鉱物ガラスドーム(大)「探検家」と「サーカスの馬」
2014年 09月 22日

本日は以前ご紹介したことのあるガラスドームと同じ構図のもの(リクエストがあったもの)を2点ご紹介いたします。なお、この2点は蛍光素材を使用しておりませんので蛍光・蓄光はしません。この辺りは好き好きということで…。

鉱物ガラスドーム(大)「探検家」
鉱物:中国産輝安鉱
(Lengshuijiang,Hunan,China)
ドームサイズ:大 35×24mm
(
こちらの記事内、百円玉との比較画像の大きいサイズのドームが同じサイズです)
石華工廠(公式サイトは
こちら 、使用許可は取得済みです)さん作のビスマス人工結晶のさざれと、中国湖南省産の輝安鉱を使ったガラスドームです。
どちらも不思議な形で、どことなく失われた古代文明を想起させます。
ちなみにビスマスも輝安鉱も大変脆い金属で、その美しい造形は珍重されるものの、アクセサリーは勿論、スノーグローブにも向きません。
ちょっとした衝撃を受けただけでも欠けたり折れたりしてしまいます。
ガラスドームの中に入れてしまえば、落下等で余程の衝撃を与えない限りはその姿を長く楽しむことができます。
ちなみにビスマスの人工結晶の表面の虹色はシャボン玉と同じように光の干渉によるもので、偶然の産物です。
もとのビスマスは和名を蒼鉛というくらいですし、私も青色が好きなのですが、青を出したい!といってかならず出るものではないそうで、その気まぐれな感じもひとつの魅力ですね。
フィギュアはプライザー社製Nゲージサイズの「鉱夫」。
鉱夫なのですが、この衣装といい、ヘッドライトといい、「探検家」のほうがイメージにあっていますね。
ちなみに大きさは1センチ足らずの、とても精巧なフィギュアです。
ちなみにフィギュアはわざと水平に立てずに、丘の斜面にそって斜めに佇んでいます。
もしかすると、このあたりの空間は歪んでいるのかも…などと、これを作っている時にたまたま、「
ウィンチェスター・ミステリーハウス」についてあれこれ見ていて、その流れで近くにある、重力が歪んでいるという「
オレゴンヴォーテックス」についてあれこれ読んでいたからなのですが…このあたりの話はオカルトというより、人の妄執とは大変興味深い、というような話なので割愛します。
説明が必要なオブジェなんて…とは思うのですが…一応失敗ではないよ、ということで。
不思議な光景がお好きな方に。

鉱物ガラスドーム(大)「サーカスの馬」
鉱物:アーカンソー州産水晶ポイント
ドームサイズ:大 35×24mm
(
こちらの記事内、百円玉との比較画像の大きいサイズのドームが同じサイズです)
アーカンソー州産の小さなポイントを曲馬の踏み台に見立ててみました。水晶自体は透明度が高いのですが、土台に茶色の素材を使っているので少しくすんで見えますね。
この組み合わせはお問い合わせが多かったのですが、既に以前作ったものは春のデザフェスで販売済ですので、新しく同じ構図で作りました。基本的に同じものを幾つも…というのは苦手で、また、石は同じものが用意できる事のほうが少ないので、あまり「定番」というほどのものを作ることはできないのですが、なるべくお客様のご要望にはお答えしよう…という試みです。

Nゲージサイズのプライザー社製のサーカスの馬。このバランスを接着するのは少し難しくて、接着剤が見えてしまっていますが、Nゲージサイズなので、遠目にはわからないと思います。このフィギュア、とても好きなのですが単価が高いのが難です…。
個人的にはとても気に入っているので、他にも何点か制作しました。ご紹介はまたいずれ…。
・・・・
明日も旅行中ですので、朝八時に予約投稿をセットしてあります。Twitter等では画像添付での告知はできませんが、ご容赦下さい。

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