鉱物スノードーム「ろば」
2013年 10月 07日鉱物スノードーム「ろば」
鉱物:中国産水晶(Jinkouhe District, Leshan,Sichuan,China)
時計部品はしばらく離れる・・・と言っていたのですが、もう一つ完成したものがあったことを忘れていました。
人工ルビーの入った時計部品を水晶に接着し、歯車や針などを固定せずに入れ(もちろん水ではなくオイル使用なので錆びません。)、3種類の色の蝶を入れてみたのですが、この蝶、「ラストダンス」で使用したものと同じシリーズなのですが、オイルを入れてすぐはドームの内側に張り付いてしまい、撮影ができないので、放置しておいてそのまま忘れていたのでした。
ちなみに、「ラストダンス」で内側に張り付いてしまった、と言っている蝶も1週間くらい後にはすっかり落ちてきれいになりました。
水晶はlucioliteminerals(以前の紹介記事はこちら)さんに、スノードーム用にと分けていただいたものです。
時計部品の中にピンクの透き通った部分が見えます。
これは人工ルビーの爪石です。
腕時計にはジュエルと呼ばれる人工ルビーが使われています。
使用されている人工ルビーの数は、文字盤に「17石」「17J」等と表示されています。
安定した時を刻むためにルビーの耐摩耗性を利用しているのですが、この人工ルビーが残っていたため、これを透過光で見たらきれいだな…と思って水晶に垂直に接着してみました。
後ろから見たところ。
今回、クールラッシュの「プラスチック製 スノードーム・キットSサイズ」を使用しています。
以前「待ちぼうけ」で使ったLサイズには溝がありましたが、こちらは溝のないタイプでした。
今まで使っていた安価なスノードームキットと違うところは、栓がゴム製ではなくて樹脂製であることと、台座の色です。
台座の色としては黒が一番好きなのですが、台座部分が白だとスノードーム内が反射光で明るくなること、雪景色を作る際には映えることとメリットはあります。
が、個人的に台座のところがむき出しのプラスチック色なのがいまいち・・・と思うので、次回以降は塗装して使用しようと思っています。今回は手持ちのレースを貼ってみました。両面テープで張ってあるだけなので、気分次第で替えることが可能です。
台座を塗装する際にも、こういった色の方が使い勝手はいいと思います。
表面はプラスチック製特有の小傷がある場合があるので、ガラス製のものほどの表面光沢は見込めませんが、スノーフレーク付きですぐ作品を作れる仕様になっていますし、お店の対応も丁寧で、値段と照らし合わせてもおすすめのキットです。
上から見たところと、歯車ほか、時計部品。
今回、蝶を入れるために少し粘度を下げてオイルを調合しています。
そのため、歯車等はしゃらしゃらと動く感じで振っても舞う感じではありません。
が、ひらひら舞う蝶との対比は美しいです。
振ってみたところ。
蝶はゆっくりと舞い、歯車や針はしゃらしゃらと動く感じです。小さな水晶の欠片も入っています。
蝶は三種類の色のものを入れてあります。
薄い作りなので、本物の蝶が舞っている光景というよりは、夢の中の景色のように見えます。
明け方の夢で見たような気がする光景、を目指して作っていますので、たまにはこんな幻想的なものもいいかなと。
少し少女趣味が過ぎるかな、と思いもしますが、加齢のせいか、時折過剰に少女趣味なものが作りたくなります。
若い頃はむしろ、少女趣味なものが大嫌いだったのに不思議だなと思うのですが、人間枯れ始めると逆に、懐古的に少女趣味的なものを求め始めるものなのかもしれません。
と、還暦過ぎの伯母から送られてきたフェイラーの花柄足ふきマットやピンクハウスのタオルをみるにつけ、思っているのでした。
にほんブログ村
↑ランキングに参加しています。押してくださると、更新の励みになります。
いつも応援してくださる方々、本当にありがとうございます。