人気ブログランキング | 話題のタグを見る

カナダ産蛍光鉱物二種(断片)

カナダ ケベック州聖イレール山産のソーダライトの断片。
カナダ産蛍光鉱物二種(断片)_f0280238_19235969.jpg


いかにも地味な石ですが、ブラックライトで蛍光します。

カナダ産蛍光鉱物二種(断片)_f0280238_19323240.jpg

まさに蛍光ピンク。派手です。

カナダ産蛍光鉱物二種(断片)_f0280238_19332083.jpg

こちらは同じくカナダ ケベック州産のスカポライト。

カナダ産蛍光鉱物二種(断片)_f0280238_1941434.jpg

携帯用ブラックライトでもこんなにくっきり蛍光します。
この二種は大昔に府中・郷土の森博物館のミュージアムショップで父に買ってもらったお土産です。

幼い頃、博物館の売店は不思議を売る店でした。
蝶の展翅に使う道具や無骨なルーペ、星座早見盤、化石たちや鉱物標本。

父にねだり、博物館で購入してもらった初めての鉱物は蛍石の八面体で、薄い紫色でした。小学校四年生の頃のことです。
学芸員さんの「蛍石は蛍光するんだよ」との説明にわくわくして、家でブラックライトを当ててみて、蛍光せずにがっかりしたのを覚えています。
あんまり私ががっかりしているので、父は次に行ったときには光る石を買ってあげようと約束してくれて、その約束の「光る石」がこれでした。

当時の私には本当に魔法のように思え、石と私の秘密の約束のような気もして、「これで天空の城に行けるかしら」などとありきたりなことを考えていたりしたのですが、石の蒐集癖はこの辺りから始まったように思います。

今見ると、明らかに子供の学習用で、断片なので「蛍光を観察するためのもの」という、鉱物蒐集家の方からみたらおもちゃのようなものですが、私には思い出深い標本です。


子供たちがもう少し大きくなったら、長男次男それぞれに一つずつプレゼントしよう、と思っているのですが・・・興味を持ってくれるかはわかりませんね・・・。
なによりあの感動、興奮、ワクワクする感じ、あくまで子供自身が発見・体験してほしいものです。親が強制するものではありませんが、きっかけは与えてあげたい、と思っています。

我が家の夫は鉱物には全く興味のない人(博物館・科学館は好きなので科学博物館などには一緒に行ってくれますが、鉱物に限らず蒐集家気質自体が皆無の人です)なので、子供たちが興味を持ってくれたら、いずれ採集旅行やミネラルショー巡りなど、一緒に行きたいなあ、と夢想していたりする今日この頃です。



にほんブログ村 コレクションブログ 鉱物・岩石・化石へ
にほんブログ村
↑ランキングに参加しています。押してくださると、更新の励みになります。
いつも応援してくださる方々、本当にありがとうございます。
by zabiena | 2013-10-09 20:00 | 鉱物