鉱物アソビ・ウルグアイ産紫水晶

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久しぶりにすっきりと晴れて気持ちの良い朝日が降り注いでいたので、鉱物の写真を撮りました。
被写体は先日馬喰町のギャラリーヨルカにて行われた「地球の欠片~鉱物アソビの贈物展」(当日のレポート記事はこちら)にて購入したアメジスト。
放射状に結晶がまるく伸びていて、透き通った花のよう。
(註:背景に写っているのは、大学の卒業旅行で行った大英博物館のミュージアムショップで購入した、世界最古のチェス駒の女王のレプリカです)



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ウルグアイ産の淡い淡い薄紫の結晶で、標本としては珍しいものではありませんが、愛らしい佇まいです。
鉱物を蒐集して長くなるとつい、珍品や産地に拘ったものを購入しそうになるのですが、そっと抽斗に忍ばせておきたいのはこうした、佇まいの魅力的な石らしい石だったりします。

この標本も裏側は平らにカットしてあるのでブローチなどに加工したら素敵、と思ったりもしたのですが、鉱物アソビのラベルと箱がこの淡
い透明な花に似合っていて、もったいないので加工はしないことにしました。

鉱物標本を使った工作をし始めてから「これはこう使ったら素敵」と鉱物を素材としても見るようになり、それはそれで楽しいのですが、純粋に好きなものを好きと思う気持ちも大切に暮らしていたいな、などと考えていたりします。

天然のものはそもそも、ただそれだけで美しいです。
それを忘れないでいたいです。



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控えめな色合いときらきらと光る様子が、幼い頃に憧れた博物館の売店のショーケースに並んでいた「素敵な石」そのもの。
おぼろげな記憶ですが、小学生2年生の頃、お財布を握りしめて博物館へ行ったことを思い出します。
お財布の中のお小遣いは300円。欲しかった紫水晶は500円。
手の届かなかった石は秘密のお城の宝物のように思えました。

大人になった今、欲しいものを買える自由と引き換えに、あの頃の胸の高鳴りはなくしてしまった気もします。
珍品やコレクションの充実に重点を置くようになってしまいがちなのもそのせいかと思ったり。
こうした、「本当に欲しかったもの」を思い出せる機会は大事です。
フジイキョウコさんの「鉱物アソビ」イベントではそういったことを思い出すことが多いです。
石が好き、というシンプルさに立ち戻れるのはやはり、純粋に石が好きな人主宰のイベントだからなのかもしれません。
鉱物店やミネラルショーではそうはいかないと思うのです。
鉱物アソビのイベントでは欲しいものをただ物欲に任せて買うのではなく、あの頃のときめきを買っているのかもしれません。



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家事が終わり、雑事を済ませて幼稚園バスが帰ってくるまでの間。
静かにお茶を飲みながら石を眺め、このところ制作や物欲でぶれた自分の軸をそっと戻している午後でした。



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by zabiena | 2014-02-07 15:44 | 鉱物 | Trackback | Comments(0)