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鉱物スノードーム「サーカスの奇術師」

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鉱物スノードーム「サーカスの奇術師」

鉱物:ウルグアイ産紫水晶(Tucaramba,Uruguay)

誇らしげにシルクハットを掲げるタキシード姿の男性、奇術師でしょうか。
これから始まる魔法の時を声高らかに告げています。

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精巧な作りなので、1/87サイズなのですが、表情まではっきり表現されています。
サーカスシリーズのパケットに入っていたフィギュアなのですが、このシリーズはとても好きです。
サーカス、パレード、猛獣使いに手品師、曲芸乗り、空中ブランコに道化師。
怪しくも懐かしい響きですね。
幼い頃、悪いことをすると「サーカスに売りますよ!」と大正生まれの祖母が言っていたせいか、なんとなくいかがわしいイメージです。
当時はシルク・ドゥ・ソレイユなどの幻想的なサーカスは知りませんでしたしね。

サーカスと見世物小屋は違いますが・・・・。
神社に奉職していたころ、例大祭には500からの夜店が並び、見世物小屋やお化け屋敷も並んでいて、いつも「仕事が終わるころには小屋も終わってるけれど、いつか退職したら観に行こう」と思っていました。
見世物小屋は幼い頃に見た限りだったんですが・・・、ワクワクするあの口上を聞いているときが一番、盛り上がる時間でもありますね。

ちなみに幼い頃観に行った時には、「恐怖の牛女!!」という口上にワクワクしていたら、段々腹のおばさんの、お腹の峰のところにそれぞれ作りの物の乳首のシールが貼ってありました。
お代は見てのお帰り、なのですが、父は大笑いでお札を入れていて、幼い私は偽物なのに!と憤慨した覚えがあります。大人と子供の楽しみ方は違いますね。今は、あそこで笑っておひねりを渡せる父は粋だったな、と思います。

あの、いかがわしさと胡散臭さが縁日の醍醐味だと思うのですが、昨今の見世物小屋はもっと、アート寄りだと聞いています。いつか子供たちを連れて観に行きたい、と思っている次第です。


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使用している鉱物はlucioliteminerals(以前の紹介記事はこちらさんに、スノードーム用にと紹介していただき、譲っていただいた鉱物です。

luciolitemineralsの店主様はとても親切で素敵な女性で、始めはただ単に、鉱物の取引しかしていなかったのですが、鉱物スノードームを作る際、化学・地学の知識に疎い私にいろいろとアドバイスをして頂いたり、ちょうどよい鉱物を紹介してくださったり、また、育児の先輩として色々と悩みを聞いていただいたりと、本当にお世話になっています。

鉱物趣味を通じて、こうした素敵な出会いがあったことは、本当に私の財産だなあ、と思っています。
日々、育児家事に追われながらも、自分の好きなものを愛で、したいことをしている女性はやはり、素敵です。
私もそうありたいと思いながら・・・・なかなか難しいですが、目標があるとまた、頑張れます。
有難いことです。

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振ってみたところ。
オイルの調合をあれこれと試してみたいため、今回も固定しない鉱物は入れず、色の違う二種類の星のチップを入れてみました。
やはりゆっくり過ぎるかな、と思うくらいの粘度なのですが、個人的にはさらっとしているより、ゆっくり舞う方が好きです。
もう少し、色々と試してから、調合の比率などを決めたいと思っています。
数社から取り寄せた数種類のオイルを混ぜて使っているのですが・・・・水よりはやはり、コストが高いのがネックです。



ここから先、少し下世話な話になります。

もともと私はスノードームを商売にするつもりは全くなく、ただ単に、自分の理想郷に置きたいもの、という発想で作り始めました。

そこから、私の好きなものを、共感してくださる方にお譲りしたい、デザフェスのお祭り気分を味わってみたい、という気楽な発想から他人様にお譲りできるものを作ることを目標にし始めたのですが、コストの問題にはまだ、頭を抱えています。

鉱物標本自体の原価は下げようもないし、気楽に扱える程度のものを入れるにしても、相場は決まっています。一個の鉱物標本として見られないほどの劣悪な条件のものを入れるのでは、意味がありません。

フィギュアにしても、やはり作りのよいドイツ製やアメリカ製をメインに使いたいのですが、日本で買うとかなり値が張ります。
個人輸入も考えましたが、制作個数の少ないうちは、送料がネックになり余り意味がありません。

ドームキットにしても、ガラス製のものはかなり値が張りますし、今使っているような安いものは、注文時に個別に選別ができないため、傷の目立つものも送られてきてしまい、廃棄分がかなり出て結果そこまで安くは仕入れることができません。

この上、オイルにもコストがかなりかかるとなると・・・・結果、スーベニール・スノードームのような、気楽に買える値段にはどうしても届かず、「素人細工にあるまじき値段」になりそうで、そのへんが最近の悩みです。


この辺りの事情を書くのはなんとも下世話だと思うのですが・・・・なるべく抑えるよう鋭意努力中です。
・・・まあ、これだけあれこれと試作している段階で、どう考えても持ち出しなのですが、そこはもう、趣味っていうことで。作ること自体が楽しい、基本は自分のためにお小遣いを使って作っている趣味なのでそこはよいのです。もとは、自分が欲しくて作り始めたものですし。

そんなわけでだらだらと試作品をご覧いただいておりますが、そのうち妥協点を見つけて着地したいと思っておりますので、どうか長い目で暖かく見守ってくださると有難く思います。


―――
オマケ。

オイルはコストがかかる、などとマイナス面を強調してしまいましたが・・・
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水のスノードームには入れられないものが入れられるのは素晴らしいメリットです。
例えば、上の画像の黄鉄鉱。
先日、luciolitemineralsさんから新たに届いたものなのですが、黄鉄鉱のスノードーム!!!なんてワクワクしてしまいます。
他にもいろいろと水のスノードームではありえないものを制作予定です。

現在乾燥待ちのもの、ご紹介していないものも多数あるので、これらのスノードームをこちらでご紹介できるまでにはまだまだかかりますが、気長にお待ちいただけましたら光栄です。



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by zabiena | 2013-09-16 16:11 | スノードーム