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モロッコ産重晶石たち

本日も千葉市では気持ちの良い快晴でした。
閉じこもっていてはもったいない陽気でしたので、雨後のキノコを観に生態園(博物館の施設で同公園内にあります。生態保護のため、採集は禁止です)へ行ってきました。

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…行ったのはいいのですが、虫よけスプレーをすっかり忘れていました…。
もう蚊がすごい季節に突入ですね、結構刺されました。慌てて帰り道で虫よけスプレーを買い、夏を感じた一日でした。


さて、そんな今日のご紹介は、昨日と同様、新宿ショーにて購入したバライト、重晶石です。



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Barite / 重晶石
Near Nador ,Morocco
流酸塩鉱物 斜方晶系
BaSO4



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なんとも涼しげな色の、透き通った水色が美しい石ですが、重晶石というとあの砂漠の薔薇と同じ石ですね。
色合いも儚げな石ですが、色のバリエーションには多々あり、色づく花のような華やかさがあります。

今回はモロッコ産のものを二つ、仕入れてきました。
こちらはバイヤーズデーにてドイツの業者さんから購入したものですので、個人的なコレクションではなく作品、鉱物ジオラマに仕立てようと思っています。


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薄い板状の結晶が重なり合っていて、いかにも儚げですが思ったよりも固い感じで、そっと触ったくらいでは壊れません。
が、モース硬度は3~3.5ですので、宝飾品に加工することはできません。
加工することができないからこその、何とも言えない魅力がある気がしますね。



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雨後、陽の光を浴びて密やかに輝く花々のよう…


余談ですが、海外の業者さんではこのようにアクリル板にホットボンドでがっちり固定して販売しているお店もあったりします。
このアクリル板から外す際に、石を引っ張ったりすると…割れたりします。
裏側から熱した布などを当て(その際、濡れた部分が石に障らないよう注意)るか、裏側からドライヤーなどで熱風を当てるとホットボンドを柔らかくすると綺麗に剥がれます。
それも石の種類によっては非常に危険なので、どうぞ自己判断で…。

標本として飾るだけなら外さなくてもいいんですけど、私のように加工したり、またはオリジナルの標本箱に収める時などにはこういったやり方だとダメージが少ない、という体験談でした。
もっといいやり方があるよ!という方はどうぞ、ご教授願います…。


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石は紫外線に当てたり、外気にさらし続けると褪色したり脆くなったりしてしまうものですが…
こういった透き通った美しい石はやはり、太陽光下でそのきらめきを眺めていたくなりますね。

梅雨の晴れ間の空のような、澄んだ青い石です。



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こちらも作品に仕立てた後、またご紹介したいと思います。
作品に仕立てた後は、博物ふぇすてぃばるに持って行く予定です。



・・・・

オマケ。


本日、青葉の森の木陰で見かけた看板。

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そそりますね!!!



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by zabiena | 2014-06-14 21:53 | 鉱物