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時計荘看板と鉱物ジオラマ瓶(試薬瓶・大)二点

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時計荘のロゴやポストカード(詳しい記事はこちら とこちら )のイラストを描いてくださっているAkiさん(tumblr→aki-ikki ,Twitter→aki__09,instagram→aki_ikki)に依頼していた看板の絵画が届きました。
もともとデザインフェスタでは何かしら看板を用意したいと思っていたのですが、描き文字だけでは味気ないし、かといって私に絵心はないし…と思っていた折にひょんなことからAkiさんにお願いできることになり、ワクワクしながら待っていた絵です。


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背に水晶を生やしたクジラが、夜の終わりから抜け出してくる。
時計荘の統一テーマである「明け方の夢で見た気のする光景」からAkiさんが連想したものだそうで、同じテーマをこんなに素敵な絵にしてくれました。
この絵は極細のペンの点描で描かれた繊細な絵で、寄って撮影するかどうか迷いましたが、やはり原画のすばらしさは写真では伝えようもないと思いますので、当日のお楽しみに…。

額装したら結構大きいので、壁面に飾るかどうか迷うところですが、やはり、近くで見ていただきたいと思いますのでイーゼルに立ててテーブルの後ろに置きます。デザインフェスタにお越しになる方にはぜひ、お近くでご覧いただきたいと思います。

この絵を見に来ていただくだけでも、お越しいただく価値は十分にあると思います。



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デザインフェスタまであと1週間…。
ずっと出しっぱなしにしてしまうと紙の焼けが気になりますのでリビングに飾り続けるつもりはないのですが、あと一週間は、この絵を眺めて暮らそうと思っています。…幸せです。

さて、それでは改めまして、本日は鉱物ジオラマ瓶(試薬瓶・)大2点をご紹介いたします。


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鉱物ジオラマ瓶(薬瓶・大)「誓いと祈り」

鉱物:ヤオガンシャン産蛍石
(Yaogangxian Mine,Hunan Province,China)
瓶サイズ:高さ約13.5cm、直径約 6.5cm


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中国・湖南省の瑶崗仙(ヤオガンシャン)産の蛍石。
以前に何度かコレクションをご紹介しています(こちらこちら )が、今やすっかり高騰してしまっている産地の石です。
この産地のものの美しい紫がかった透明な青は中国産らしからぬ色合いで、なんとも深みのある色なのですが、今回、撮影した時刻が夕方近かったこともあり…あまり画像では色合いがうまく出ていません。
実際にはもう少し、紫色が強い灰青です。

この標本は私のコレクションからの放出品で、十年以上前のものです。
…正直、他の作品に使用している鉱物と比べて現在は大分高価で貴重な標本ですが、思い切って使ってみました。(十年以上前に購入したものなので、法外な値段ではありません)

ただ、これくらいのものを今現在探すとなると…かなり大変かと思いますし、国内ではほとんど取り扱っているところはないと思います。
といっても鉱物は本当にその年によって出物が違うので、まあ、運が良ければ今でも時折見かけるかな、という程度ではあります。
目の色変えて血相変えて、というほどのものではないです。
…まあそれくらいのレベルになると、作品に加工しようなんて気は起きなくなりますけれど。



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フィギュアはプライザー社製Nゲージサイズ、カトリックのほうの葬列から十字を掲げる少年。
このシリーズとても好きなのですが、あまりにイメージが強すぎるので使いどころがなかなか難しいです。
これだけ大きく美しい石と一緒なら、負けませんね。
ちなみにこの薬瓶、デッドストックの未使用品ですが少し古いものであまりガラスの精度が高くないです。
それもまた、揺らいで見える景色の味ですね。


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例によって蓋は接着していませんので開きます。覗いて見るのも楽しいですね。
ちなみに、蛍石の横の小石は本物で、千葉の稲毛海岸で拾った石です。
加工品ではないですが、波に洗われていたものなので角は取れています。



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鉱物ジオラマ瓶(薬瓶・大)「砂漠の王」

鉱物:メキシコ産砂漠の薔薇(石膏)
ニューメキシコ産八面体劈開螢石(Blanchard Mine,Bingham,Socorro Co.,New Mexico,USA)
瓶サイズ:高さ約13.5cm、直径約 6.5cm



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砂漠の薔薇は一般的なメキシコ産で、これはlucioliteminerals(以前の紹介記事はこちら)さんにお願いしてジオラマ瓶用に仕入れていただいたものです。
砂漠の薔薇自体は全く珍しいものではないのですが、ジオラマにちょどよい大きさで、状態の良いものとなると探すのが結構大変だったりします。毎回我儘を聞いていただいて、本当にありがたいことです。

そしてビンガム産の青い蛍石。
まとめて輸入したものですが…頑張ってかなり奮発して買ったもので、一つ一つの値段もかなり高価です。
というのも、本来鉱物商の方はトン単位でまとめ買いをして現地から送るからあの価格になるわけで、まとめ買いとはいえ素人の買える個数で海外からの送料が加算されると、単価も上がってしまって損なわけです。
…が、やはり「青い蛍石」の魅力は外せないわけでして…
しかもこれ、白熱灯下でカラーチェンジします。
青も濃いのでお高いのですが、それでも欲しいという方に。



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フィギュアはプライザー社製HOゲージサイズの「シェリフ」。コレクタブルアイテムです。
この異国情緒がたまりません。服のひだまできちんと精巧に表現されています。



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こちらも蓋を開けることができますので、覗けます。
小石は同じく、稲毛の浜で拾ってきたものを洗浄・乾燥させて使用しています。


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いよいよ、デザフェスまであと一週間なのですね。
なんだか実感がわかず、持って行くもののチェックリストを作ったりしていますが、何分初めてのことですから失敗も多いかと…。
どうぞ暖かい目で見守ってくださいますよう、お願い申し上げます。



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by zabiena | 2014-05-11 21:41 | 鉱物ジオラマ