産ですのでやっぱり手に入りづらいですが)ビンガムの八面体ですが、知人の業者さんのお話によると、どうやら劈開にそって綺麗に割れないこの性質は多結晶由来のものだそうです。
劈開面が斜めになっていたり、沿っていたりしてあまりうまく八面体に割ることができません。
…私も中国産・ナミビア産・ビンガム産のものはチャンクを割ったことがあるのですが、きれいな八面体に割ることはできませんでした。

一方、ガラスのように透明感があって劈開面が滑らかで平らなイリノイのものは劈開の並びが均等に揃っていて、これはおそらく単結晶由来のものだそう。私程度でもそこそこ正八面体に近づけた形に割ることができます。

これはまた別の業者さんのお話ですが、現在出回っているビンガム・ブランチャード鉱山の八面体はある程度技術を持った職人さんが割っているのではないか、とのこと。
…さすがに素人では正確に正八面体に割るのは難しいようです。




f0280238_12382077.jpg


イリノイ産に比べると一段落ちるような評価のビンガム産ですが、やはりこの深い青はたまりません。
天空の城ラピュタ…、飛行石…、なんて声も聞こえてきますが、私にとってなんとなく夏のイメージなので、貝殻・サンゴと合わせてみました。




f0280238_12452690.jpg


f0280238_12452799.jpg



こちらは定番の、ガラス瓶。共栓三角フラスコです。
ガラスと蛍石は永遠のベストカップルですね。






あれやこれやと炎天下、撮影するのもまた、楽しい青です。

作品に仕立てた分を別として、こちらも現物は会場にお持ちする予定ですので、当日お越しのお客様には是非、ご覧になっていただけたらと思っています。
(蛍石は硬度の低い石ですので直接触ることはできませんが、どうぞご理解をお願いいたします)


青は…やっぱり格別ですね。




にほんブログ村 コレクションブログ 鉱物・岩石・化石へ
にほんブログ村
↑ランキングに参加しています。ボタンを押してくださると、更新の励みになります。


[PR]
by zabiena | 2014-06-19 13:17 | 鉱物 | Trackback | Comments(2)