新作・鉱物ジオラマ瓶(薬瓶)「星流れる野原にて」

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鉱物ジオラマ瓶(薬瓶)「星流れる野原にて」

鉱物:インド産ペンタゴン石
薬瓶サイズ:直径約4cm(口径約2.5㎝) 高さ約8.5cm(蓋部分含む)


新作…という割にはあまり変わり映えもしないものを作っているのですが、容器は初めてお目見えの、薬瓶です。
こちらは現行品ですが、理化硝子専門の問屋さんから仕入れた本物の理化硝子。
本物なので密閉性があり、お値段も少し張ります…が、飾り物でよくある雑貨の薬瓶タイプの瓶(大抵メイドインチャイナで、造りも少し粗かったりしますね)とは違って雰囲気抜群な気がします。
何しろ本物の理科器具であることに意義がある…と思っているのは理科室趣味がおありの方にはわかっていただけるでしょうか。
この神経質そうな、質実剛健でありながら冷ややかに繊細な雰囲気が好きなのです。



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新作なので、少しとっておきの鉱物を入れてみました。
この目も覚めるような青い石はインド産のペンタゴン石。
以前こちら の記事でご紹介したものです。
星型の双晶を成すことが有名な石なので「星流れる丘」なのですが…星型の双晶はとても高価。
とてもとても…私の工作で使用する気にはなれません。(値段の問題ではなく、美しくまた、貴重だという話です)
なので、こちらの標本では双晶は観察できません。
とはいえ、この青はやはり、それだけで美しいですね。
画像ではわかりにくいですが、陽の光を受けると表面がキラキラします。



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歯車はヨーロッパの古い時計部品。
尼僧はプライザー社Nゲージサイズ。聖書を片手に何を祈っているのでしょうか。

見た目にはわかりづらいと思うのですが、今回はジオラマ自体も結構中身が豪華な材料を使っておりまして、それなりに単価は高くなると思います…。
長く活動するためには「売れなくても私が欲しいからいいんだ…」というのはいい加減やめた方がイイのでは、と思うんですが、そもそもが「自分が欲しいものを作る」というところから出発しているので、採算取る気がまるでなく、趣味の域を出ませんね…。

でも、好きなものを作っているときは幸せです。それで今は十分です。




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こちらの瓶も蓋は接着していませんので、はずれます。
外れるからなんなのだといわれそうですが…。



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瓶の中をそっとのぞきこんでみるのもまた、楽しいものです。
触りたくなる…のですが、触ると埃も入ります。
パーツはすべて接着してありますが、繊細なので触らない方が良いかと思います。

それにしても…瓶の形から連想させるのでしょうか、この瓶の中の景色ごと一気に飲み干したくなる気がします。
どんな味がするでしょう。
明け方の夢など飲み干したら、悪酔いしそうな気もしますね。




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瓶が好きです。
ガラスは幼少時から好きです。
物心つく前から好きなので、何故好きなのかはもはやうまく説明できる域にありません。
儚さ、繊細さ、透明感、閉ざされた空間…。
瓶が好きという方は多くいらっしゃると思うので、私があれこれ語らずとも瓶の中のジオラマを見ていただければ、私の瓶に対する思い入れは伝わるのでは、と思っていたりします。

このシリーズも、できる限り作って、デザフェスと博物ふぇすに持って行く予定です。
…何の役にも立たないものの割に原価がバカみたいに高くて手間もかかり、販売価格もそれなりに高価なので、あまりお勧めはしません…。

ただふらっと見に来てくださり、「こんなもの作っているんだねえ」とご覧になっていただければ、硝子好き冥利に尽きます。
じゃあなぜ量産するのか、といえば…
博物館好きの私は「同じ規格のものがずらっと陳列してある様子」が好きなのです。
鉱物で言えばひたすらマイクロマウントを集めてしまう気持ちに通じますね。
標本瓶に詰められた生薬、壁一面の蝶の標本、同じ規格の箱に整然と並んだ卵の模型…。
そういう、「ずらっとならんでいるもの」が好きなので、どのシリーズもある程度の数は作るつもりです。

…まあそういうことしているから、金欠なんですけどね…
駆け出しの、まだ何も成果を出していない私などに、デザフェス、博物ふぇすという、沢山の方に作品を見ていただける機会があるのは、非常に非常にありがたいことです。趣味なのだから、お金がかかるのは当然のことですね。

なんやかんやと余計なことばかり申し上げておりますが、お近くにお住まいの方はどうぞ冷やかしにいらしてくださいね。
当日、ブースにてお待ちしております。
(休憩中は妹に店番を任せることもありますが、戻る時刻は告げていきます)


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Commented at 2014-04-09 23:49 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by zabiena at 2014-04-11 17:50
Biscuitさん

硝子、いいですよねー!!
ただ、私は物凄くそそっかしいので…食器などは怖くて使えません。
瓶などは飾っておけるものなので集めやすいです(笑)

やはり、基本は透明なガラスですよね。
アンバー青緑の色付きも好きですが、中身が見づらいのが難点ですね。

透過光、密封、などのキーワードにときめくタイプの人には語らずとも伝わることが、全く興味のない人には何のことやらのようで、家族がいると集められるものには限界がありますが、今でも「これは!」と思うと手を出してしまい…

ガラス欲を満たすには作品で使うのが一番かもしれないです(笑)

by zabiena | 2014-04-09 21:56 | 鉱物ジオラマ | Trackback | Comments(2)