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鉱物ガラスドーム(大)4点



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明日よりデザインフェスタまでは少しハイペースで作品紹介をさせていただきます。

ゆっくりと丁寧に紹介しきれないのは残念なのですが…ただ漫然と並べて売るのではなく、一つ一つを余裕をもってご覧いただきたいと思いますし、当日お越しになれない方々にも(作品はともかくとして)素敵な石を是非見ていただきたく…。

デザインフェスタ後はまた、のんびりと身の回りの物・事の紹介ブログに戻るつもりでおりますので、どうぞ私のわがままにお付き合いの程、よろしくお願いいたします。




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鉱物ガラスドーム(大)「真実の眼」

鉱物:インド産魚眼石
ドームサイズ:大 35×24mm(こちらの記事内、百円玉との比較画像の大きいサイズのドームが同じサイズです)


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魚眼石はミネラルショーにてインドの業者から購入したものです。
クラックが入っておりますが、魚眼石の名前の由来である、角度を変えると魚の眼のようにギラリと光る様子が観察できます。
フィギュアはNゲージサイズの修道士。
歯車はヨーロッパ製の古い懐中時計の部品です。



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鉱物ガラスドーム(大)「ベルナデッタ」
鉱物:メキシコ産ジオード(Chihuahua,Mexico)
ドームサイズ:大 35×24mm(こちらの記事内、百円玉との比較画像の大きいサイズのドームが同じサイズです)



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ジオードとは、外側がカルセドニー、内側は微小な結晶(この標本では石英)で覆われた中空の球状の石のことを言います。
これは真っ二つに割ったものの片割れ。丁度大きさがガラスドームに入るものはなかなかなかったのですが、これはぴったりでした。
ぜひ、近くで見ていただきたいと思います。よく見ると内側が細かい結晶で覆われ、光を反射してキラキラしていて美しいです。
そんな美しい洞窟から安易ではありますが「ルルドの奇跡」を想起し、その奇跡の人物、聖女ベルナデッタから題名をつけました。

修道女はNゲージサイズのプライザー社製。
ベルナデッタは実はそれほど大昔の人ではなく(1844年生まれ)、カトリック教会で初めて写真に収められた聖女でもあり、実際の容姿が確認できますし、有名な話ですが死後もその遺体は全く腐敗せず、ヌヴェールの修道院でガラスの棺に納められその姿を今でも観察できるので…あえて、顔がはっきりしないものを選んでみました。
私はキリスト教徒ではないので、そんな私のせいで聖女のイメージが崩れたとあっては大変ですからね。


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晶洞は球状なので、それを真っ二つに割った形をしています。
なんとなく、お守り的なオーナメントになりました。



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鉱物ガラスドーム(大)「揺らめく夢」

鉱物:エチオピア産オパール
( Yita ridge,Mezezo,Amhara,Ethiopia)
ドームサイズ:大 35×24mm(こちらの記事内、百円玉との比較画像の大きいサイズのドームが同じサイズです)



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いつもお世話になっているlucioliteminerals(以前の紹介記事はこちら)さんに仕入れていただいたオパール、本当はスノードームに入れたら綺麗かな…とも思ったのですが、価格的に安いものではないので、それをメインに使ってみたい、と敢えてガラスドームに仕立ててみました。

オパールには遊色効果といって、結晶の構造や粒子の並びなどにより光が分散されて、角度によってゆらめくような色の変化を見ることのできるものがあるのですが、この効果がはっきりと美しいものほど高価になります。
またオパールの遊色は水に浸けてやるとはっきりすることが多く、保管も水に入れてしたりしますね。

余りにも高価なものは流石に作品に仕立てるのはもったいないので、こちらはほどほどのランクのものです。
写真には当然写りづらく…手に取って角度を変えてみていただきたいと思います。
吊り下げると、光の加減によって色が変わりますので、面白いと思います。

フィギュアはプライザー社製Nゲージサイズの少年少女。ピンセットでつまむような大きさですが、表情まで丁寧に作られた精巧なものです。



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鉱物ガラスドーム(大)「旅の途中」

鉱物:インド産魚眼石
ドームサイズ:大 35×24mm(こちらの記事内、百円玉との比較画像の大きいサイズのドームが同じサイズです)



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上の修道士のガラスドーム「真実の眼」と同じ、インド産の魚眼石を使ってこちらはドライフラワーのソフトカスミ草を合わせ、修道女の清楚なガラスドームに仕立ててみました。

魚眼石のきらめきはやはり、魅力的です。
クラックはありますが、ガラスドーム内のものですので問題はないと思います。
ただ、落下などによる破損はご注意いただきたいと思います(これは度の鉱物も同じではありますが…)。

フィギュアはNゲージサイズプライザー社製。
鞄を持った彼女はこれからどこへ向かうのでしょう。
修道女の中には、意外にアクティブに世界中を飛び回っている方々も少なくありません。
現実に、どこかへ向かうのか、それともこれは、修道女の祈りの中に見た夢の光景か…想像力が膨らみます。




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個人的には、ガラスドームはいくつか並べると素敵、と思っているのですが、こういうところは私の中に鉱物の原風景として、博物館の売店にずらりと並んでいた東京サイエンス社のマイクロマウント(小さく切り取られた鉱物のミニ標本で、さまざまな種類の鉱物が同じ規格のケースなどに収められている。サムネイル標本とも)の標本ケースがあるからなのかもしれません。
以来、同じ規格の標本がずらっと並んでいる光景がとても好きなのですが、やはりそこはお金のかかることなので…未だに満足した「ずらっと並んでいる光景」は憧れのままです。
が、デザインフェスタまではこうして手元で並べてみたりして…なんだか役得ですね。

これらはこれから、綿を詰めた特製の紙箱に入れての販売となります。
デザフェスで残った分は博物ふぇすてぃばるに持ち込む予定です。
(もちろん、博物ふぇすに向けてはまた、新しいものも作ります)

どうぞよろしくお願いいたします。


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by zabiena | 2014-05-05 22:24 | ガラスドーム