アンティーク鉱物標本3種・antique salon
2014年 04月 21日
このところ作品の紹介記事が続いておりましたが、本日は取りためた写真が底をついた上に雨天。あまりガラスものを撮影するには向きませんでしたので、久しぶりに最近購入したものなど紹介してみようと思います。
なんとも雰囲気のある、エメラルドグリーンの箱と趣味のいいラベルが素敵な古い箱入り鉱物標本たち。
こちらは先日、Twitterで見かけて思わず衝動買いしてしまったアンティークで、3種とも私の憧れのアンティークショップ「
antique salon 」さんより購入した品です。
1900年代初頭に鉱物コレクターが採取したものだそうで、標本本体に小さな番号のシールがつつましく貼られ、箱にも同じ番号が振ってあります。
それぞれラベルの記載にはTalc blanc(滑石)、Asfalt(アスファルト)、Titan Rutile(ルチルチタン)とあります。
青い番号シールがアクセントとなっている滑石。
時を経て、どことなくくすみ、くぐもった魅力を放っています。
アスファルト。
見た目に反してとても軽いのですが、こちらもどことなく、物憂げな印象。
削り出したばかりのアスファルトはもう少し光沢があるような気がします。100年以上、コレクターの抽斗の中で静かに眠りを貪り続けた怠惰を身にまとっているかのよう。
チタンルチル。なんてことない見た目なのですが、この箱の中に納まっていると特別の魔法をかけられて眠っているように見えますね。
ひとつひとつ、コレクターが自分の持ち帰った戦利品に番号を振り分類し、とっておきの箱にとっておきのラベルを貼って抽斗にそっとしまう…その過程を考えただけでうっとりします。
ラベルもとても素敵。
このラベル、真似したいなあと思っているのです。
…デザフェスまでには間に合わないかもしれませんが…。
優雅でなんとも素敵ですね。
antique salonさんのことは
天文古玩 さんの記事(当該記事は
こちら )にて知りました。
記事を拝読してからずっと、憧れてはいるのですが子持ちの身に名古屋は遠く…。
未だ訪れたことはありませんが、ネットショップは毎回チェックしています。
Twitterでこの鉱物標本の画像を見た時からずっと、これは是非…と狙っていたのでした。
antique salonさんは
京都ふるどうぐ市 に出展予定で、この標本たちと同じシリーズのものも持って行かれるとか…。
理系アンティークに強い骨董店がそろい踏みとなる京都ふるどうぐ市…(本当に、本当に悔しいことではありますが…)私は行けませんが、理系アンティークにご興味のある方は是非(以前の紹介記事は
こちら )。
明日はまた、作品の紹介記事となる予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。
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