鉱物スノードーム「シベリア送り」
2013年 08月 20日
鉱物スノードーム「シベリア送り」
鉱物:インド産 玉髄(カルセドニー)・魚眼石
USA ビンガム産蛍石
(Blanchard Mine, Bingham, Hansonburg District, Socorro County, New Mexico,USA)
フィギュア入りのプラスチックドームです。
インド産魚眼石は前回の新宿ショーでインドの業者が投げ売りしていたもの。
(追記・先ほど、luciolitemineralsさんからお知らせをいただき、この標本を販売していた業者のブースではゼオライトの表記だったのですが、実際には玉髄(カルセドニー)の母岩に魚眼石の結晶がついているもの、と判明しました。
相当やる気のない投げ売り(どれでも一つ500円)でまとめてどさっと無造作に大箱に入っていたので、多分札を間違えたか、大勢のお客さんが手に取るうちに混ざってしまったかだと思います。失礼いたしました。)
とはいえ、きらきらとしていて素敵な標本なので、情景を作ってみたくなりました。

振ってみたところ。
グリセリンを混ぜてあるのでかなりゆっくりと雪が舞い、蛍石も心なしかゆっくり落下します。
さながら吹雪の中の強制労働。

捕虜の足元にあるのはビンガム産蛍石の劈開時に出た欠片。三角で透き通った青が素敵です。
接着していないので、カラカラとあちこち動きます。

しかしこの人たちは捕虜なのか、囚人なのか・・・。シベリアがこんなところだと思っているわけではなく、ある意味私の心象風景です。疲れてるのか…私…。
(追記・本当に疲れているようです・・・看守が被っているのが「カウボーイハット」なのに感想をいただいて初めて気づきました。このフィギュアはアメリカ製なので看守もアメリカンなのですね。何も考えずシベリアって・・・)
前回のミニスノードームから特殊な超純水を使っています。
不純物がほぼない、研究などに使う水なのですが、一定期間水が濁らずに行ける方法を模索中。
水質もそうなのですが、接着剤などにもよるので、しばらく実験を繰り返す予定です。

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