鉱物スノードーム「Lacrimosa」
2013年 08月 22日鉱物スノードーム「Lacrimosa」
鉱物:ブラジル産水晶
イギリス ロジャリー産蛍石劈開時の欠片
Lacrimosa(ラクリモーサ)、モーツァルトのレクイエムで有名ですね。
ラテン語で「涙の日」という意味です。
水晶は今年の三月にCafe SAYA(当ブログでの記事はこちらやこちらなど)にて、初めてスノードームのワークショップに参加した際に、自宅でもいくつか鉱物を入れて作ってみようかな…と思って購入しておいたものです。お手頃値段な水晶を、その時いくつか買い求めました。
あの時はここまでスノードーム作りにはまるとは思っていませんでしたが、きっかけを下さったSAYAさんに本当に感謝です。(Cafe SAYAのワークショップで作ったスノードームの記事はこちら)。
ガラス球のものは本当に素敵なのですが、入り口が狭い分中に入れられるものが限られて情景を作りづらいのと、キットが高価なのでなかなか気軽に作りづらいというデメリットがあります。
もう少し、中に入れる液体や、接着の仕方などのノウハウをもう少し確立できてきたら、いずれ挑戦していきたいと思います。
僧侶の足元の雪原に見え隠れしているのは、接着していない蛍石の欠片。
lucioliteminerals(紹介記事はこちら)さんに譲っていただいたものです。八面体の劈開標本の割直しの際に出た欠片なので、三角形をしています。
こちらは蛍光するので、夜に撮った写真などは秋になったら他の蛍光写真ともまとめて公開したいと思います(夏休み中はなかなか時間が取れず・・・)。
振ってみたところ。猛吹雪の中、佇む僧侶は一体誰の鎮魂を祈っているのか。
今回、雪はチップではなく、砂状のものを使ってみました。
色々と試している最中ですが、この砂状のものは洗浄が大変・・・。
けれど欧米のスノードームによくあるような、パウダースノーはその手間を考えてもやはり、すてきです。
(8月29日追記・以前に使っていたチップの雪はプラスチック製、このスノードームに使用したこの雪は大理石の細粒です。産地までは分かりませんが・・・「鉱物スノードーム」には打ってつけですね)
水晶に積もる様子も、なかなか詩的で物語性を感じます。
条線がおぼろげに縁どられるこの薄ぼんやりした風情はなかなかいいな、なんて自己満足です。
さて。このところスノードームの更新が続いています。
あまりの暑さと連日の自転車通園でバテていて、鉱物や貝殻や骨格標本などの標本の記事を書くのが何となく億劫なのもありますが、デザフェスに向けて本気で頑張ろう、と思いだした意志の表れでもあります。
昨日、CafeSAYA及びきらら舎の店主のSAYAさんとメールのやり取りをしました。
ワークショップで習ったものを、デザフェス等に出品していいものか、きちんとお伺いしておくべきだと思ったからです。
もともと「鉱物入りのスノードーム」は、フジイキョウコさん著の「鉱物アソビ」に載っていた、きらら舎のアイテムで知りました。
私はその鉱物入りスノードームの美しさにすっかり心酔して去年の初夏、初めてCafeSAYAを訪れたのでした。
私は大学を卒業後に本職巫女を5年間務め、定年退職して華道講師をしていましたが、結婚して転勤族となり仕事を辞め、今はすっかり平凡な専業主婦です。
そんな私の素人細工の「鉱物スノードーム」を人様にお譲りするなんて、烏滸がましいことですが、スノードームを作り始めて数か月、特に姉妹でデザフェスの話題が出てからこのところ毎日がとても楽しくて、幸せな想像は人を元気にするなあ、なんて考えていました。
まだまだ課題は多いですが、目標は高く持ち、常に夢を見ていたい、と思った次第です。
何年後になるかわかりませんが、夢をかなえるために本気で頑張ってみよう、と決心してSAYAさんに問い合わせてみたわけですが、今後きらら舎ではスノードームの販売予定はなく全く競合しないとのことで快く鉱物スノードーム販売の許可をいただけました。
お話によると、きらら舎でもスノードームを販売していたこともあるそうなのですが水漏れや破損が相次いでしまって扱わなくなったとのこと。
プロの方ですらそういう経緯があるわけですから、ずぶの素人の私がどこまでやれるかはわかりませんが、このブログでも制作の様子などを今後も公開していきますので、どうぞあたたかく見守っていただければと思います。
多分、人に公開していたほうが、私の性格上、サボらずにやり通せる気がします(笑)
まだ作り始めて半年程度の鉱物スノードームですが、感想等お気軽にいただけると、本当に勉強になります。
どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。
そしていつの日か、デザフェス等のイベントで「お店」を出すことができましたら是非、見にいらしてください。
お売りすることよりも、ただ、作ったものを沢山の方に見ていただきたい、そう思っています。
(註・現在CafeSAYAの店頭販売品、及びきらら舎のアイテムには海月グローブという素敵な商品もありますので、そちらは本当におすすめです。私の素人細工とは違い、やはりプロの方の技術は素晴らしいです。次回Cafeに行ける日が来たら、次は必ず海月グローブのワークショップに参加しよう、と心に決めています)
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