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グリーンランド産氷晶石

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グリーンランド産の氷晶石。
氷晶石が産出されるのはグリーンランドのみ、希産鉱物です。

先月の月光カフェ(於Cafe SAYA、当日の記事はこちら)にて購入したものです。

氷晶石は一見地味で何の変哲もない石なのですが、かつてはアルミニウムの精製に欠かせない原料として珍重されていました。
グリーンランド(当時はデンマーク領)が富を得たのはこの氷晶石の世界で唯一のまとまった結晶の産地であることが理由だといいます。そのため、第二次世界大戦でナチスに占領されたデンマークに代わってアメリカがグリーンランドの保護を申し出たのは、そうした資源を守る目的だったようです。
が、現在その氷晶石の鉱山はすでに枯渇、閉山されていて、現在工業的に使用される氷晶石はすべて人口のものだそうです。
そして、この人口氷晶石の合成に使われるのが、世界中で産出される、安価な蛍石なわけです。


カフェの店主のSAYAさんによると、氷晶石は屈折率が低く水とほぼ同じで、透明度の高い結晶などは水に浸けるとほとんど見えなくなるため、昔は「溶けない氷」だと言われていたのだそうです。
コペンハーゲンの博物館などでは水に浸けた状態で展示してあるとの話を聞き、さっそく水に浸けて「氷らしさ」を見てみました。

グリーンランド産氷晶石_f0280238_21353069.jpg

よく見てみると、鉱物の縁が少し透けているのがわかります。(底面に近い部分)
魚に見えにくい、水に同化するこの石を漁師が網の重しにしたというのもわかるような・・・・。

「溶けない氷」「水の化石(水晶)」「光る石(蛍石、方解石、玉髄、ウェルネライト、ソーダライト、スカポライトなど)」・・・・。
どことなく錬金術を思い出させるような、怪しげな石を抽斗に忍ばせていると、家事育児に追われる冴えない私の日常も、秘密を抱えた冒険のような気がしてくるのでした。



―――

本日、長男の遠足(ぶどう狩り)→次男の誕生日プレゼントの買い出し(明後日が誕生日)と、バタバタしてました。
子供のささやかな冒険(本人にとっては大冒険)もまた、私の冴えない日常の中に、冒険の追体験をもたらしてくれます。

とは言え、お弁当作りはプレッシャー。
最近の子供のお弁当はすでに芸術の域に達しているようなキャラ弁やデザイン弁当が多くて参ります。
我が家は保守派、あくまで普通の(手をかけてないありきたりの)お弁当でいい、それが食育のため!!と嘯いてはいますが、単に早起きしてピンセットを使っての調理をする余裕がないだけの、私はずぼら母です。
長男の今日のお弁当は、なんの飾りつけもないしゃけお握りと、肉団子と、卵焼きにほうれん草のコーンソテー。以上。平凡且つ地味でした。

それなのに満面の笑みで「お母さんのおべんとう、最高においしかったー!!」と帰ってきてくれる、優しい長男にほろり。
いくら先生からの呼び出しが多くても、君は優しい、いい子だよ。いつも叱ってばかりで御免よ。
母さん、もう少し頑張れそうだよ・・・。と、しんみりしてしまいました。

まあ、また来週も呼び出しくらいまくるのは覚悟してるんですけどね。
元気がいいのはいいけど、もう少し行動に落ち着きが出るといいなあ・・・。



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by zabiena | 2013-09-06 21:37 | 鉱物