<   2013年 09月 ( 29 )   > この月の画像一覧

昨日(記事はこちら)に続き、Cafe SAYA「月光カフェ」関連の記事です。
今日は当日に購入した切手をご紹介します。

切手蒐集は小学生からの趣味なのですが、熱狂的に集める!とかきちんと分類してコレクションする!というものではなく、たまに気に入ったものを気まぐれに購入してはストックブックに仕舞い込んだり、気心の知れた友人への手紙に集めているきれいな未使用切手を使ってみたり、というゆるーいもの、です。

なので、今回もまだ購入したのみで切手の発行国や発行年、種類などをまだ調べていません。
月光カフェ(CafeSAYAで特別のイベントがない時のカフェの名称)の切手フェアではこんな切手を売っていたよ、という雰囲気だけ楽しんでいただけたら、と思います。

f0280238_1073889.jpg

まずは今回の切手フェアの目玉、チェコ、プラハの天文時計の切手。
店主のSAYAさんの放出品です。

アストラーベにも似たこの時計は1410年の制作で、現在の宇宙の様子を示すプラネタリウムの原型とも言えます。
詳しい解説はWikipediaに載っていますので、当該ページをご参照ください。

この美しい時計を知ったのは、巨匠ヤン・シュワンクマイエルを始めとするチェコの人形アニメにはまっていた学生時代だったのですが、以来プラハは憧れの地です。
なかなかまとまった休みがないといけない場所ではありますが、子供たちが大きくなって手が離れたら、一度は訪れてみたいと思っています。

f0280238_10151682.jpg


f0280238_10145642.jpg


f0280238_10142487.jpg

その他、天文関連の切手たち。
少し懐かしい感じのする図案が好きです。「PROJECT MARCURY」の切手は実は既に所有しているのですが、このデザインが好きで買い足しました。
今後、スノードームに加工して背景として使うかもしれません。

f0280238_10171839.jpg


f0280238_10174134.jpg

電信関連の切手。
インシュレーター(硝子碍子)の実物は二つほど所有しているのですが、この図案の切手は面白いですね。
昔、大手町の逓信博物館でこういった図案の切手を見かけ、買おうかどうしようか迷ってやめたのを思い出し、今回は購入しました。

f0280238_10201477.jpg


f0280238_10204474.jpg


f0280238_10203290.jpg

中世魔法薬局というイベントで出すはずだったという、薬草・薬局に関する切手。
モチーフがたまらない感じです。
昔の医療器具・調剤器具は美しい、と感じます。
錬金術師の研究室を覗いているようでワクワクします。

f0280238_10223819.jpg

秋なので、茸の切手も。
茸切手は個人的にゆるーく蒐集している分野なのですが、この切手は持っていなかったので。

f0280238_10233371.jpg


f0280238_1023475.jpg

この辺りはセール品。
素敵な図案を見繕って買いましたが、こちらはスノードームの中に加工して入れてみよう、と思って素材として購入したものです。最近スノードームのことばかり考えて暮らしていますね(笑)
一つ、自分に拘って作るものがあると、新しいアイデアや工夫を考えるのが楽しく、(なんちゃって)コレクター生活にも張りが出てよいです。

月光カフェ切手フェアでの購入品を駆け足でご紹介しました。

本気の切手蒐集家の方には笑われてしまうような、ゆるーい切手好きなので、好きなものを価値に拘らず集め、たまにストックブックを画集代わりに眺めて自宅にいながらの世界旅行を楽しむ、というくらいなのですが、たまにこういったイベントがあると、本当に心躍ります。

あまり熱を入れ過ぎると破産しそうで怖いので、ゆるいくらいが私にはちょうどよいのかもしれませんね。



にほんブログ村 コレクションブログへ
にほんブログ村
↑ランキングに参加しています。押してくださると、更新の励みになります。
いつも応援してくださる方々、ほんとうにありがとうございます。


[PR]
by zabiena | 2013-09-30 10:29 | 紙もの・切手 | Trackback | Comments(0)

f0280238_19314528.jpg

フラスコの中の人工結晶。

f0280238_19541289.jpg

棚の上に並ぶインシュレーター(硝子碍子)。

f0280238_1959091.jpg

ミニチュアの博物学の部屋。

f0280238_19564112.jpg

薬瓶や顕微鏡の並ぶ窓辺から外をふと見ると、猫がこちらを見ている。

と、いつもながら素敵なCafe SAYAへ、昨日「海月グローブ」のワークショップに参加するために行ってきました。
(Cafe SAYAの以前の紹介記事はこちら、カフェでの鉱物倶楽部の記事はこちら、アラベスク万華鏡のワークショップの記事はこちら

海月グローブというのは、スノードームキットの中に貝殻・沖縄硝子カレット・蓄光石などを入れて、海月のフィギュアを浮かべたもの。CafeSAYAのネットショップ「きらら舎」でも販売されているものです。

f0280238_204436.jpg

こちらが店頭・ネットで販売されている、SAYAさん作の海月グローブ。
ワークショップではキットや完成品の海月を使って好きな分量、好きなものを入れられます。

f0280238_206048.jpg


f0280238_20112373.jpg

スノードームキットは「スノードームネット」のMサイズ。
そこへ私は沖縄硝子カレットの青・水色、小貝、蓄光石を入れました。
海月は少し小ぶりの、足の短めのものを入れました。

硝子球に水を入れるのはお店の裏でSAYAさんがしてくれるのですが、蓋の入れ方などのコツを教えていただきました。

…このタイプ、普段私が使っているものに比べるととても高価なキットなのですが、過去、私は個人的に購入したこのタイプのスノーグローブキットの扱いを誤って割っているのです。

そんな話をSAYAさんにしたところ、親切にコツなど教えてくださいました。
やはり、普段からモノづくりをなさっていて、さらに本当に多趣味で博識な方なので、お話を伺うのは毎回大変ためになります。(例えば、オイル製のスノードームに樹脂製の海月は入れられない、チョコとチューインガムを食べた時のように溶けてしまう…などの話も聞いて成程、と感心したり…数々の「実験」を実地でなさっている方ならではのお話を伺いました)

水を入れた直後は濁っていますが、スノードームと違い、振って遊ぶものではないので、しばらく放置していれば濁りは落ち着いてくるとのこと。

f0280238_19273817.jpg


f0280238_19271274.jpg

Cafe SAYAはカフェなので、ワークショップ参加ではワンドリンクのオーダーが必須です。
毎回なんとなく青っぽいソーダばかり頼んでいたので、赤っぽいの…とお願いして、おススメの「菱マンガン鉱」という名のソーダを頂きました。

ランチは甘くクリーミーなキノコのカルボナーラ。(ランチはオーダー必須ではありません。日替わりで毎回違いますが、メニューは一種類か、多くて二種類といったところ)
いつも、Cafe SAYAを訪れるときは家事育児を限界までこなして時間ぎりぎりで出かけるので食事をとる時間がなく、腹ペコで到着します。
この日も腹ペコだったので、ことさら料理もソーダも美味しくいただきました。

f0280238_20125779.jpg

帰宅後、自宅にて撮影した海月グローブ完成品。
オリジナルに比べると少し、色の派手さがない気もします。その方が好みですが、これは好き好きでしょう。

f0280238_2014080.jpg


f0280238_20142253.jpg

ブラックライトを当てると蛍光します。
この、「蛍光モノ」に関しては本当に、きらら舎さんのものは魅力的というか、ツボがわかっていらっしゃるというか…。素敵ですね。
樹脂製の海月は外側の樹脂も、内側の樹脂も蛍光・蓄光素材なので、まるで内臓があるかのように見えます。怪しげでたまりません。

f0280238_2015206.jpg

ブラックライトを消した後の蓄光。ぼんやりと光が消えていく様子が楽しくて、何度も何度もブラックライトを当てては消して見てしまいます。…陳腐な言い方ですが、本当に癒されます。



当日は切手フェアということで、理科趣味の刺激される素敵な切手が何枚も販売されており、こちらも目当てで行きましたので、後日、それに関してはまた更新するつもりでいます。


このところ個人的にちょっとした悩みがありまして、そんな中、夫が「(自分が)子供を連れて遊びに行くから(zabienaは一人でCafe SAYAに)行っておいで」と言ってくれたのが本当に身に染みて、有難かったです。
好きなものに囲まれ、博識な人とお話をさせていただき、心から楽しめました。

自分の好きなものを、同じ趣味を持つ人たちにもおすそ分けしたい、というSAYAさんの姿勢は本当に素敵だと思います。
私は人形などの趣味はないので、わからない分野ももちろんあるのですが、理科趣味でひとくくりにできない面白さが詰まったお店であることは間違いありません。

持って帰った海月グローブは夫から見れば『よくわからん他愛ない玩具』でしょうけれど、私にとっては『自分の好きなもの、自由な時間の象徴』でもあります。
こういった趣味を馬鹿にせず、自由にさせてくれる家族には感謝してもしきれませんね。

ちなみに、悩みについては一応の解決をみましたのでご心配には及びません。
真面目に正直に主婦として生きつつ、けれど余暇には力の限りまっすぐに、そして誰に認められることがなくとも自分のために、自分が好きなことをしていきたいなあ、と思っている今日この頃です。



にほんブログ村 コレクションブログ 鉱物・岩石・化石へ
にほんブログ村
↑ランキングに参加しています。押してくださると、更新の励みになります。
 いつも、応援してくださる方々、本当にありがとうございます。
[PR]
by zabiena | 2013-09-29 20:43 | スノードーム | Trackback | Comments(0)

f0280238_2004812.jpg

鉱物スノードーム「居残り練習」

鉱物:アメリカ産天河石(Colorado,USA)
アリゾナ州産橄欖石(Arizona,USA)
中国湖南省産蛍石欠片(Hunan,China)


猛練習の結果、一人だけ居残り練習。
けれど一人きりで太鼓をたたいていても、夜空の星は光ってる。


「猛練習」で使ったアマゾナイトはCafeSAYAにて購入したブラジル産でしたが、こちらはlucioliteminerals(以前の紹介記事はこちら)さんから購入した、アメリカのコロラド州産のものです。
同じ天河石でも産地が違うと色合いも微妙に違いますね。

f0280238_2045168.jpg

同じ種類の石なので、同じフィギュアシリーズの大太鼓奏者をのせてみました。
まるで居残り練習・・・。

f0280238_2052385.jpg


f0280238_2054764.jpg

振ってみたところ。
今回、渋谷東急ハンズ内HINT7の鉱物コーナーで購入したアリゾナ州産橄欖石に加え、luciolitemineralsの店主さんが八面体蛍石を整形する際にでた欠片を譲っていただいたので、それをさらに砕いて入れてみました。(関連記事はこちら

蛍石はやはり・・・重いので舞うという感じではなく、ゆっくり落ちる、という感じです。
橄欖石は細かいものを入れたので、少しふわっと舞った後、滑り落ちていく感じです。

f0280238_20124125.jpg

固定しない鉱物を、逆さにしたドーム上部に貯めてみました。

オイルに入れる前は割合はっきり色がついている感じだったのですが…入れてみると見事に透明度が増して色はほとんどわからなくなりました。
しゃらしゃらと積もる感じはわかるのですが、よく見ないとどこに蛍石があるのかわからない状態に…。

これはこれできらいじゃないのですが、やはりわかりにくいので、もう少し使いどころを考えてみるつもりです。

―――

私が鉱物スノードームを作り始めて半年が経ちました。

最近は自分なりのやり方も少しづつ確立できてきて、そろそろデザフェスに向けてきちんと準備をし始めようかな、と思い始めています。

このところいろいろ思うところあって煮詰まりそうだったのですが、夫が子供たちを連れて遊びに出かけてくれたので、今日はおひとり様でCafeSAYAにて念願の海月グローブのワークショップに行ってきました。
明日はその記事を紹介します。

やはり、好きなものに囲まれて一人過ごす時間は、とてもいいですね。

毎日いろいろありますが、一生懸命好きなものを作って自分なりに満足なら、誰に褒められることなくてもそれでいいかな、と思えました。

主婦だからと言って家にばかり籠るのではなく、やはりたまにはひとりで出かける時間も必要ですね。
そういった時間をくれた家族に、心から感謝です。




にほんブログ村 コレクションブログ 鉱物・岩石・化石へ
にほんブログ村
↑ランキングに参加しています。押してくださると、更新の励みになります。
[PR]
by zabiena | 2013-09-28 20:23 | スノードーム | Trackback | Comments(0)

f0280238_20283364.jpg

鉱物スノードーム「ブリキの太鼓」

鉱物:ウルグアイ産紫水晶(Tucaramba,Uruguay)

「ブリキの太鼓」という映画がありますが、その内容とはあまり関係ありません。
太鼓をたたいているのも、3歳の子供には見えません。
彼ななぜ、こんなところで一人、太鼓をたたいているのでしょうか。

彼がブリキの太鼓をたたくと、

f0280238_20391573.jpg


f0280238_20394589.jpg


f0280238_20401751.jpg


空からは流星が降り注ぐのでした。


などと言うことを考えながら作っていたわけですが、鉱物は「サーカスの奇術師」で使用したものと同じウルグアイ産の紫水晶です。
こちらは少々小ぶりで、オイルに入れると色が薄くなってしまいました(透過光による効果)が、その淡い感じがまた、美しいと思います。
星を二種類入れただけなのでそれほど粘度は高くしていないですが、ある程度はゆっくりゆっくり舞い降りる感じです。

―――

風邪はすっかり良くなったのですが、たまりにたまった家事や用事をしたりであっという間に一日が終わってしまいます。
が、余り頑張りすぎるとまたメニエールが出そうで怖いのもあり、のんびり過ごしています。

何も手につかないのはあんまりなので、今日はささやかながら、こんなことをしていました。

f0280238_20445948.jpg


左側、ナミビア産蛍石の欠片(上)をさらに砕いてみたもの(下)、右側、中国産蛍石の欠片(上)をさらに砕いてみたもの(下)です。

このところ、公私ともに親しくしていただいるlucioliteminerals(以前の紹介記事はこちら)さんが、蛍石の八面体を劈開に沿って成形しなおす時に出た欠片を以前オマケでくださったことがあり、あまりにもそれが美しかったので、リクエストをしてさらにいろいろと譲っていただいたものです。

欠片はそのまま眺めていても美しく、また、洗濯糊などの高粘度のスノードームに入れてもきれいなのですが、オイルだとなかなか、粘度を上げても舞うというよりしゃらしゃらと落ちる感じになるので、いっそ砕いて細かくして入れてみようか、と思い立ったのですが…結果はまた明日。

余談ですが、鉱物は割っていくと有色のものでも無色に近づいていきます。
欠片は細かくしてしまうとせっかくの色を楽しめないのも、考えどころです。

取りあえずやってみなければ気が済まない性質なのでいろいろとやってみているのですが、子供たちがレゴに興じる横で、ゴーグルつけて石を砕いている私を見て、帰宅した夫は「何やってんの?」と訝しんでました。
訝しんでも止めない、否定しない夫はえらいなー、私が男だったら疲れて帰ってきて、リビングで妻が石を砕いてたらちょっとやだな、と思った次第。

やめませんけどね。



にほんブログ村 ハンドメイドブログ 天然石・パワーストーンへ
にほんブログ村
[PR]
by zabiena | 2013-09-26 20:53 | スノードーム | Trackback | Comments(0)

f0280238_15182693.jpg

鉱物スノードーム「おかえり、子供たち」

鉱物:中国産水晶(Jinkouhe District,Leshan,Sichuan,China)

プロテスタントのシスターが、今日より施設に暮らす姉弟を暖かく迎えます。
おかえり、子供たち。今日からここが、あなたたちの家ですよ。

f0280238_15203883.jpg

いつもお世話になっているlucioliteminerals(以前の紹介記事はこちら)さんに、スノードーム用にと仕入れていただいた中国産水晶のミニクラスターを譲っていただいて制作しました。

なかなか姿もよく、可愛らしい群晶です。
水晶はスタンダードな無色透明の群晶が一番好きなのですが、オイルのスノードームではオイルと同化して見えにくくなるため、使いどころを選ばないとよくわからないスノードームになりやすいです。
この中国産のものは部分によって透明度もあり、適度に形もわかり、また姿も美しいので気に入っています。

水晶の群晶は教会に見立てたのですが・・・・そう見えなくもない、という程度でしょうか。
プロテスタントの教会はそもそも、そこまで美麗な装飾を教会に施さない、という傾向はあるようですが、イメージです。

f0280238_15223247.jpg


f0280238_15225182.jpg

別の角度から。
今回、Nゲージサイズのプライザー社(ドイツ)のフィギュアに合わせて樹木を作って入れてみました。
といっても、キットとして販売されているものなので、「作った」というより組み立てた、という感じではありますが。
葉を散らないように樹脂で固め、念のため幹の部分のワイヤにはネイルのトップコートを塗ってあります。

一応、まっすぐ立ってはいるのですが、ドームの形によって歪んで見えます。
場所によっては傾いて見えますね。

f0280238_15243476.jpg

今回の雪は大理石の細粒です。
そのため、振ってみると始めは猛吹雪になります。
穏やかな光景が一気に、「早くこちらにおいで!!急いで!!」と緊迫した風景になってしまいます。

f0280238_15291018.jpg


f0280238_15293383.jpg

が、徐々に落ち着いてきた辺りはこんな感じ。
このくらいの景色が私は好きです。
粒が細かいので、雪はゆっくり舞いおります。
変化する景色を見るのも楽しいので嫌いではないですが、最初の猛吹雪状態が凄すぎて、好き嫌いが分かれそうなスノードームです。

f0280238_1531343.jpg


f0280238_1532124.jpg

樹や水晶に降り積もる雪。
緑の樹にしたのは単に色彩的なコントラストがきれいそうだったから、なのですが次回は白く雪の積もった状態の樹を作って入れてみるのもいいかもしれない、と思っています。



にほんブログ村 コレクションブログ 鉱物・岩石・化石へ
にほんブログ村
↑ランキングに参加しています。押してくださると、更新の励みになります。
[PR]
by zabiena | 2013-09-25 15:37 | スノードーム | Trackback | Comments(5)

f0280238_18363690.jpg

鉱物スノードーム「おじいちゃんの橇」

鉱物・ブラジル産リチア電気石(Aracuai,Minas Gerais,Brazil)

恰幅のよい初老の男性が、孫の橇を引いて歩いていきます。
冷たい空気で頬が痛くても、会話がなくても、おじいちゃんの橇は、幸せなひと時。

f0280238_1913515.jpg

「ラストダンス」で使ったのと同じ産地のリチア電気石を使い、雪は建築模型用の白砂利を使ってみました。
撮影したのが夕刻なので、光があまり当たらず、この写真ではそれほどではないのですが、透過光で電気石も美しいきらめきを見せてくれます。
オイルのスノードームは、水晶や魚眼石などの無色の鉱物だと透けてしまいすぎて今一つ綺麗に見せるのが難しいですが、こういった色付きで少しくすんだくらいのものを入れると、とても美しく見えます。

f0280238_1911593.jpg

おじいさんと孫との距離があるので、二人が会話している様子はないですが、楽しい雰囲気が伝わってくるフィギュアは、プライザー社製のHOゲージ用です。

f0280238_19164090.jpg


f0280238_19171162.jpg

振ってみたところ。
今回は固定しない鉱物などは入れていないので、粘度はそれほどあげていませんが、雪はゆっくりと舞いおります。



私がまだ3歳くらいの頃、同居していた私の父方の祖父(私の父は長男です)はまだ元気で足腰もしっかりしていて、農業を続けていました。
もとは国鉄の車掌だった人ですが、我が家はもともと古い農家で二足の草鞋だった(兼業になったのは祖父の代から)ので国鉄を退職=隠居という発想はなかったようです。

とても無口な人で、男は無駄口叩かず晴耕雨読、というような古き良き日本人そのものの祖父でした。
余りにも無口なので、小学校の宿題で「戦争の体験をお年寄りに聞こう」という宿題が出た折、どうしておじいちゃんは戦争のこと全然話さないの?語り継がなくてはいけないって先生が言ったよ、と私が聞いたら「小学生に聞かせられるような話はない」とだけ言われました。

後から祖母に聞いたところによると、祖父は陸軍衛生部隊として南方に行き、引き揚げ時に乗っていた艦が撃沈したにもかかわらず漂流して運よく救助され、帰還した直後に原爆の後処理のために広島に派遣されたとのこと。

よくぞ無事帰ってきてくれた、と思うと共に、それは・・・・と納得しました。
日教組の教師が何を言おうと、戦争とは祖父にとって、思想ではなくどこまでも現実でしかなかったということですね。

ちなみに、祖父は三男坊で、家を継ぐ予定はなかったのに長男が沖縄で玉砕したため、戦後に急遽跡をとることになり、継いだら継いだでGHQの農地解放で散々な目に合い、国が戦争中に徴用ということで我が家の土地に作った軍の建造物を取り壊す費用(500万程度)も持たないのにその土地分の税金を取られ続けたり、戦争に振り回されて生きた人なのですが、一度も愚痴や国に対する批判を言っているのを聞いたことはありません。
それでも、私が奉職した先の神社で戦没者慰霊祭の舞姫をすることになった、と報告した折には「・・・ありがとう、本当にありがとうな」と言って瞳を潤ませていて、祖父にはやはり、語らずともいろいろ思うところはあったのだと思います。


そんな祖父が、よく市場に向かうリヤカーに私を載せてくれました。

祖父の退職後の農業はのんびりとしたもので、自分たちで食べる分のほかには少量の野菜しか出荷しないので、リヤカーに載せてもまだ十分私が載る場所はあるのでした。
祖父の畑仕事が大きなお金になっているのかどうかと言えば…割にはあっていなかったでしょう。
けれど、実直で働き者の祖父にはだからと言って働かない、という選択肢はないのでした。

祖父はもちろん、道中いつも全く無言でした。
それでも私は祖父のリヤカーに乗って、家から徒歩10分の市場へ行くのが好きでした。
往復たったの20分、無言で行き来する道のりを、今でもぼんやり覚えています。

これぞ昭和のニッポン、という光景ですが、実際私は昭和52年生まれなので、ギリギリこういったことを都下で体験できた世代ではあります。
7つ年下の弟が生まれるころには市場もなくなってしまいましたし、農地はほとんどベッドタウンになり、田んぼは壊滅して団地になりました。

中学生になるころには、私は自分が「農家の子」ということが恥ずかしくなってしまい、土にまみれて生きている祖父母とも、あまり交流しなくなってしまいます。
私が生まれてから祖父が亡くなるまでずっと、長く同居したというのに、就職してからは糖尿病から腎臓を患って入院していた祖父の病院すら、自宅から10分程度の距離だったのに二週間に一度見舞いに行けばよい方…本当に薄情だったと思うのですが、老いて私の名前もわからない祖父に、どう接していいのか、さっぱりわからずじりじりと距離をとってしまったことが、今でも悔やまれます。

大人になった今は勿論、無口で真面目で正直な祖父も、元農家の自分の実家も誇りに思えるのですが、そう思えるころには祖父は亡くなってしまっているという、なんともありがちな展開。

祖父のリヤカー。
ものすごく楽しかった!とかドキドキワクワクした!!血沸き肉躍った!!という記憶ではないのですが、時折ふと思い出します。
「・・・行くか?」
道中無言でも、一日に一度必ずそう声をかけることが、祖父の何よりの愛情だったのだと、今ははっきりわかります。

あのころの無垢さで、祖父ともう一度会えたなら。

祖父と孫との橇遊びを見て、そんなことを考えてしまうのはやはり、病み上がりで少し感傷的になっている証拠なのかもしれません。


―――

ご心配ご迷惑をおかけしましたが、今夜になってようやく子供らも全快し、私も何とか回復しつつあります。
明日からはまた、通常通りの更新となります。どうぞよろしくお願いいたします。



にほんブログ村 コレクションブログ 鉱物・岩石・化石へ
にほんブログ村
↑ランキングに参加しています。押してくださると、更新の励みになります。
[PR]
by zabiena | 2013-09-24 21:26 | スノードーム | Trackback | Comments(0)

お知らせ

f0280238_16322022.jpg


f0280238_16374234.jpg

(メキシコ産霰石。先日の鉱物barにて購入。鉱物写真撮り溜めフォルダより)



子供たちの風邪がうつってしまい、昨夜から高熱で寝込んでいます。
今日と明日は更新をお休みいたします。
季節の変わり目ですので、皆様もどうぞご自愛専一にお過ごし下さい。



にほんブログ村 コレクションブログ 鉱物・岩石・化石へ
にほんブログ村
↑ランキングに参加しています。押してくださると、更新の励みになります。
[PR]
by zabiena | 2013-09-22 16:37 | このブログについて | Trackback | Comments(1)

f0280238_1313143.jpg

鉱物スノードーム「乗馬」

鉱物:インド産魚眼石・玉髄
    アリゾナ産橄欖石

馬は美しい生き物です。
昔神社に奉職していた頃、流鏑馬行事や馬場清めなどで馬を間近で見る機会がありましたが、「神馬」という言葉が生まれるのもわかる、という気がしました。
近くで見ると大きいので威圧感があり、慣れていないと怖い気もしますが、目は優しく、賢い生き物ですね。

f0280238_13105157.jpg

今回はいつも使っているプライザー社のフィギュアとはまた別のメーカー(ドイツ、メルテン社)のフィギュアで制作してみました。
価格帯としてはいつも使っているプライザー社と価格は似たり寄ったりですが、日本での扱いが少なく、あまり見かけません。
これは私の古いコレクションのものをひっぱり出してきて使いました。

魚眼石は「星の入江」「シベリア送り」で使用した魚眼石と同じものです。
大箱で投げ売りされていたのですが、それなりに形もよく綺麗で気に入っています。

f0280238_1312239.jpg

アリゾナ産橄欖石。固定しないで馬の足元が埋まるくらい入れてあります。草原のようです。
透過光では色が薄くなりますが、なかなかきれいです。

今回はまた、違う業者から買ったオイルで粘度が割と低いものを使っているので、しゃらしゃらと落ちる感じで、舞うという感じではありません。
これだけでは寂しいので、星のチップと模造パールが入っています。

また、今回初めて、グリーンを入れてみました。
ただ…長期間オイルに浸けておいて変質しないためにはこれが一番良い素材なのですが安っぽかったかな、と思うので…他の材質のものもいろいろ試してみる予定です。

f0280238_13251418.jpg

振ってみたところ。結構あれこれ入っているのですが、落下速度が速いため撮影が難しい…。
やはり少し粘度が低すぎたように思うので、後日また調整したいと思います。

鉱物スノードーム、最終的には粘度の違う何種類かのオイルをブレンドして使うことになりそうです。
後は…接着剤の扱いにもう少し慣れたいところです。


―――
案の定、次男に風邪がうつり、二人とも昨夜は高熱でウンウンうなされ、吐いたりせき込んだりと忙しかったのですが、今朝になってすっかり落ち着き、食欲も出てきて、もう一日くらい寝ていれば大丈夫だろう、というところまで回復しました。
今はぐうぐう2人して熟睡しています。

気を付けていたのですが、今日は私も子供の風邪がうつってしまって発熱していますので、無理せずのんびり過ごそうと思います。
熱が出ると心細い気持ちになるのがつらいところですが、三人で寄り添ってごろごろしていたら、当直で留守の夫から電話がかかってきて、救われました。愛ある言葉は何よりの薬です。
が、死亡フラグのようなセリフを言われたのには焦りました(笑)

「外は危ないから、戸締りをしてうちの中にいるんだよ」

ゾンビでも出るのかと思いましたよ、一瞬。

そんな話はさておき、季節の変わり目で風邪も流行っているらしく、小児科は大混雑していました。
皆様もどうぞ、お気を付け下さい。



にほんブログ村 コレクションブログ 鉱物・岩石・化石へ
にほんブログ村
↑ランキングに参加しています。押してくださると、更新の励みになります。
[PR]
by zabiena | 2013-09-21 13:36 | スノードーム | Trackback | Comments(0)

f0280238_21254279.jpg

輝沸石を伴うカバンシ石。(poona,India)
二年ほど前にきらら舎にて購入したもの。

青くスパークする星の巣のようでもあり、砂糖をまぶした異国の菓子のようでもあり。

f0280238_2129598.jpg

カバンシ石というと、目の覚めるような濃い青を想像してしまうのですが、この石は少し、くすんだような色合いです。
この石を購入したころは、サムネイル標本のようなものより、こういった、カオスな状態のいかにも天然のもの、というような様態のものが好みで、ある程度大きさのあるものを集めていました。この標本も掌程度の大きさです。

このところはスペースの問題もあり、もう少し小さなものや、スノードーム用の手頃な鉱物などを購入するようになりましたが、やはり、本当ならばこのくらい見ごたえのある標本が好きです。

一時期はインドでも産出量が少なくなり高価だったカバンシ石ですが、現在ではプーナから安定した供給があるらしく、ミネラルショーなどでも割合手軽に手に入る石です。
実際春の新宿ショーではおおざっぱなインドの業者が大箱で大量のカバンシ石を投げ売りをしているのを見ましたが…ああいう場ではそれほど欲しいと思えなくなるのはなぜでしょう。
そうしてイリノイの蛍石のように、安価だったあの時もっと買っておけば…!なんて思う日が来るのかもしれませんが…。

f0280238_23312898.jpg

カバンシ石は脆く、スノードームには適さないのですが・・・青い石は魅力的です。

こんな色の鉱物がスノードームの中をコロコロしたらさぞかしきれいだろうに惜しい。
などと、最近はつい、スノードームに入れられるかどうかで鉱物を見てしまうあたり、重症です。
もちろん、標本としての鉱物も、これはこれで好きなのですが。
熱中するとどうにも、凝りすぎる性質です。


―――

不測の事態の場合は、と昨日書きましたが、まさに不測の事態が起こってしまい、脱力しています。

本当なら今日からお彼岸で実家に帰省のはずだったのですが、長男が昨夜から発熱してしまい嘔吐を繰り返しています。
夫の見立てではおそらくウィルス性の感染症、まあ早い話がただの風邪です。
(長男は風邪で高熱が出ると吐く体質なのです・・・おかげでゆっくり寝てられません)

勿論幼稚園も休ませ帰省は取りやめて、この連休はひたすら自宅で子供たちの看病をして終わりそうです。
幼い兄弟ですから次男にうつるのはもう、仕方ないと諦めていますが、夫も月曜まで仕事で留守なので、自分だけはしっかり予防しなくては・・・・。

そんなわけで、まだ子供らが眠っている今のうちに更新をしていますが、子供たちの病状によっては明日以降更新をお休みすることもあると思います。どうぞご容赦ください。

こういった場があり、愚痴愚痴とみっともなくはありますが、人とつながっていられるのは、有難いことです。
こんなブログですが、いつも読んでくださって本当にありがとうございます。



にほんブログ村 コレクションブログ 鉱物・岩石・化石へ
にほんブログ村
↑ランキングに参加しています。押してくださると、更新の励みになります。
[PR]
by zabiena | 2013-09-20 05:07 | 鉱物 | Trackback | Comments(0)

時計部品、到着

f0280238_11215142.jpg


オイル入りスノードームに入れるために発注した古い腕時計の部品が届きました。
昨今スチームパンクブームや、レジンブームなどの影響で高騰しており、質の良いものは手に入りにくくなっています。
ebayなどでアメリカから個人輸入することも考えたのですが・・・やはり送料がネック。

大量に仕入れて小売する、というのであればメリットはあるのでしょうが、私程度の工作に使う量では逆に送料が高くついてあまり輸入するメリットはありません。

そんなわけで、割高ではあるのですが信頼できる日本の業者さんから送ってもらいました。
現在品切れなので紹介はできませんが…少し検索すれば結構そういった業者さんは見つかります。
大抵はグラム売りなのでどんなパーツが入っているかは指定できず、当たりはずれはありますし、これからこの細かい部品をクリーニングすることを考えると・・・少し眩暈がしますが、それを考えてもなお、魅力的なこの姿。

f0280238_1130729.jpg


f0280238_11303314.jpg


f0280238_11294888.jpg

…高価でしたが、満足です。
黄鉄鉱だけでなく、水晶や魚眼石、ラピスラズリに合わせても素敵かな、と今からワクワクしています。

これを使ったスノードームはまた単価が上がってしまうので、他人様にお分けするには現実的でなく苦しいところですが、単に自分が欲しいので作ります。
お披露目にはまだ時間がかかりそうですが・・・。

f0280238_11323198.jpg


f0280238_11321264.jpg

見る人が見ればたまらない、けれど大半の人にはただのゴミ。
そんなものを愛してやみません。
美しいという価値観は、主観のみによって成り立つもののほうが、純粋に感じます。


―――
ようやくなんとか体調回復しました。
調子も良くなったし、時計パーツも届いた!いろいろ作りたい!という時に限って予定は空けられないもので。

明日は子供たちの幼稚園の行事、その後そのまま東京の実家に帰省して、三連休中は実家で過ごします。
留守にしますので、撮りためた写真をもとに記事を書いて夜に更新します。
ほぼ毎日、更新はできると思いますが不測の事態の場合はどうぞご容赦ください。
火曜日からはまた、通常の更新に戻ります。



にほんブログ村 コレクションブログへ
にほんブログ村
↑ランキングに参加しています。押してくださると、更新の励みになります。
[PR]
by zabiena | 2013-09-19 11:43 | shopping | Trackback | Comments(5)