サイズ:高さ約11.5㎝、ドーム直径約85mm
ナイカの結晶洞窟の巨大結晶は石膏なのですが、石膏はもろく、またオイルに封入するのに不安があったため、今回は水晶の群晶を使って探検の様子をスノーグローブの中に封じ込めてみました。
実際、あのナイカの巨大洞窟探検の映像はまるで「明け方の夢で見た気のする光景」そのもので、幻想的でもあり、けれどどこか悪夢的でもあり(超高温・高湿度なので実際、重装備でないと肺に水がたまって死に至ります)、人の子の創るものはやはり、自然にはかなわないのだ、と思えてしまうのですが、一般人は入れない、数年後には水に沈んでしまう、となると夢は膨らみ、こういったものを作りたくなります。
今回使った水晶は中国四川省産ですが、透明度は高く、群晶の形も美しいものを選びました。
アーカンソーやコリントのものと比べて人気はありませんが、中国産の群晶はスノーグローブに入れるにはちょうどよい大きさのものがよく手に入ります。
念入りにクリーニングはしましたが、砂は少し残っています。
いずれ、少しオイルに溶け出すかもしれません。
フィギュアはプライザー社製Nゲージサイズの「鉱夫」です。
探検家、といった装いのフィギュアですが、「鉱夫」とあるのでドイツの方の鉱夫に対するイメージはこういう感じなのかもしれません。
実際のナイカの巨大洞窟は超高温・高湿度で、生身の人が入れる状態ではありません。
番組でも紹介されていますが、特殊な装備なしでは5分と持たないと言われています。
…が、「防護服」のフィギュアも合わせてみましたが、それではやはり風情がいまいち・・・だったのでこちらを使ってみました。
今回、スノーフレークとインド産雲母薄片の他に青いつぶつぶが入っていますが、これは蓄光セラミックの粒です。
派手な蛍光ではありませんが、紫外線で蛍光する…のですが、実は今、私の手持ちのUVライトが壊れていまして、撮影はできませんでした。
ただ、色合い的にもきれいなので入れてある、という程度です。
振ってみたところ。蓄光セラミックも結構軽いので、少しだけ舞ったりしますが、基本は雲母がキラキラと舞ってスノーフレークが降る、という感じです。
決して、立ち入ることのできないあの結晶洞窟。数年後には水没し、再び姿を消してしまう、幻の巨大結晶。まさに、夢に出てきそうなあの場所を、封じ込めた作品です。
BS放送を見られる環境のある方は、ぜひ、番組をご覧になってくださいね。
絶対に、感動すると思います。
にほんブログ村↑ランキングに参加しています。押してくださると、更新の励みになります。
いつも応援してくださる方々、本当にありがとうございます。