カテゴリ:植物( 10 )

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先日、味の素スタジアムアンティークフェスタ(当日の記事はこちら、戦利品の紹介はこちらこちらなど)にて、ストーレッジさんのブースで買った本が当日の紹介記事に写りこんでいたのですが、いつもお世話になっているlucioliteminerals(以前の紹介記事はこちら)さんから頂いたメールで、気になると仰っていただいたので紹介しようと思います。

ストーレッジさんはチェコやドイツのアンティーク雑貨・書籍などを扱っていらっしゃるのですが、味スタのアンティークフェアでは今回私が購入した「チチタケの標本」(紹介記事はこちら)をはじめとするキノコの模型や、キノコの図鑑などを多数持ってきていらっしゃいました。

しかも、アンティークフェスタでは図版の美しい書籍がすべて3割引き!!
チェコ語…全く読めないのに…つい、2冊購入してしまいました。
欲張りすぎた…とも思ったのですが、昨日の東京蚤の市の古書店街で、同じ本がほぼ倍額で売られているのを見て…やはりこういう機会に手に入れておいてよかった、と思った次第。
本は…きりがないのでそろそろ考えなければならないのですが…歯止めを聞かせるのが難しいですね。

購入した2冊のうちの一冊目、冒頭の画像の図鑑は大判で、フルカラー。
かなり見ごたえがあります。

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いやもう、全く読めませんが、見ているだけで面白いです。
柔らかい水彩で描かれるキノコたち、実に表情豊かです。

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目次以外すべてのページがこのレイアウトでカラーイラスト付きです。豪華…。
一枚一枚額装して飾りたいくらいのチャーミングなキノコ画が、およそ3百枚!!

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ベニテングダケなど、毒キノコのページには、こんな髑髏マーク。

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毒性の強いものには髑髏が2つ。
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食べられるキノコのページには、ナイフとフォークのマーク。
可愛らしく、愛嬌がありますね。
この図鑑は奥付によると1988年刊ですので、それほど古いというわけではないのですが、このキノコ画の感じはとても表情豊かで、「調べる楽しさ」を十分に味わえるものではないでしょうか。

…まあ、読めないんですけどね。


ちなみに、東京蚤の市の古書店街でもこの図鑑、結構見ました。
が、やはり高値がついていましたね。
成程、と思ったのは、あらかじめ全てのページを切り離し、シート状にしたものが販売されていたことです。
1980年代の本ですから手に入りやすいでしょうし、アンティーク博物画と比べれば安く博物画としてのインテリアになりそうです。

とはいえ、扱っていたお店の方の話では、人気商品でなかなか在庫が確保できないとのこと。
この図鑑を切ってしまうのはもったいなくてできませんが、そういわれてみれば確かに、額装して廊下にでも飾りたくなる雰囲気のある絵ではあります。

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2冊目のこちらは、少し小さなサイズで、ハードカバーより少し小さいくらい。
ストーレッジさんのお話によると、チェコスロバキアでは森にキノコを撮りに行くのは日常に溶け込んだ習慣であるため、どの家庭にもキノコの図鑑は必ず一冊はあるものなのだとか。
このサイズのものは実際に森に行くときに携帯するように作られているのだとか。

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同じベニテングダケでも、描く人によって違う表情。
ですが、水彩画の柔らかい雰囲気はお国柄なのでしょうか。

ちなみに…

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こちらは額装するために購入した、フランスのアンティーク博物画。
1930年代、フランスの百科事典からの一枚ですが、アンティークとの違い、年代との違いなどで、同じキノコ画でもだいぶ印象が違いますね。私にはこちらのほうが、神経質に感じます。
森にキノコ狩りが日常のチェコとの違いでしょうか。フランスでもキノコはよく食べられてますけど。

それにしても、キノコ画、見ていて飽きません。
取り留めなく蒐集してしまうと本当に破産しかねないので、今までキノコの博物グッズ等は意図的に避けていたのですが・・・ついに踏み込んでしまいました。

上の図鑑を購入して眺めていると、どうもやはり、普段目に留まる所に飾りたい、と思ってしまい…。
こちらは先日ご紹介したAnge de verre*さん(当該記事はこちら)の、オークションブースにて格安で購入しました。

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同じキノコを図鑑と並べて比べてみるのも楽しい。


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こちらは、Ange de verre*さんがおまけにつけてくださった、旧東ドイツのキノコ切手。
(背景は、ジョセフ・コーネルの自筆書類のプリント)

…鉱物もそうだったのですが、切手に手を出し始めると…ほんとにきりがなく楽しくなってしまう…。
恐ろしい話ですが、これを機会にあれこれチェックし始めてしまいそうな気もします。

物欲の尽きない幸せ、というのもあるとは思うのですが(欲しいものをあちこち回って探している時が、一番ワクワクして楽しかったりしますよね)…冗談ではなく、今年のキノコグッズ蒐集はここまでで一度おしまい、ということにしておかないといけません。

そんなわけで最近は、図鑑を見ながら樹脂粘土でミニチュアキノコを自作し、ガラスドームにいれて遊んだりして、キノコ欲をごまかしています。

そのうちそれも、ご紹介できたら…などとも思うのですが、いかんせん、不器用なものでオリジナルの造型はまだお見せ出来るレベルにないのがつらいところです…。



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by zabiena | 2013-11-10 22:03 | 植物 | Trackback | Comments(0)

チチタケの標本

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先日訪れた第三回味の素スタジアムアンティークフェスタ(当日のレポート記事はこちら)にて購入した、ドイツの学校で使われていた古いきのこの模型。
おそらく1950~60年代のものとのこと。本体の素材はラテックスです。

Birkenreizkerは和名ですと「チチタケ」の一種のようですが、日本にはない種のようで色が違います。
三本生えているのはあくまで生育の過程がわかるようにとの学術標本としての工夫であって、アート要素の演出ではないのですが、敷いてある苔といい、添えてある松ぼっくりと言い、なんとも愛らしい風情です。



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傘の内側のひだの様子や、

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幼生期のふわふわしたところなどもきちんと表現されています。
ふわふわは経年劣化で少し剥げてますが…。

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こちらはWikipediaのチチタケの項より、幼生期の傘の裏側の画像ですが、このふわふわしたところを表現してあるのですね。

ちなみに私は特別アンティークが好きというわけではなく、好きなデザインのもので手に入る値段のものを探すとアンティークやビンテージになりがち、という程度です。
素敵なものでも古すぎて使えないものには興味がなく、時を経たことだけに価値は見いだせないタイプです。デザインが優れていて、使えるものが好きです。
埃アレルギーなので、黴臭かったり汚れすぎているものも、体質的に使えません。

きのこの模型は現行品でも販売されているものがあるのですが、高価で手が出しにくい…。
ネットで販売されているものですと、こちらなんかがあります。高価な上に使い道は限られていますから、個人で買う人はあまりいないと思われます。

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この模型は私にしてはかなり高価な値段だったのですが、今まで見たアンティークの模型よりはお値打ちで、しかもこの模型を扱っていたチェコやドイツのアンティークを扱っていらっしゃる「ストーレッジ」さんでは、他にキノコの図鑑や燐寸ラベルなどこまごま購入したので、店主さんが思い切った値下げをしてくださり、何とか購入できたという次第です。

本当なら、四種類買い占めたかったですが…それはさすがに無理でした…。
「ストーレッジ」さんは今週末の大江戸骨董市にも出展されるそうですので、ご興味のある方は行かれてみるといいかもしれません。
私がこの模型を買ったのはアンティークフェスタ初日の午前中だったので、まだ他の模型が残っているかどうかはわかりませんが…。

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それにしても秋らしく愛らしいので、玄関脇の棚に置いてあります。
このコーナーも少し、ディスプレイを変えたいところなのですが、未だ手つかず。
そろそろ配置を変えてみようかなと思いながら既に1か月が経過しました。

ごちゃごちゃしてよくわからん場所になり果てているようですが、気に入っているものたちを毎日目にすることができるので、生活に疲れていても帰宅すると少し、嬉しくなるのです。
掃除はこれでもきちんとしてます(毎日羽箒で埃を払い、半月に一度くらいの頻度で棚を水拭き掃除してガラスなどを乾拭き)が、本物のキノコでも生えてきちゃったら大変だし、もう少し整理しなければね…。

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キノコと言えば、連想するのは青春時代に大ファンで追っかけて回った狂言大蔵流茂山家の狂言「菌(くさびら)」。
狂言の演目には様々な生き物が登場しますが、これはきのこたちが主人公の物語です。
抜いても抜いても生えるきのこに辟易して山伏に祈祷を頼んだものの、きのこたちはどんどん増え続け・・・というストーリー。
なかなかすごい演目ですね。

大蔵流茂山千五郎家は一門の狂言師の数が多く、大人数の狂言(他には「唐相撲」などが有名です)をお家芸としています。
高級食材にも家庭のおばんざいにもなる豆腐のような狂言、という意味の「お豆腐狂言」を旨とし、親しみやすい狂言の普及に努め、全国津々浦々に公演していらっしゃいますので機会のある方は是非ご覧になってみてください。

私が狂言にはまるきっかけになった故・四世茂山千作さん(大ファン過ぎて、帰幽された折には一週間ほど立ち直れませんでした…)はサインなどをなさる際、よく「笑門来福」の文字を添えていらっしゃいましたが、ほんとうに、笑うと心は軽くなり生活も明るくなります。
何度、つらい時期、千作翁の愛嬌ある笑顔に助けられたかしれません。
笑うことって、大切ですね。

日々の生活に疲れても、折あらば好きなものたちをふと眺めて心を軽くし、家族と楽しく話をして笑い合う生活を心がけたいものです。



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by zabiena | 2013-11-01 05:33 | 植物 | Trackback | Comments(2)

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結実していた果物時計草、パッシフロラ・エドゥリスの実が熟し、落実したので収穫しました。
本当にある日、唐突にぽとりと落ちるのですね。

パッションフルーツの収穫は実が自然に落ちるのを待つ、と園芸店で聞いたので待っていましたが、実がついてからおよそ2ヶ月ほどで落実となりました。
今年は実のならない品種も植えているので、結実したのは収穫したこの実ともう一つだけなのですが、もう一つの実のほうはまだ青く、まだ時間がかかりそうです。

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半分に切ってみました。
切った瞬間ふわり、と漂う甘美な南国の果実の匂い。
本日は雨が降っていますが、この湿度の高い中で一人、こんな香りをかいでいると、まるで旅先にいるような心地がします。

樹上で熟したものはそのままでも甘い、と聞いていたので待ちきれず割ってしまいましたが本当なら実肌がでこぼこしてくるまで室温で保存するそうで、少し酸味がきついです。

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スプーンですくって少しなめてみましたが、やはり酸っぱいので、サイダーとラズベリーシロップで割ってみました。ようやくおいしくいただける甘さに。
次はでこぼこしてくるまで室温で放置しようと思います。そしたら次は、豚肉のソテーにかけるフルーツソースを作る予定です。

それにしても私は下戸(巫女の現役時代は仕事上少しは飲んでましたが、出産後全くの下戸に・・・)なので、こういうときカクテルなどにできないのが少し、興ざめですね。
とはいえ、主婦が昼前から飲酒など持ってのほかでしょうけれど・・・。

雨の日の、静かな午前中。
画集など眺めながら、ゆっくり南の味のソーダを頂きました。

―――

おまけ。
前回デザフェスに参加した妹の作品をご紹介します。
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お稲荷さんの眷属の狐。
サイズは小指の先ほど。
ミニチュアの妖怪フィギュアやピンなどを出品したようです。

妹は未婚なので実家に住んでいるのですが、実家は古い古い農家だった家で、敷地内に稲荷社や井戸や防空壕跡があり、なかなかそういう家でちまちまこういうものを作るのが、私の妹らしいというかなんというか・・・・。

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二口女。こちらもサイズは小指の先から第二関節ぶんまでくらい。

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手の目。
この他に、いろいろ妖怪のミニピン(コルクボードなどに刺すピン)を出品して結構売れたようです。
姉妹して、ニッチなところで活動しています・・・。

ちなみに妹、大学で妖怪を研究して卒論は都市伝説。結構本気ですね・・・。
私の妹はそんな人です。


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by zabiena | 2013-09-05 10:56 | 植物 | Trackback | Comments(4)

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我が家の玄関脇の含羞草(オジギソウ)です。

「含羞草(オジギソウ)」は難読漢字ですが「御辞儀草」とも書き、別名を眠り草、中国では羞恥草と呼ぶそうです。
学名Mimosa pudicaのpudica(プディカ)も「恥ずかしがる」の意で、その名の通り、触れると葉を閉じ、首を垂れる様子は理科の教材としてもよく使われます。

含羞草の原産は南アメリカですが世界中に帰化していて、日本では沖縄で繁殖しているようです。ちなみに、日本に含羞草が入ってきたのは江戸後期、天保のころのようです。

南国の植物はやはり、楽しいものが多いです。
大航海時代以降、ヨーロッパの人々が南からもたらされる不思議な植物に神秘の森を思い、南国に憧れた理由もわかる気がします。

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こちらは葉を閉じたところ。

含羞草がお辞儀をするのは、葉に触れるとその信号が葉の元の「葉枕(ようちん)」に伝わり、それによって葉の下部の水分が上部に移動し、それによって支え切れなくなった葉が下に垂れ下がる、という仕組みなのですが、私にはうまく説明できないので詳しく知りたい方には子供向けですがこちらなどわかりやすいと思います。

我が家の含羞草は今年初夏に、ダーウィンルームに行く(以前の紹介記事はこちら)ついでに下北沢の駅前商店街の花店で私が4株ほど苗を買って持ち帰ってきたもので、種から育てたものではないのですが、5月ごろに種をまけば初心者にも栽培可能なようです。

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ちなみに草の合間に見え隠れしている埴輪と土偶のミニチュアレプリカはダーウィンルームで購入してきたものです。
冒頭の画像の鶏なんてトボケた風に見える埴輪ですが、実は鶏形埴輪は家形埴輪と同様に多く出土される形象埴輪の一つで、祭祀の象徴です。

日本神話のハイライト、天岩戸に籠ってしまった天照大神をなんとか外に連れ出そうと色々な方法を試す場面で、「長鳴鳥」を集めて鳴かせるという方法が出てきます。


日本書紀 神代上第七段本文

「[前略] (天照大神が)発愠まして、乃ち天石洞に入りまして、磐戸を閉して幽り居しぬ。
故、六合の内常闇にして、昼夜の相代も知らず。[中略]
時に、八十万神、天安河邊に会ひて、[中略] 遂に常世の長鳴鳥を聚めて、互いに長鳴きせしむ。[後略] 」


この長鳴鳥こそは鶏のことで、古来、鶏の鳴き声こそが夜を終わらせるものと考えられ、太陽神信仰の中で重要視されていたようです。
時を操るのは支配者の特権であり、古墳などにも鶏形埴輪がよくみられるというわけです。
そう考えると、このトボケた風体もなかなか味のあるものに見えてくるから不思議なものです。

含羞草は夜になると首を垂れるネムノキと同様、就眠運動がある植物なので、そんな含羞草の茂みに夜を終わらせる力を持つ鶏、なんて取り合わせで遊んでみたのですが、もちろん息子たちには全く伝わっていないです。わかりづらいよね・・・。

けれど息子たちはこの含羞草が大好きで世話をまめにしていて、出かけるたびに触り、帰宅しては触り、ひと夏楽しめそうです。やはり子供にはたまらない魅力のようです。

ただ、この含羞草、耐寒性に乏しく、日本では冬を越せないものが多いそうで、園芸上は一年草扱いなのだそうです。
我が家ではすでにペット感覚に近いものがあるこの含羞草、枯れる時が来るのが少し、息子たちには残酷な気がします。フォローだけはしっかりとしたいと思いますが、今から悩みどころです。




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by zabiena | 2013-08-02 22:59 | 植物 | Trackback | Comments(0)

靭蔓と果物時計草の実

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食虫植物のネペンテス・アラタ、和名靭蔓(うつぼかずら)。
今年の5月ごろに近所のホームセンターに並んでいたものを買ってきました。

読んで字のごとく、蔓の先に靭(矢を入れる袋)のような食虫器官がつく食虫植物です。
食虫植物と言うとなにやらおどろおどろしい響きではありますが、育ててみるとなかなか可愛いもので、管理が難しいのですがそこもまたペットのようで愛着がわきます。

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こちらは袋の中をのぞいたところ。

靭の入り口に虫をおびき寄せるにおいを出す器官があり、中には消化液の混じった水が溜まっていて、ここで誘い込んだ虫を溶かして栄養分を吸収するわけですが、あまり給餌してしまうと袋の付きが悪くなるそうなので、積極的な給餌はしていません。が、虫を取らなくても枯れるということはあまりないそうです。

熱帯の植物なので光を好みますが、真夏の直射日光には弱く、現在は屋外の半日陰で飼育しているので、たまにのぞくと小バエが落ちていることもありますが、何分市街地でそれほど虫の多い環境ではないのであまり大量に入るということはありません。

問題は冬越えですが、室内であっても湿度と温度を保ちつつ飼育するのはなかなか難しそうです。今後勉強していきたいと思いますが、レポートなどがなくなったらお察しください(笑)

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博物画(ヘッケル『自然の芸術学的形態 』より)の中の靭蔓。
こちらは我が家のものとは品種が違う、ネペンテス・マキシマです。
ネペンテスは非常に多品種で、大きさや形も色々です。この辺りまでは日本でも飼育が可能です。
フィリピンのパラワン島に原生するネペンテス・アッテンボロギなどは捕虫器の直径が30cmにも及び、ネズミまで捕食するそうで、そうなると食虫植物というより肉食植物、珍奇というより猟奇ですね。

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さて、こちらは現在の果物時計草(パッシフロラ・エドゥリス)の実の状況。このほか、もう一つ小さな実がなっています。
画像のものは結実してからすでに一か月以上がたちましたが、パッションフルーツとして収穫できるようになるには60日から65日かかるそうなので、まだまだかかりそうです。


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by zabiena | 2013-07-25 11:47 | 植物 | Trackback | Comments(0)

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果物時計草、パッシフロラ・エドゥリス開花。たぶん九つめの花です。

実は二泊の帰省中、古タオルで簡易水遣りは準備していたものの、雨が降るどころか快晴の猛暑だったので大分弱ってしまっていたのですが、元気になったようで安心しました。

ただ、エドゥリスは問題ないのですが、結実しないカエルレアのほうが広範囲でウドン粉病に。
木酢酸で現在対応していますが、なかなかよくなる様子がないので、薬剤散布も考えなくてはなりません。
カエルレアは結実しないので薬剤の使用に関しては実のなるエドゥリスほど問題はないのですがやはり、農薬は最終手段にしたいと考えています。

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こちらはエドゥリスのつぼみ。
背丈はすでに三メートルほどありますが、我が家の外壁づたいなので画像は公開できないのが残念です。ちなみに只今実っている実は二つ。まだ青いですが、丸々として来ています。

猛暑の中、熱帯の植物らしくぐんぐん蔓を伸ばし次々と花を咲かせて実をつけ、生命の歌を高らかに歌い続けるパッシフロラ・エドゥリス。頼もしいです。

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19世紀イギリスの博物画の中のパッシフロラ・カエルレア。
西洋の植物博物画には、その宗教的な背景から時計草が多く描かれていますが、やはり実物よりだいぶおどろおどろしく感じます。
多分、キリストの受難を象徴する花を強調するためでしょう、実際はささやかな花であっても、茎や葉に対して大分花が大きく誇張してかかれているのです。
このイメージのためか、現代においても時計草というと大きな花だと勘違いしている人も多いようです。

19世紀、西洋が憧れた南の楽園に咲く不思議な花。
きっと当時の人々も、その生命力の強さ、たくましさに魅惑の熱帯の森を思い、眩しい憧れを感じたに違いありません。



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by zabiena | 2013-07-10 10:06 | 植物 | Trackback | Comments(0)

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パッ シフロラ・エドゥリス、クダモノトケイソウ、所謂パッションフルーツの花、横顔。
見れば見るほど奇妙な姿は、見ていて飽きません。
この花が描かれたボタニカルアートが多いのも納得。
この姿、確かに思わずスケッチしたり、逸話を付け加えたりしたくなります。

我が家の時計草たち、今年は八株の苗を植えたのですが、梅雨に入りぐんぐん蔓を伸ばし、一番大きなものはすでに私の身長を越え、この花で開花した花の数は8つ目になりました。

熱帯が原産の植物らしく、毎日すごい勢いで伸びていくその力強さを見るにつけ、初夏は生命の爆発の季節だなあ、と眩しくなります。
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by zabiena | 2013-06-19 12:59 | 植物 | Trackback | Comments(0)

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霧雨が続いています。

濡れそぼった世界初の黒いペチュニア、「ファントム」が強烈な甘い芳香を振り撒きながら落花し、落ちた花は雨に濡れて青黒い汁を撒き散らします。

そんな毒々しい雨景も美しいですが、ファントムが植えてある鉢があるのが駐車スペースの横の狭い場所なので、放っておくとコンクリートにシミがついて見苦しい。

ので、見頃の花を摘んで室内に飾ります。
それにしても、ファントム、という名前が既に、麗しい。
ついでに、ブラックつながりで葉っぱを添えようと、コリウスの「ブラックマジック」も摘んできました。
ファントムとブラックマジック。なかなか素敵な取り合わせ。
昔、作家の長野まゆみ氏が庭で黒い花を集めて栽培していたという話を聞いたことがありますが、それも素敵だなあ、と思ったり。

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チェスの駒は大学の卒業旅行で訪れた大英博物館のミュージアムショップで購入した、世界最古のチェス駒「ルイス島のチェス駒」のクイーンのレプリカ。このチェス駒はハリーポッター映画版にも登場しました。
小さな頭骨は本物のデマレルーセットオオコウモリの骨格標本。
隠れて見えにくいですが、小さなニューメキシコの蒼い八面体蛍石を添えて。
なんとなく、ファントムぽいもの、ブラックマジックぽいものたち。

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我が家のそんな梅雨を楽しむ蛙は、透明標本のアフリカツメガエル。

トリプシンで酵素分解、筋肉を透明化され、アルシアンブルーとアリザリンレッドで染色された本物の蛙です。
命を失ってなお、生物は美しい。

メダカやコチ、タチウオなど他にも10体くらいの標本が我が家にはありますが、このカエルは透明工房のものです。
前々回のデザインフェスタ会場でルリスズメダイやメダカの標本とともに購入しましたが、こちらで購入したものはどれも仕事がていねいで、細かいところまできれいに染色されていますし、透明化処理もとてもきれいに仕上がっています。


ファントムという名前に引きずられて、どことなく奇妙な、霧雨の昼下がりでした。




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by zabiena | 2013-06-16 14:02 | 植物 | Trackback | Comments(0)

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今年初めて植えたパッシフロラ・カエルレアが開花しました。いわゆる、耐寒性トケイソウ。
先日一週間ほど先に植えたクダモノトケイソウ(パッシフロラ・エドゥリス)が開花しましたが、その花と比べると葉も花も小ぶりで、かつ、副冠が青くまっすぐです。
ちなみにこのカエルレアは自家受粉ができません。
他の苗もあるのですが、あいにく咲いている花がないので、結実はしないでしょう。

またこちらのカエルレアは耐寒性があり、マイナス15℃まで耐えるそうで、私の住んでいる千葉では余裕で冬を越すそうです。

ただこのカエルレア、原産地はアルゼンチン、ブラジル、パラグアイでさすが南国の植物というか、繁殖力が半端ないらしく、地植えすると他の植物に絡みついて覆い尽くして枯らしてしまったり、根がコンクリートを突き破って隣家まで侵入するという話まであります。

我が家の場合、プランター植えで壁を伝わらせようという計画なのですが、あまり繁殖した場合は来年以降、対策をとらなけばなりません。
もともとがダーウィンルームのトケイソウに憧れて、なので青々と茂るのは大歓迎なのですが、適宜誘引したり切り戻すなど、手入れはそれなりに必要になってくると思います。

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こちらは先日のパッシフロラ・エドゥリス、通称クダモノトケイソウ。
副冠がもじゃもじゃと縮れているのですが、受粉させた後こうして花が閉じたあともその様子がわかります。

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こちらは人工授粉させて、結実した実の様子。
我が家はまだまだのんびりした環境ですが地方都市の新興住宅街にあるので、蜂などがあまりいません。
そのため、一応花粉を綿棒につけて人工授粉させました。

あのあと4つほど開花したのですが、そちらは帰省中に開花してしまったため、人工授粉はしませんでしたので、その後の比較をしようと思います。

あのあと調べたのですが、アッシジの聖フランチェスコが夢に見たキリストの磔刑の花、というのはこの時計草だと考えられていたそうですね。

子房柱は十字架、3つに分裂した雌しべが釘、副冠は茨の冠または後光、5枚の花弁と萼は合わせて10人の使徒、巻きひげはムチ、葉は槍、など宗教的な意味合いが強い花なのも博物学的趣味のある私には興味深いのですが、私は神道氏子かつ仏教徒(神仏習合が普通の古い農家だった家で育ったので、両方に信仰があります)なので、どちらかというと長針、短針、秒針に見立てた「時計草」としてのなじみのほうが深いです。

トケイソウ、今年初めての挑戦ですが育てやすくなかなか品種も多く花形も面白く、また花にちなんだ逸話も多く、味わえる実までつくので、楽しいです。
今後は、時計草のボタニカルアートなどを探す予定。
ダーウィンルームで見た図鑑も素敵だったなあ。(ミネラルショー後の資金不足・・・)
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by zabiena | 2013-06-14 17:44 | 植物 | Trackback | Comments(0)

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今年初めてのパッシフロラ・エドゥリス、通称クダモノトケイソウの開花。
見れば見るほど、不思議な造形です。

ダーウィンルームに憧れて、今年のグリーンカーテンはトケイソウ二種(パッシフロラ・エドゥリスと耐寒性トケイソウのパッシフロラ・カエルレア)を植えました。
開花したのは先に植えたクダモノトケイソウの白い花。
自家受粉が可能で、結実するとパッションフルーツになります。
一応多年草ではあり、エドゥリスは耐寒温度が5℃なので微妙ではありますが、もう一種類は耐寒性のカエルレア、耐寒温度がマイナス15℃のものを植えたので、うまくいけば千葉でも冬も越せるはずです。

ちなみに、トケイソウ=パッションフラワーのパッションは情熱ではなく、受難。
キリストの受難に因みます。

この不思議な花型は、十字架や茨の冠に見立てられているようです。
雌しべ雄しべは十字架にかけられたキリスト、副花冠(濃い紫の線状の花弁、一般的な時計草の品種であるカエルレアのまっすぐな副花冠のほうがわかりやすいですが、このエドゥリスでは縮れています)は後光、後部の10枚の花弁はキリストに従った10人の使徒と例えられるそうです。

ちなみに私はクリスチャンではなく、むしろ若いころは神社で本職巫女をしていました。今は嫁ぎ先の旦那寺の宗徒ですから、この花をそういう意味にちなんで育てているわけではなく、むしろ、雌しべを長針短針秒針に例えた「時計草」という響きが好きです。

高校のとき、長瀞に鉱物採取に行った(私の母校では当時、地学の先生の指示でグループごとに長瀞へ泊りがけで鉱物採集に行く決まりがあった。進学校なのに変な教師がたくさんいて、変なカリキュラムをやらされる高校だった・・・)ときに初めてトケイソウの群生を見ました。

鉱物採集をした人気のない河原の、誰もいない茂みに、時を刻まない時計の群れ。
異様な光景で、夏の暑さ、草いきれと相まって、悪夢的なその光景が今でも忘れられません。

もちろん、このブログの名前も、ここからつけました。ある意味、私の趣味を象徴している花です。
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by zabiena | 2013-06-02 13:11 | 植物 | Trackback | Comments(0)