ドイツ産 アンモナイトネガティヴ化石
2013年 11月 07日アンモナイト/Pleuroceras sp.
ジュラ紀前期(Lias) 約1億8000万年前
Kalchreuth, Bayern,Germany
先日、Cafe SAYA(以前の紹介記事はこちら、カフェでの鉱物倶楽部の記事はこちら、万華鏡ワークショップの記事はこちら)のハロウィンパーティ(当日の記事はこちら)に行った折に購入した、ドイツ・バイエルンで採集されたアンモナイトのネガティブ化石です。
ネガティブ化石、のネガ、は写真のネガ・ポジと同じで、要は化石本体が埋まっていた跡です。
金色は彩色されているのではなくて、黄鉄鉱。自然の色合いで、こう美しいとは感動ですね。
Cafe SAYAおよびwebショップのきらら舎さんのブログ「天気後報」に解説があります(当該記事はこちら)ので、詳しい話はそちらをご覧ください。
化石まで手を出してしまうと破産するのではないかという懸念がある為、普段は意図的に化石には極力手を出さないようにしているのですが、これは実物を見た時に、あまりにもそのたたずまいが素敵で、つい…。
カメラの腕がないのでそこまでの魅力をお伝えできないのが残念です。
螺旋階段のような、轍のような、蟠っている竜のような。
螺旋好きにはたまらない、この硬質な質感。
ルーペで覗いていると本当に、謎の宮殿の奇妙な螺旋階段を上っているような気分になってきます。
この化石、裏側にもアンモナイトの痕跡が。
きらら舎ではサイズのみの指定で個別指定はできないようですが、私はCafeでの購入でしたので、選んで購入しました。(ちなみに、11月7日午後八時現在できらら舎にはまだ在庫はあるようですので、ご興味のある方は覗いてみてください)
他の標本には何匹も固まっていたような跡が裏側にあったりするものもあり、さながらアンモナイトの貝塚のような場所に埋まっていた化石なのだな…と思うとなんだかちょっと不気味です。
うぞうぞと何匹も何匹も、アンモナイトの死骸…。
なんてことはあまり考えていると気色悪いような気もしてきますが、本体ではないのでそこまでのグロテスクさもないのがまた、好みだったりします。
アンモナイトの廃墟、抜け殻、残像…。
特製の箱入りで、栞と説明書きとラベルが同封されています。
きらら舎さんの商品ではいつも思うのですが、このスケッチがまた、素敵ですよね…絵心のない人間なので、こういったものは本当にうれしいです。
とことん気に入ったものは偏愛してしまうたちなので、最近頓に特定のお店や人々を推し過ぎてなんだかよくわからない筋の回し者のようになっていますが、ここでご紹介しているお店や人々の関係者ではないです(笑)
ただ、実際にあってみて、やはり素敵なものを創る、扱う人は素敵な人なんだな、と思うことは多いです。
そういう出会いがあるのも、鉱物・化石蒐集の楽しみのひとつでもありますね。
そうそう、アンモナイトと言えば、ペルー産の黒いアンモナイトを使用したスノーグローブが完成しているのでご紹介したいのですが…このところ天気が悪くて室内が暗く、スノードーム・スノーグローブの撮影ができずにいます。
そちらは晴れた日に撮影ができ次第ご紹介したいと思っています。
それにしてもアンモナイト…眺めていると化石もいいものだな、という誘惑が…
恐ろしいですね。
あまり魅入られないように気をつけたいところです。
―――
本日は長男の参観日でした。
参観がやたら多い幼稚園なのですが、子供の普段の様子を垣間見るのは本当に楽しいひと時です。
明日は次男の参観日で、降園後はそのまま実家に帰省し、土曜日は東京蚤の市に行ってみようと画策しています。
そんなわけで、明日・明後日は更新がまた、夜遅く(9時から12時の間)になると思います。
このところ夜間の更新が続いておりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
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