Cafe SAYA「八面体螢石の劈開ワークショップ」
2014年 04月 12日
本日は夫が子供たちを連れて出かけてくれたので、久しぶりの「おひとりさま」で
Cafe SAYA へ行ってきました。
今ブログを見たら1月18日の「蛍光鉱物観察会」(当日の記事は
こちら )が直近だったので、およそ3か月ぶりですね。
本日のお目当ては「八面体螢石の劈開ワークショップ」です。
まず、最初に産地による螢石の違いなど観察。
濃い青はニューメキシコ産、緑は中国産、大きな水色はイリノイ州産。
ニューメキシコと中国のものは不透明ですがイリノイはガラスのように透き通って透明度が高いのがわかります。
劈開にそって綺麗に割れるのはイリノイ。
中国やニューメキシコのものは粉をふいたように見えますが、これは劈開の並びが均等でないため。
あまりきれいに割れないので、カッターのような工具で整えたりするそうです。
そしていよいよ。
ニッパーでこちらのさざれを劈開にそって割って八面体にしていきます。
三角のもの錘を切り取るような感じで割ったら、八面体の形目指して稜線から割っていきます…が文章ではなかなか説明がしづらいです。こういったところを体験できるのはワークショップの利点ですね。
わからないところも丁寧にSAYAさんが教えてくれるので安心です。
わかりますでしょうか。
左端のが、私が割った八面体。アルミケースの中は割り取った三角のもの。
…さすがに少し歪です。
が、それほど力を入れなくても簡単に割れます。劈開の意味を体験。
本当に小さな、小さな三角がたくさんできます。それをさらに八面体に…お店では売っていないサイズの八面体を作ることができます。まるで星のきらめきのようで愛らしいです。
割ったものは小瓶・アルミ缶・ミニチュア試験管(小指より小さいサイズ)に詰めて持ち帰ることができます。これでしめて2000円のワークショップ。2000円でこんな体験ができるのは大変貴重です!嬉しい。
以前、lucioliteminerals(以前の紹介記事はこちら)さんと雑談をしていた際に、八面体の整形についてお聞きしたことがあり、その時には「割りなおしてると手が傷だらけ血だらけになるのよ~」と仰っていて、大変な作業だ…という印象でしたが、割るだけなら私にもできます。…が!やはり正確な八面体を作るのは結構コツがいりますね。アメリカのイリノイには専門の八面体劈開職人がいたそうですが、さもありなん。手袋をしていては正確に割りにくいし、保護なしだと細かいガラス状の破片が結構刺さります。
店主でワークショップ講師のSAYAさんも「蛍石の破片が今、埋まったまま」と仰っていました。目に見えない大きさの破片で手はじゃりじゃりするし、掃除を気を付けていても室内でこの作業を続けたら…細かい破片が足にも刺さりそうで怖いですね。
ワークショップ自体は保護用の眼鏡も用意してあり、注意深く作業をすれば問題ないです。…そもそも、イリノイ州産のさざれが手に入るかどうか、ってとこですね。今回このワークショップが1時の回のみの開催だったのも、在庫に限りがあったからというのが理由のようです。
ただ、現在我が家には少し事情がありまして、さざれがけっこうあるので、デザフェスが終了したら私も少し修行してみようかと思っています(笑)
Cafe SAYAといえば鉱物名のついたソーダですが、本日のソーダは「桜」でした。
劈開を割ると破片が散るので、蓋がついてます…
いつもならランチもカフェでとるのですが、今回は作業に夢中になりすぎて、時間切れだったのでデザートのみ。
洋ナシのムースでした。美味。
鉱物フェア後のセール価格になっていたので、普段手が出ない蛍光ルビーなどを少し購入しました。
ガラスドームに仕立てるつもりです。
また、今回、Cafe SAYAのネットショップである「きらら舎」にて販売中のガラスドームキットを少しまとまった数購入させていただきました。
これを使用した作品の販売も許可していただいたので、間に合えばデザフェスで、間に合わなければ博物ふぇすで販売予定です。
…なにからなにまで、SAYAさんにはお世話になりどおしです。
この後、いつもお世話になっている模型屋さんにてプライザーやノッホのフィギュアやストラクチャーキットを購入し、鉱物屋さんでマグネット用の手頃な石も買い足してきました。
デザフェスまであと少し。
おひとりさま時間で充電できたので、明日からまた気合を入れて頑張ります。
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