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真夏日のような強い日差しの、暑い一日でしたね。
まだ6月に入ったばかりだというのになんだか気候が年々厳しくなって行くようで、暑がりの私には今年もまた厳しい夏になりそうです。
皆様もどうぞ、お体にはお気をつけてお過ごしください。


さて、本日はそんな暑い中、午後は川村記念美術館で行われているアート&クラフトフェア・チバ「にわのわ」(入場料300円、公式サイトはこちら 。昨年度の記事はこちら)へ家族で出かけてきました。



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川村記念美術館(以前の記事はこちらこちらなど)はコーネルやマグリット、エルンストなどの常設展示のある私の大好きな美術館で、庭園も広く美しく、千葉市内の自宅から車で30分ほどなので友の会にも入会しており、よく行くのですが…
毎年この時期に行われるこの「にわのわ」には初回より毎回、行ってみては少し釈然としない感じで帰ってくる、ということを繰り返しています。

そんなわけで今回、あまり気分の良い更新ではないと思いますので、お疲れの方はお読みになりませんよう…。



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(写真はすべて、お店の方に許可を得て撮影をしております)





「にわのわ」には千葉にゆかりのあるクラフト&アートにかかわる作家の方々が多数出展されており、その内容はいつもそれぞれにとても素敵だな、と思うのですが…イベントとしては少し残念な点が。



イベント会場である川村記念美術館への道がプレイベントで大渋滞してしまい近隣住民から苦情が相次ぎ、そのために初回から遠い遠いところに設置された(=とても歩いて行ける距離ではないところにある)駐車場から会場までの送迎バスが出ているのですが、これが物凄い混雑具合で、とてもではないけれど気持ちよく利用できない。

ので、今回は午後遅くに行ったのですが、それでも帰りはバス待ちの酷い行列を見て、とても待てないということでタクシー(バス乗り場の横に待機していて、スタッフさんがタクシーはこちらです、と誘導していました)で駐車場まで移動しました。…が、途中の誘導が全くうまくいっておらず、狭い道で足止めくらって少しばかり立往生。
結局にわのわ特設駐車場まで、美術館よりタクシーで1800円ほど。
うーん…仕方ないのでしょうが…うーん…。

また、周りは見事な田園地帯で飲み物が買える施設がほとんどなく、また車は遥か彼方の駐車場ですし、そこまで行くバスは混んでいて…という状況で、今日みたいな暑い日に、自販機の飲み物が完売・・・!!
どの自販機もすべて、売り切れ。

勿論会場内には沢山カフェの出店は出ているんですが、ペットボトル飲料もすべて売り切れ、というか「おしゃれなカフェ」の出店なので、そもそも「水」や「お茶」などの、暑さをしのいでごくごく飲めるものなんてほとんど売ってない。
季節的に脱水で熱中症、とかそういうレベルではないにしろつらいです。

しかも何処に行っても水もお茶も売ってないのに、スタッフさんたちはクーラーボックスから水出して飲んでる。
で、お客さんの子供に「お水いいなあ」といわれ、「ごめんねー、何処にも売ってないよねー、(ペットボトルを冷やしている氷水に)触ってもいいよー」などと言っている。

いや、仕方ないと思います。暑いし、そんな中一日仕事するわけだし。

でも、「おかあさんー、のどかわいたー」なんて言ってる子供たちがたくさんいて、大人だってもちろんキツイのに、ちょっとやっぱり、もう少し準備できないのかな…と思ったりしました。
触ってもいいよ、じゃなくて今から手配します、くらいできるんじゃないかと。
せっかく渋滞解消のために駐車場別にして、スタッフの車は会場内に停めてるわけだから、最悪、近くの小売店などからペットボトル運んでくることくらい、できるはずです。千葉市内からわずか車で30分で、渋滞回避のために一般人の車は近くに寄せていないんだから。



ナチュラル系のイベントというのは、来る人になにか、「私たちはポリシーを持ってこういうことしてますから、あなた方もそういう不文律に従って楽しむように」というような、お高い感じがあって、実は苦手です。

内輪でやってるうちはそれでいいと思うんですが…こういう、大きな会場で、子供から年配者までいろんな層の、たくさんの入場者が訪れるイベント(と言うか、子供も楽しめることを前面に打ち出している…)なのだからもう少し…なんていうか、プロ意識は欲しいものだ、と思います。

スタッフさんもボランティアの方が多いのでしょうから仕方ないのでしょうが、敢えて詳しく書きませんがびっくりするぐらいの対応をされてしまってもう…私はあなたの友達ではないし、お客としてたった300円であっても、きちんとお金払ってきてるんですが…と思いました。
この辺は、本当に嫌味でも何でもなく、勉強になりました。入場料としてお金を頂く以上、価格に関わらず「イベントだから」「ボランティアスタッフで素人だから」と甘く見てもらえるなんてことはもちろんないわけで、私も気を付けねば…とひやりとしました。

裸で美術館庭園(公園ではありません、普段は静かで美しい「庭園」です!)内の整備された小川(もちろん、普段から立ち居入り禁止で、水遊び場ではありません)に入っている子供たちがいたり(しかも幼稚園年長くらいの女児も下までマッパ…それはナチュラルとは違う!!)、立ち入り禁止の芝生のエリア(繰り返しますが、公園じゃなく「美術館庭園」で観賞用の芝生です!!)でご飯食べてる人がいたり…客側のマナーもそれはひどいのでは…と思う点が多々あったので、運営スタッフさんも大変だと思いますが…。


そんなわけで帰り道、長いバスの行列でぶつぶつと文句を言っているお客さんもまわりに結構いて、「ああ…勿体ない...」と思いました。
個人的には…入場料、300円ではなく500円くらいに値上げしてでも、もう少し準備にお金かけられないかな…と思います。
せっかく、素敵なイベントなのに勿体なさすぎる…。
千葉在住の身としては、もう少し、なんとかイベントしての体裁を整えて、さらなる発展をしていってほしいものだと切に思います。

…散々なことを言っていますけれど、それでも毎回訪れてバッヂなど購入し、応援しているつもりでいたりして、そういう面倒な客である私みたいなのの相手も、大変だなあとは思うのですが…。


そんなわけで素晴らしい美術館の美しい庭園で、素敵な作品がたくさん並べられていて、それなのにちょっと…気分が盛り上がらず、結局ざっと見ただけで公式バッヂ以外は何も買わずに帰宅してしまいました。



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まあそれでも、素敵な作品に罪はないし、そして毎年楽しみにしている満開だったカルミアの花を見られたし、悪い一日ではありませんでした。


にわのわ、明日も開催されていますので、行かれるご予定の方はぜひぜひ、大きな水筒をお持ちになり、十分な時間の余裕をもって行かれることをお勧め致します。
余裕を持って行かれればきっと、もっと楽しめるでしょうから…。

…私は明日はまた別の場所に外出の予定がありますので、今度は静かな平日に、ゆっくりと庭園と美術館を訪れたいと思います…。





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by zabiena | 2014-05-31 22:48 | イベント・展覧会 | Trackback | Comments(0)

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Twitterでは告知いたしましたが、昨日は体調不良のためお休みをいただき、失礼いたしました。
本日は鉱物のご紹介と、博物ふぇすに向けての制作について書きたいと思います。



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翠銅鉱 / Dioptase
Altyn-tyube,Kazakhstan
珪酸塩鉱物・三方晶系
CuSiO3·H2O



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カザフスタン産ダイオプテーズ、翠銅鉱です。
キラキラと輝く深い緑が美しく、鉱物標本の中では人気の高い石ですが硬度が低いため宝飾用には向きません。
この産地のものは方解石を酸で溶かして翠銅鉱を露出させたものが多く流通していますが、これは処理をしていない天然のものです。
サイズとしては小さいですが、少しお値段は張りました。




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美しい色はルーペで覗くと格別で、じっと見つめていると疲弊した心もすーっとほどけていくような、静かな美しさ。
母岩の白との対比も美しいですね。

鉱物好きには青・紫・緑などの寒色系の色が好きな方が多いようですが、私もその一人です。
興奮をもたらす暖色系よりも、クールダウンできる寒色系を選ぶのは、疲れた時にこそ美しいものを、と思っている部分が影響しているような気もします。



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森の奥の、静かな深い色の湖の底のような色。
どういうわけかこの石を見ていて思い浮かべるのはそんな景色だったりします。
敢えて言葉にしないで、ただその緑の中を揺蕩うひと時を楽しみたい標本です。



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バタバタと残務処理と新たな資材発注などをし、ようやく制作を再開し始めました。
とはいえ、少し時間が開いてしまい、高価な材料を使う精密な作品は手が慣れるまで少しかかるので、手始めに博物ふぇすに持ち込もうと思っている、電球型瓶入りのミニ鉱物ジオラマを作っています。

といっても、ジオラマとは名ばかりの、ちょっとした海辺の風景、といったところでしょうか。



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手始めにイリノイ州産八面体螢石二ツ入りの海中の景色と…、



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貝殻と蛍石のほかに、蓄光セラミック(ブラックライトや太陽光で蛍光&蓄光)を入れたもの。



博物ふぇすは時計草は土曜のみの出展ですが、日曜には小学生以下が入場無料になるキッズタイムなどもあるので、デザフェスよりも年齢層の低い人たちが来るのでは、と思いまして、子供が触っても大丈夫そうな、少しジオラマ電球より頑丈なものを作ろう、と思っています。(とはいえ、ガラス瓶ですから幼児にはキケンです)

本物の電球はデッドストックの古い電球を加工したりするのに大変な手間がかかり、時間もかかるためどうしても高価になるのですが、電球型瓶を使って、ちょっとしたものを作って、ジオラマ電球の半値プラスアルファくらいの値段で出せれば…と今、試行錯誤しています。

が、材料があまりお粗末では本末転倒なので、形と色の美しいイリノイ州産の八面体劈開蛍石は入れてあります。
それと、貝殻は私がビーチコーミングで稲毛の浜で採集し、洗浄・乾燥させたものです。



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本物の電球ではなく、電球型の瓶(本来は飴などの食品を入れるように開発されたものだそうです)なので、ガラスが厚く、中の景色は揺らいで歪んで見えます。
なので、精密なジオラマは少し、無理がある…というわけで、懐中の景色を。
あくまでジオラマですから、珊瑚に見立てた赤いものは実は着色したアイスランドモスだったりします。


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博物ふぇすの開催時期は夏休みまっただ中ですしね…こういったものも少し、持って行くのは悪くないかな…と思っています。
子供の買える金額には…ちょっと厳しいですが、ジオラマ電球よりはだいぶお安く出せそうです。
ただしその代わり、ラベルや箱は付属しない予定です。


メインのスノーグローブや電球に取り掛かるのは、来週から位になりそうな予感です。
制作に専念し、完成してからのご紹介になりますので、しばらくは作品のご紹介ではなく、鉱物や雑貨のご紹介となりそうです。





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by zabiena | 2014-05-30 21:50 | 鉱物ジオラマ | Trackback | Comments(0)

本日はディズニーランドの話題です。
(今回、スマートフォンで撮影した写真のみですが、どうぞご容赦ください)


・・・と、ディズニーランドだなんてスノッブの極みで石や博物趣味に関係ないじゃないか!!と言われてしまいそうですが、実はスノッブの極みのようなイメージを持たれがちのディズニーランドの一角に、鉱物標本や化石標本を売っているお店があったりします。

場所はアドベンチャーランドステージのすぐ横、カリブの海賊とジャングルクルーズとの間の、ショップが固まってあるあたりにあるお店、「サファリ・トレーディング・カンパニー」です。


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バイトをしていたころ(このお店ではありませんでしたが)から早十五年が経ち、規定も変わっているといけないな…と思いショップのキャスト(店員)さんに確認をしたところ、キャストさんやお客さんが写っていなければブログ掲載もOKとのことで…残念ながらお店の外観は取れませんでしたが、実際に並んでいるところは撮影することができました。

冒険をテーマとしたこのサファリ・トレーディング・カンパニーでは、上のほうに載せた画像の、探検帽やアフリカの工芸品、動物や昆虫のフィギュアなどが並んでおりまして、その一角にこのような標本ブースがあります。


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アメジストのクラスター、マイクロマウントの鉱物標本(紅水晶、紫水晶、螢石、ラピスラズリなどのいわゆる「メジャー」な鉱物のもの)と同じく化石標本のマイクロマウント。
さらっと並べてありますが、ちょっとした博物館のミュージアムショップのようです。

ディズニーランドは物価が高い!!なんてよく言われますが、実は輸入雑貨に関してはお得な品も多かったりします。
こちらの標本も数百円~千円以下程度のものばかり。

もちろん、鉱物ファンの方には物足りない、取るに足らない安価な標本ではあります。

が、テーマパークを訪れる小さな子供たちにとっては「本物の宝物」だったりするわけで、こういう入り口がディズニーランドにも用意されているというのは、石好きとしてはなんだかとても嬉しいです。


私がバイトをしていた15年前くらいにはこういった雑貨は園内あちこちにあり、私の勤めていたお店も輸入雑貨のお店だったのですが…今はキャラクターものしか扱わなくなってしまいました。

幼心に「夢の世界!!」と思ったのには、こういった子供心をくすぐる『不思議なもの』で満ち溢れたお店、というのも大きな存在だっただけに、こういったお店は是非、これからも残してもらいたいなあ…などと思ったりします。

実は私は子供のころからかなりの回数ディズニーランドには家族で行っているのですが、いつもお土産と称してお小遣いで買うのはキャラクターものではなく、素焼きのオカリナだったり、外国の切手だったり、ドリームキャッチャーだったり、民芸品の布袋だったりしました。
そういうお店が今ではあちこちにありますが、都下の田舎町に育った少女には、本当に特別なお土産物に思えたのですね。



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お店のディスプレーも、よく見るとなかなかどうして、よくできています。
上の画像はワールドバザール内カメラセンター脇のショウウインドウ。


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こちらは同じくワールドバザール内エンポーリアムのショウウィンドウ。
古き良きアメリカ、という雰囲気作りのために、きちんと本物を持ってくるところが憎いですね。



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現役で使われている照明に至るまで、古めかしいデザインでなかなか装飾に関しては見ごたえがあります。
アンティークショップで見かけることはあっても、ここまで実用的に使われているものって、なかなかありませんから参考になります。


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植栽も素敵です。
こちらはプーさんのハニーハントのエントランスにあるイングリッシュガーデン。
一見して野の花が茂っているように見せるあたりも、イギリス式ですね。



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いかにも、イギリス的な装飾の通路を抜けると、



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博物趣味、ヴンダーカンマー趣味のある方にはグッとくるような、ベルジャーに入った植物たち。
こういう細かい小道具に至るまで、きちんと時代に合った物を使うあたりが、とても好きです。



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ディズニーはスノッブだ!と決めつけるのではなく、細部にまで拘って、お金をかけて妥協なく作り上げた空間の成り立ちを楽しむ、というのもよいものだと思います。

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by zabiena | 2014-05-28 22:34 | 外出・旅行 | Trackback | Comments(0)

本日千葉では朝から霧雨が降り、なんとなくアンニュイな一日の始まりでした。
が、午後になり時計荘のロゴや看板などのイラストを描いていただいているakiさん(tumblr→aki-ikki ,Twitter→aki__09,instagram→aki_ikki)から、そんなけだるさを吹き飛ばすような素敵な荷が届きました。


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憧れの京都・大極殿本舗(京都市中京区高倉通四条上ル帯屋町590)のレースかんとカステイラ…!!!



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レースかんは夏限定の、輪切りのレモンをレースに見立てた寒天菓子です。美しい…。
以前から憧れてはいたものの、京都は遠く、今まで実際目にすることはなかったのですが、デザフェスの慰労にとakiさんが届けてくださったのでした。…心遣いがうれしくて、なんだか申し訳ないくらいです。

カステイラも素敵にレトロなパッケージで、これ、人気商品でなかなか買えないと話題のものですよね。
森見登美彦著「四畳半神話大系」に出てきたのもこのカステイラだとか。
とても楽しみですが、一度に開けてしまうのはもったいないので…


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冷たい麦茶と一緒に、お三時に頂きました。
控えめでさわやかなレモン風味の歯ごたえのある寒天。
どちらかというと、黄水晶やレモン水晶の水晶の黄色というより、まさに蛍石の黄色のような、透明感のある檸檬色。
なんと美しいお菓子でしょう。

静かな午後、至福の時、満ち足りた美しい時間でした。
感謝。



さて。
時計荘の活動ですが、そろそろ次のイベント、博物ふぇすまでにあれこれ新作を作り始めたいと思いつつ、発注・買い出しなど地味な作業を続けています。

今日はアメリカの業者からデザフェス後に注文した螢石の八面体とチャンク(八面体割り出しの後の屑なんですが、これはこれで工作には使いようがあるのです)が届きました。

これほど大量の蛍石を一度に撮影する機会はあまりないので、本日はその大量の蛍石を洗浄する作業風景などお見せしたいと思います。




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こちらはイリノイ州産八面体劈開蛍石。
到着後は粉っぽく白っぽいのを、布巾で拭って筆とブラシで埃を取り除いた状態です。

海外の業者では結構雑に扱われてしまうこの八面体。
今回もジップロックにどっさり入った状態で梱包されて届きました。

当然、埃や汚れなどはついたまま。業者の話によるとこれは八面体劈開の職人から卸された在庫のまま大量に鉱物商が抱えていたものらしく、特に手入れされて保存されていた放出品ではないので、到着後すぐに綺麗に筆とブラシで埃や細かな欠片などを取り除いて、洗浄します。



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鉱物洗いに使っている専用のボールに入れて…



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水をそっと注ぎます。勢いよく注ぐと欠片同士がぶつかって傷ができる可能性があるので注意します。
クラックが大きいものはあらかじめ選り分けて、水にはつけず濡らしてきつく絞った布巾で磨く程度にします。
これはすこし神経質かな、と思いますが、経験的にクラックに水が入るとのちにクラックが酷くなったり、割れる危険性がある、と思うためです。
水を注いだら静かに中性洗剤を注ぎ、筆とブラシで表面を丁寧にぬぐうようにして洗い、他に張ってある真水で濯いでざるに上げます。





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この、水につけた瞬間の螢石こそが、一番美しいと思います…うっとり。
ただし水に浸すと水色や薄い桃色、薄黄色などの淡い色は色が飛んでしまうので、紫色などが濃く見えます。


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幻想的な光景を楽しみつつ、地味な作業を勧めます。
時折、赤錆がついてこすっても落ちないものもありますが、それは必要以上に削らないでそのままにしておきます。
その面を下にして作品に加工したりすると、不思議な色合いが現れるのでそれはそれで美しいと思うのです。
そもそも、八面体劈開標本自体が人の手が入っているものですから、あまり神経質になりすぎない程度の扱いが良い気がします。



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水に浸した状態がよくみえるよう、ヒヤシンスの水耕栽培の鉢に入れてみました。



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やはり紫が勝った感じになりますね。水中なので、他に色が写って見えるせいもあります。

本当は…こうして液体に浸した姿が美しいので、スノードームの中にも入れたいのです。
が。オイル封入するとかなり色が飛ぶのでそれなりに色の濃いもの=高価なもの、長く液体に浸すとクラックが進む可能性があるのでクラックのない形の整ったもの=高価なもの、を使用せざるを得ず、またガラス質のイリノイ州産の蛍石は接着がはがれやすいので、試作はしたことがあるのですが実用に足るものまで行きません。

が、やはり液体に浸した蛍石は魅力なので…。
振って楽しむスノーグローブではなく、静かに飾るためのオイル浸潤標本グローブなど、作ってみようかな、と思っています。
ある程度めどが立ったら、博物ふぇすに持って行こうと思います。…頑張ります。



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洗った直後、まだ水にぬれている蛍石たち。
キラキラと輝いて美しいです。
が、紫外線で褪色してしまうので(一日くらいで褪色したりはしませんが…)、日の当たる場所ではなく、キッチンペーパーで優しく拭った後は陰干しします。


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それにしてもこの量…。
さすが、デザフェスでの売り上げのほとんどを突っ込んだだけのことはあります…。
そうして手に入れたものなので、すべて作品に使うつもりでいます。(私物ではない、ということです)

これだけあればスノーグローブとは別に、振らないで飾るタイプのイリノイ州産オイル封入グローブもいくつか作れそうです。
ただしとても高価なものになりそうなので売れるか売れないかと言ったらまあ、厳しいでしょうけれど…。

博物ふぇすでは「学問からエンタメ!」なる展示発表(私もよく要領がわかりません…初回のイベントなので他の方が何をするのかも…今一番の悩みです)をしなくてはならない決まりなので、我が時計荘の発表は螢石の色と形について、なんていいかもしれない、と思っているので、展示という形でもいいかもしれません。


さらに…。

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こちらのイリノイ州産蛍石のチャンクを整形して、あれこれ作品に使おう、と考えています。
これ…結構量あるんですよ。結構昔のものらしいです。
ちなみにこれは、午前中に二度洗いをして乾燥させたところです。
結構汚れていたので…手間はかかりますね。

同じ業者に頼んで譲ってもらったのですが、欠片の大きさを見るに、当時は本当に大きな八面体を割り出して作ってたんだなあ、と感心してしまいます。一番大きな三角形なんて、一辺が5センチくらいあります。…ということはその八面体は…。すごいですね。

見る人が見ないとただのくず石ですけれど、ここから美しい形を作りだせるよう、頑張ってみたいと思います。



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こちらも水に浸すと美しいです。
屑石などとはとても言えない、とろりとして透明な何とも言えない味のある色合い。
こちらは大きいものは八面体を割り出す練習に、小さ目なものは砕いてスノーグローブに封入しようと思っています。

…こんなチャンクでも、イリノイの鉱山がすべて閉山してしまった今となっては、結構な高値がついています。
それですら、青系のものはほとんど入手不可だとか。
あるところにはあるんでしょうけれどね…。ここら辺までが、時計荘の限界です。
それでも結構頑張った方だと思います…。

他では買えないものを、揃えたいと思っています。
誰でも作れるものを買ってもらおうとは思いませんし、お金をいただく以上、他では手に入らないものを作りたい、と思います。
プライザーのほうも今、今まで趣味を通して築き上げてきたつながりから、デザフェスでの実績をもとに、あれこれと新しい展開を用意できそうです。
またデザフェスでたくさんの方にお越しいただいて、お買い上げいただいたことから、来月初めのミネラルショーは業者デーに初参戦できることになりまして、鉱物のほうも益々、充実させていけたらと考えています。

個人でできることには限界がありますが、熱意と誠意をもって地道に続けていれば、きちんと結果は次へとつながっていくものなのですね。
それもこのブログをご覧になっていただいている皆様がた全員のお力添えあってのことです。
本当にありがとうございます。

これからも精一杯精進してまいりますので、暖かい目で見守っていただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。



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by zabiena | 2014-05-27 20:17 | 鉱物 | Trackback | Comments(2)

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本日よりはまた、しばらく通常更新(ほぼ毎日更新)に戻ります。
どうぞよろしくお願いいたします。

それでは本日は、来月初めには新宿ショーも控えていることですし、鉱物のご紹介を。





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弗素燐灰石(玉髄を伴う) / Apatite&Chalcedony
Cerro-Mercado,Durango,Mexico
リン酸塩鉱物 六方晶系
Ca5(PO4)3(F,Cl,OH)


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燐灰石。
さまざまな色の種類がありますが、これは渋いオリーブ色。よく見かける色合いでもあります。
大きく透明感のあるものは宝石に加工されますが、硬度が低いためあまり大きなものは産出されず、宝飾用には小粒のものをよく見かけます。
この標本自体もあちこちが割れたりクラックが入っている様子を観察できます。


個人的に自分のコレクション用に鉱物を買う時にはは「煌めき」「色合い」「透明感」ともう一つ、「物語を感じる」という主観的な項目に基づいて選んでいます。

こればかりは他人にどう説明していいものか、悩むところですが、そのさらに一分野に「どこかで拾ったなら5年は幸せな気持ちで暮らせるであろう石」というような分野があります。
これは私が採集に行かない人間だからこそなのですが、見た目がカオスな共生鉱物だらけで、しかも完璧な姿ではなく欠損している部分があり、けれどその具合がなんとも絶妙、と感じるものにそういった景色を見るような気がします。



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この石にしても、玉髄と燐灰石が共生している上に、オリーブ色の燐灰石は削れたりクラックが入ったりして散々な具合になっているのですが、その欠損した様子まで、なにかそこに美しさを感じます。
図鑑や博物館で見るような、完璧な姿ではなくて、あくまで自分の夢想するジャングルや高原や山岳や…そういった冒険の中で手にしたような気になる石なのです。

以前、「鉱物アソビ」著者のフジイキョウコさんがトークイベント(当日の記事はこちら)にて「図鑑の写真などは立派でわかりやすいけれど面白くないと思っていた」と言うようなことを仰っていましたが、よくわかります。
「知りたい」「調べたい」という知的欲求とはまた別の所にある、「眺めたい」「楽しみたい」という美的価値観による蒐集、といったところでしょうか。



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本日はあまりお天気が良くないのできらめきがうまく撮れませんでしたが…燐灰石は控えめなオリーブ色。
ネオンブルーやくっきりした色合いの燐灰石も美しいですが、あくまで「自然体」なこの色は、抽斗にそっと忍ばせた時にこそ、宝物の風格になる気がします。


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子供の頃、多摩川の河原や砂利道で光る石を探したあの気持ち。
高校時代、岩石墓場(と呼ばれる場所があったんです、私の母校…地学の先生が岩石プレパラートづくりをさせる人で、使えない石を生徒がそこへみんな捨てるから、という理由で代々そう呼ばれてました)で煌めく石は落ちていないかと探し回った夏休みの、あのけだるい感じ。

そういった過去の記憶は年を取るたびに美しさを増して、私をドギマギさせます。
あれからずっと遠いところまで来たにもかかわらず、私が今も心揺さぶられるのは、抽斗にそっとしまえる宝ものだったりします。
それは豪華すぎてもいけないし、美しすぎてはいけない。
あくまで、手の届く美しさの、秘密めいたきらめきを持つものがよいのです。


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実はこれは玉髄部分が薄い黄緑に蛍光するのですが…手持ちの据え置き型ライトではうまく観察できず、かといってペンライト型では観察はできるものの、うまく撮影ができず…このブログでその控えめであやしげな蛍光を読者諸兄にご覧頂くことはできないのです。
そんなところも、私の小さな秘密の宝物、という気がしてきます。


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美しく立派で稀少なものをたくさんお持ちの、コレクターの方には鼻で笑われてしまうであろう、ささやかなコレクションではありますが、蒐集とはあくまで個人的なものですし…自分なりの理想郷をいつか自宅に築き上げる日まで、こういった他愛ものないものをちまちまとこれからも集め続ける気はします。

自分が気に入ったものを眺める喜び。
そういうものに改めて救われ、疲れを癒してもらっている今日この頃です。



この標本自体は少しマニアックすぎるかもしれませんが、石の種類にかかわらず、そういった喜びを分かち合える方のもとへ、一服の清涼剤としての作品をお届けできるよう、次の新宿ショーでは私なりの感性で選び抜いた鉱物を、たくさん仕入れてこようと思っています。…実は一般公開に先駆けて行われる業者デー(一般入場はできません)に縁あって初めて参戦できることになりました。少し緊張しております。

デザフェスではたくさんの方々に支えられ、お立ち寄りいただきお買い上げいただいたお客様のお陰様で、あちこちに道が開けてきそうなお話がちらほらと入ってきており、さらに時計荘としての活動も、充実させていきたいと思っております。
どうぞこれからも、よろしくお願い申し上げます。


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by zabiena | 2014-05-26 21:39 | 鉱物 | Trackback | Comments(0)

鉱物トランプ

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先日、海外の鉱物店からあれやこれやを取り寄せる際に、こんなモノを一緒に買ってみました。



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Dan R.Lynch Rock&Minerals play card 

価格にしておよそ600円程度の鉱物柄トランプです。
作者のDan R.Lynchは同じ題名の本の著者で、これはそのトランバージョンですね。
余談ですが、英語圏ではトランプという名称は使われません。探す場合は「playing card」もしくは単に「card」で検索してみると結構面白いものが見つかります。

実はこれ、後から知ったのですがAmazonでも買えるようです(海外サイトより少しだけ割高ですがrock & minerals Playing CardでAmazon内で検索すると出ると思います。Amazonは本当に何でも買えますね…)。
が、どうせ海外からの高い送料で石を送ってもらうならついでに色々同梱してもらおう、というわけで件の鉱物店で買ってみました。



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一枚一枚、違う鉱物の写真が載っています。
が、思うにこういうところに、外国人ならではのセンスというか、お国柄って出ると思うのですね。




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海外で人気のアゲート(メノウ)はこんな風に模様の美しいものを採用。
ちなみになんと、このアゲートのみさまざまものを集めた「Agete」なるトランプ(同じくDan R.Lynch作で、同名の著書も有)もあります。
海外でのアゲート人気、模様のあるものが人気なのが伺えますね。



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こちらは水晶。ちょっとひねって煙水晶でしょうか。




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「愚者の金」の異名のあるパイライト(黄鉄鉱)。実際の色味はもう少し銀色が強いものが多いと思いますが、いかにも愚者の金の名にふさわしいような少し黄色みのある写真を採用しています。



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こちらはロードクロサイト、別名インカローズ。
こういったはっきりした色の石が人気があるようです。

かと思えば…



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それこそ色とりどりのものがあるはずのフローライト(蛍石)はなぜか、巨大だけれど地味な色合いの標本。
このセレクトはこのDan R.Lynch氏のセンスなのか、その辺りは著書を読まなければわかりませんが。
それこそアマゾンで手に入るようなので、そのうち読んでみようかと思います。
(私は英語は苦手ですので辞書を片手にではありますが…)
ちなみにジョーカーはどんな石かというと…



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トーライト(トール石)と閃ウラン鉱(ウランの原料)という、共に強い放射性を持つ鉱物となっていて、少しニヤリとしますね。





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たまにはこんな他愛のない買い物もよいものです。


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by zabiena | 2014-05-22 20:12 | 雑貨 | Trackback | Comments(0)

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事務処理能力の著しく低い私なので、もう水曜日だというのにまだ日曜のデザフェスの残務処理に追われています。
なんだか落ち着かない日々ではありますが、制作のほうはひとやすみ、というわけで久しぶりに石の紹介を。

なんだか久しぶりで少し緊張しますね。




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螢石 Fluorite
Tennesee,USA
ハロゲン化鉱物 等軸晶系
CaF₂


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ずっと紹介したいと思いつつ、作品が全部紹介しきれなくなるので後回しにしていた、先月初めの鉱物アソビさんの「輪唱」(当日の記事はこちら )にて購入したテネシー州産の蛍石です。

フジイキョウコさんのイベントではいつも、素敵な鉱物がずらりと並んでいて目移りしますが、何分デザフェスを控えて金欠だったころのこと…涙をのんでこの一つだけに絞りました。
と言ってもまた螢石なわけですが、流石フジイキョウコさんのセレクトだけあって、佇まいに趣のある石ですね。




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テネシーの蛍石は他にも所有しているものはある(紹介記事はこちら)のですが、それもまた、鉱物アソビさんの夏の恒例イベント、鉱物barで購入したものだったりします。
色合い的には似ていて、またうっすらとグラデーションがかかっていて、ふちの色合いが美しいのも共通しているのですが、今回の石は全体像がとても素敵でした。



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本日は雨天だったので少しわかりづらいですが…全体に石英の細かい結晶が付着した板状の母岩に蛍石と方解石が載っています。
このバランスといい、控えめなきらめきといい、まさに自然のセンスは素晴らしい、と思える品です。


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共生している方解石。
こちらも結晶の形がよくわかりますね。紫の蛍石との対比も奥ゆかしく、素敵です。


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立てかけてみたところ。
ぎらぎらきらきらしている派手な結晶も素敵ですが、くぐもって鈍い、静かな佇まいの石が好きです。
そこに色々な物語を感じられる気がします。



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物語を感じる石。
それもそのはず、この標本を展示していた「輪唱」という展覧会は作家・小川洋子氏へのオマージュ展だったわけで、こちらの標本ラベルもひと癖あるものです。上のように、当たり前の標本ラベルの上に…


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このような、不思議なラベルが付属しています。

これは小川洋子氏の「ガイド」という短編へのオマージュで、この短編を私は未読だったもので読了してからこの石をご紹介しよう、と思っていたのでした。
名づけることによって生まれるもの、について描かれた短編へのオマージュにふさわしく、古い単語帳を付属したラベルには、何とも言えない味わいがあります。
この辺りのバランス感覚は非常に危ういもので、ともするとやりすぎになってしまってあざとくなったり、いかにも自意識過剰な感じになったりしがちですが、静謐な世界観を保持しているのはさすが、フジイキョウコさんの腕のなせる業ですね。
小川洋子さんの作品への愛、石への愛がなければ成せない仕事だと思います。



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鉱物標本という世界。
ただそれだけで既に完結しているはずのものが、物語や新たな世界観を引き出して広がりを得る。
そんな光景に出会う展示で購入したこの標本は私のコレクションの中では特別な位置づけにはありますが、標本単体として見てもやはり、魅力的な石です。

しとしとと降り続く雨に耳を澄ませつつ、久々にゆっくりと無心に、石と向き合った午後でした。



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by zabiena | 2014-05-21 21:27 | 鉱物 | Trackback | Comments(0)


8月の博物ふぇすてぃばる!までそれほど時間もないので、また制作などに取り掛かりたいのですが、デザフェスの残務処理や新たな発注作業が立て込んでおりまして、なかなか手が付けられずにおります。

しばらくはブログ更新も調子を取り戻すまで暖機運転…という形になるやもしれませんが、どうぞご容赦くださいますようお願い申し上げます。



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さて、以前ご紹介した(当該記事はこちら)時計荘の看板なのですが、当日ブースにて詳細をご覧いただけるよう机の背面にイーゼルで立てて展示する予定が急遽壁面展示となり、詳細がご覧いただける距離ではなかったため、改めてAkiさん(のtumblerより転載させていただきたいと思います。
緻密な美しいこの絵が…時計荘のためだけに描かれたなんて本当に贅沢なことです。幸せです。




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原画の魅力には届きませんが、この美しい緻密さが少しでも伝わるといいな、と思います。
微細な点描で描かれたこの絵の制作時間について考えると…眩暈がします。Akiさんには心より感謝しておりますが、感謝だけではとてもとても足りない…という気持ちになってきます。


そんなわけで、デザインフェスタではお客様が途切れたら妹に店番を頼んで、なにかちょっとしたお土産を探したいなあ、などとのんきに考えていたのですが、大変有難いことに予想をはるかに上回るお客様に恵まれましてお客様が途切れることはなく…これは使用で席をはずしている場合じゃない、と気を引き締めていたのですが。

午後遅くになって一瞬お客様が引いた瞬間に妹がお手洗い休憩行ってきなよ、と言ってくれて、以前より気になっていた「医療系雑貨 生みたて卵屋」さんのブースが近かったこともあり、走って自分の分とお土産を買いに行きました。

今回のデザフェスで見られたのはこの生みたて卵屋さんのブースと、同じ並びにあったきらら舎さんのブースへ予約商品を受け取りに行っただけ…他にも見たい、買いたいものは沢山あった(博物ふぇすてぃばる!ブースはもちろん石華工匠さんのビスマスとか、透明標本とか、骨格標本とか、デザフェスに一般参加の度に必ず行っているスリーピデミカラボラトリさんとか…)…のですが、時計荘ブースを訪れてくださるたくさんのお客様が嬉しくて他には行けませんでした…。



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医療系雑貨、というのもなかなか興味深いキャッチコピーですが、実際博物趣味、ヴンダー趣味、鉱物蒐集に理系アンティーク…そういったキーワードに反応される方、当ブログの読者諸兄には「生みたて卵屋」さんの商品は心に響くものがあるのではないかと思います。

繊細なイラストは全て店主のArakiさんが描かれているオリジナルイラストですが、まるでアンティークの博物画のような、上品でかつ雰囲気のある独特の世界観を持っていますね。
カードのほかにも蔵書票や栞など、紙もの雑貨がお好きな方にもたまらないラインナップだと思います。


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こちらは限定商品のマスキングテープ。

実は…マスキングテープ、好きなのです。
が、マスキングテープは集め始めたら止められなくなる禁断の分野だと思っているので、今ある分(鳩サブレの大きな缶にみっしりと一杯…)が使い切るまではもう買わない、と決めていたのですが、これはどうしても、見過ごせませんでした。
実際、手に取るとその繊細なイラストにうっとりしてしまいます。


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こちらはキノコのカード…標本好きにはたまらないカードですよね…しかもバックに永久プレパラート…博物趣味の人間のツボをぐいぐい押してきます。
これらのシリーズは「メディカルアンティーク」というシリーズから、「薬用成分を求めて旅に出た」というテーマで制作された作品で、それぞれ、「鉱物採集」「植物採集」等のタイトルが付けられています。

フィールドワークを殆どしない私ですがこういった美麗なイラストを拝見していますと、ふつふつと採集の旅に出たくなります…。


「医療系雑貨 生みたて卵屋」さんの商品は公式webショップ(こちら)で販売中です。
また、8月の博物ふぇすてぃばる!にも出展されるご予定とのことです。


…実は今回、ポスターを買いそびれてしまいました。
次の機会こそはゆっくり拝見したい、と思っています。



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by zabiena | 2014-05-20 19:12 | shopping | Trackback | Comments(2)

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昨日、デザインフェスタvol39に出展してまいりました。
お陰様でたくさんの方にお寄りいただき、本当に嬉しく楽しい一日でした。


初めてのことで右も左もわからず、準備の段階から本当にたくさんの方にご協力をいただきました。

スノードームワークショップから鉱物のアドバイスや購入をさせていただいているCafe SAYA (きらら舎 )のSAYAさん、鉱物の提供や相談に乗ってくださった鉱物アソビ のフジイキョウコさん、スノードームキットを購入させていただいているクールラッシュ のヒデさん、看板絵を描いていただいたAki さん、展示における準備段階に相談に乗ってくださったAOM/NEVE の松倉葵さん、本当にお世話になりました。ご厚意に心から感謝いたします。

そしてなにより、このブログをいつもご覧いただいている読者の方々。
皆様のおかげで、私は作る楽しみを満喫することができます。
行きたかった、とおっしゃってくださっている方々の声も励みに、毎日の制作をしております。
本当にありがとうございます。

沢山の方々に支えられ、お陰様でこんなに素晴らしい一日を過ごすことができ、本当に幸せでした。



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朝、7時に搬入を開始し、設営がようやく終わったのが11時の開場の5分前。
慣れないことで、手間取ったのも大きいかもしれませんが、一応形になりました。
…が、ぎりぎりまでかかってしまって、5分で急いで手洗いを済ませなければならず、博物ふぇすてぃばる!のチラシを取りに行けなかったのは失敗でした…。

開場以降、写真を撮れるタイミングがなかったので、画像はすべて開場前の設営直後の様子です。


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作品はブログに掲載してありますので、ざっくりとブースの様子を。

ブースが角地だったので、机を広く出すことができました…が、反省点もあります。
それは、お会計を承る際に混乱しがちだということ…。お待ちいただいてしまった方々、会場当初、混雑の中で大変な思いをされた方もいらっしゃると思います。大変申し訳ありませんでした。

次回からは少し、反省点を踏まえてディスプレイを改善したいと思います。


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もう一つの反省点はこちら。
Akiさんに描いていただいた看板をイーゼルに立ててテーブル背面に設置する予定だったのですが…予想以上に梱包材に場所をとられてしまい、スペースが狭くてイーゼルが立てられず。背面の壁に打ち付けることになりました。
細密な美しい画をもっと近くでご覧いただきたかったです…。

右の隅の方にちらっと見切れていますが、狐面モチーフの樹脂粘土のピンバッジやピアス、ガラスドーム入りの狐は例の、妖怪フィギュアを制作している妹の作品で、今回は妹と私の二人でお店に立ちました。

…妹もまさかあんなにもたくさんの方にお立ち寄りいただけるとは予想していなかった様子で、少し手間取ってしまったようです。
ご不快な点等ありましたら本当に申し訳ありませんでした。




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開場と同時にたくさんのお客様にお寄りいただいて、お陰様で7時の搬出ぎりぎりまで人通りの途切れることなく、たくさんの方に作品をご覧いただきました。
作品を目にとめて「わー!」「えーっ」などの歓声を上げていただいたり、「これ好き!」「素敵」とおっしゃっていただいた方々もいらして、本当に感動しました。
どのお客様も、皆様作品をよくご覧いただいて吟味をされているご様子がとても嬉しく、幸せでした。

そしてお寄りいただいたお客様方のマナーの良さ!!
大学時代4年間ディズニーランドで、神社では神札頒布所で都合8年ほど販売の経験はあったのですが、どの方もとても丁寧に商品を手に取り、きちんとラベルのあった場所に戻して頂いて、破損は一件もなく、なんとお客様に恵まれているのだろう、と感動しました。
本当にありがとうございました。

ブログを読んでいます、Twitterでフォローしていますとお声をかけていただいた方、もっとたくさんお話ししたかったです。
ブログのイメージ(がどんなものかはわかりませんが)と遠い、へんなキノコのシャツの太った母ちゃんでがっかりされなかったか心配ですが、こんな私にお会いしたかったと言ってくださる方までいて、本当に私は果報者です。

イベント出展料やレンタカー代など諸々費用を一人で捻出し、業者のように卸値価格で安く材料を仕入れられないがために作品の価格が市販品よりだいぶ高い設定なのにも関わらず、ご購入いただいた方々には本当に感謝いたします。

会場当初混雑した中でお待ちいただいた方々、私共の不手際でご不快な思いをされた方がいらっしゃいましたら、心よりお詫び申し上げます。また、何か不備等ございましたら、お手数ですがzabiena@excite.co.jpまでご連絡いただきますよう、お願い申し上げます。
(現在、ラベルが入っていなかったというご報告をいただいております。他にもラベルのない方がいらっしゃいましたら、郵送いたしますのでお手数ですがご一報下さいますようお願い致します)


おかげで次のイベントにも何とか、参加していけそうです。
より一層精進し、皆様にまたお目にかかる日を心待ちにしております。
本当にありがとうございました。




最後に、ご案内です。

次回時計荘のイベント出展は8月9日(土)博物ふぇすてぃばる!(公式サイトはこちら )です。

…実は今回のデザフェスで博物ふぇすてぃばるのブースに伺って、「学問からエンタメ!」の相談などしたかったのですが…本当にありがたいことに6時までお客様が途切れることはなく、店番の妹は5時半で帰宅し…、結局伺えなくて今、途方に暮れております…。なんとか、皆様にお見せして恥ずかしくないものを作り上げようと思います。

ちなみに博物ふぇすも一日のみの出展ですが、次回は土曜日の実ですのでお間違いのないよう、お願い申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします。




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by zabiena | 2014-05-19 12:53 | イベント・展覧会 | Trackback | Comments(12)

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いよいよデザインフェスタvol39出展が日曜に迫りました。
デザフェス前最終更新はもう少し凝った更新にしたかったのですが…生憎の雨天・曇天。
室内は暗く、撮影が思うようにいかず、けれども写真ストックがないという…
己の計画性のなさに泣けてきます。

上の画像の二つのスノーグローブ、ペンギンのものは「南極」(ブラジル産水晶、インド産雲母薄片。フレークはスノーと金の星)と「夜空の掃除人」(アフガニスタン産ラピスラズリ、インド産雲母薄片、ブラジル産燐灰石。フレークはスノーのみ)は個別の接写写真がどうしても暗くて鉱物の色が実際と大分違ってしまいますので今回はこの集合写真のみで失礼いたします。
破損がなければこれらはデザインフェスタに持って行きます。

なんだか慌ただしい上にいつも通りの更新ではなくて申し訳ないですが、これらは後日、また更新をさせていただきますね。本日は一応、デザフェス前のお披露目ということで…。




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予定通り、明日、明後日とデザインフェスタ出店当日の日曜日は更新をお休みさせていただきます。
只今、梱包の真っ最中です…。一つ一つの鉱物標本の産地を記入したオリジナルラベルを作り、棚卸表に記帳し、梱包しておりますが作業が遅々として進まず焦っています。
ラストスパートで作業を一気に進めて、できる限りたくさんの作品をお持ちしたいと思っています。



このブログを始めて、たくさんの方に励まされ、素敵な出会いもあり、こうしてデザインフェスタを迎えることができます。
本当に、本当にありがとうございます。

末永く細々と活動していくつもりでおりますので、デザインフェスタで色々と勉強させていただきたいと思っておりますが、何分、初めてのことですので不備もあるかと思います。
どうぞ、暖かい目で見守ってくださいますよう、重ねてお願い申し上げます。


皆様にブースにお寄りになって頂いて、実際の作品をご覧いただければ、こんなに幸せなことはないと存じます。
一つ一つ、手間暇惜しまず研究を重ねて作り上げたものですので、あまりお安くお出しできないのが心苦しいですが…ご覧になっていただけるだけで十分幸せです。
実名入りですのでこちらへアップはしませんが、Akiさんのイラスト入りの名刺もブースでお配りしておりますので、どうぞお気軽にお持ち帰りください。


ちなみに、店番は私本人と、妹の二人で致しますが、妹は鉱物に関しては全く知識がございません。
単なる共同出店者(ほんのちょっと、ガラスドームを持ってくるようです。普段は妖怪フィギュアとかフェイクスイーツなど作ってます)ですので、鉱物や時計荘作品に関しましてのご質問はどうか、私本人(太ってる方)にお願いいたします。
当日は緑色の地の、キノコの総柄シャツにジーンズを着てます(多分)。
このシャツ、夫には大不評で「最悪だ!」といわれましたがそうそう見かけないので目印になるかと思います。


最後に、時計草ブースにお越しになる方へ一つだけ、お願いがございます。


鉱物スノーグローブはもちろん、鉱物ガラスドームや鉱物ジオラマ瓶、胡桃の中の夢シリーズなど時計荘の作品は構造上大変繊細な作品です。
お手を触れてご覧になりたい方はどうか、一言お声おかけくださいますよう、お願い申し上げます。
こちらからお渡しいたしますので、それまでお待ちください。
一つ一つが一点ものの作品で取り換えが利かないものである上、目に見えないダメージも何度も重なりますと思わぬ破損につながります。
少しでも長く作品を楽しんでいただけるよう、どうかお願いいたします。


それでは、日曜日に会場一階、A‐395のブースにて皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。



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by zabiena | 2014-05-15 21:19 | スノードーム | Trackback | Comments(0)