先日、デザインフェスタでは自分のブースで接客するのが精いっぱいで、他のブースを観て回ることはできませんでしたが、そんな中、同じ列に出展されていたきらら舎(サイトはこちら)さんでルーチカ図鑑の新刊などを購入しました。
ルーチカとは、「きらら舎」のSAYAさんと「ささきさ」のTOKOさんのユニット(公式サイトはこちら)で、ルーチカ図鑑第三弾は「鳥の卵と羽」。博物趣味の人間にはたまらない題材で、毎回ツボを確実に押されまくっています。ちなみに、デザフェスで購入した図鑑には、画像に写っている青い羽根が付録としてついていました。なんとも素敵です。
最近はZINEの流行などにより、こういった自費出版物も珍しくはないのでしょうが、なにしろルーチカさんのセンスは素晴らしいです。
図鑑の内容はTOKOさんの細密画による鳥と卵の図鑑、鳥のデータ、羽根の形や卵の形と構造についての解説、そして付録として羽ペンの作り方や創作ショートショートなどが掲載されています。
雰囲気のある細密画、ワクワクする図鑑、そして付録も読みごたえがあります。
子供の頃、家の敷地内の保存樹に毎年巣作りをするカラスがいまして、保存樹ですから枝を下せず、人間が手出ししないのをいいことに我が物顔でのさばっていたのですが、そのカラスのことを思い出しました。
小学校の頃の私ははっきり言ってどうかしている子供だったので、毎年そのカラスの羽根や卵やひなを狙って格闘していました。当然私だけではなく家族もマークされ、結構怖い目に遭った(妹に至っては頭を突かれて流血しました…アホな姉で申し訳ない)のですが、それもこれも、魔女になりたい私が使い魔にするためにカラスを追いかけまわして捕まえようとしたという…バカな自業自得でした。
そんな幼少期の思い出のせいもありまして、鳥の羽根や卵の模型、卵型の石などを一時期集めていました。震災でめちゃくちゃになったものの一つにこの卵の模型がありまして、今となってはおぼろげな記憶の中にだけ、それらはあります。また集めたい気もしますが…今は資金も回せないのでなんとなくなし崩し的に遠ざかっています。
立派なカラー図版のずっしりとした図鑑ももちろん素敵ですが、こういった、趣味に走って好きなものだけを見つめたささやかな図鑑には、偏愛主義的な美学を感じますね。今回は自分用に購入しましたが、博物ふぇすではまたもう一冊購入し、同じような博物趣味を持つ人へのプレゼントにそっと添えて贈ろうと考えています。何やら暗号めいた、秘密のやり取りに使いたくなる本ですね。
生憎のお天気が続いていますが、梅雨は嫌いではありません。子供たちはお外遊びがしたくてうずうずしていますが、家に籠っていそいそとあれこれ作るのもまた、楽しいものです。
こちらは以前、なんとなく組んでみたジオラマ…の一部。微妙に流木部分が大きくて、ガラスドームに入らず、なんとなく窓辺にずっと飾ってあります。こうしたものも、ぼちぼちきちんと形にしていきたいなあ…と考えています。
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