鉱物ガラスドーム(大)「海は近い」

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鉱物ガラスドーム(大)「海は近い」

鉱物:マダガスカル産ラブラドライト

ドームサイズ:大 35×24mm
こちらの記事内、百円玉との比較画像の大きいサイズのドームが同じサイズです)



春先に、AOM/NEVEの松倉さん(公式サイトはこちら )から小さな鉱物たちを譲っていただいた(紹介記事はこちら)のですが、その内の一つがようやく、鉱物ガラスドームになりました。

松倉さんのところから私のところへやって来た小さなラブラドライトの欠片ですが、とても美しい青いラブラドレッセンスを確認することができます。

ラブラドライト、和名曹長灰石は一定の方向に光を当てると独特のイリデッセンス(結晶の並びによる光の乱反射で虹のような色彩を示す)が観察できることから、これをラブラドレッセンスと呼び、研磨されたものは半貴石としてアクセサリー等にも加工されます。

…が、研磨なしのものはあまり出回っておらず、ましてこれだけ小さな欠片となるとあまり流通していません。
勿論流通していない、というのはそれだけ需要があまりない、ということなのかもしれませんが、個人的には未研磨の無骨な石がはっとする美しい輝きを放つ一瞬が、なんとも言えず好きです。

この美しさを、身近に楽しめるよう、ガラスドームに仕立ててみました。




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正面から見た時には地味な、ただグレーがかった不透明な欠片ですが、角度を変えてみるとこの通り、青いラブラドレッセンスを確認できます。
ガラスドームを角度を変えながら見てみて下さい。
硝子のドームを身につけるのは危険なので、オーナメントとして作っておりますが、硝子にカンを接着してありますので、吊るしてみるとちらちらと青い炎のようで美しいです。




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フィギュアはドイツ・プライザー社製のNゲージサイズ「ビジネスマン」。
極小サイズですが、ネクタイやスーツの皺まで精巧に表現されています。

読者様から「鉱物紳士」と仰っていただいたことがありますが、このビジネスマンと鉱物との組み合わせはとても好きです。
幼いころ好きだったマグリットやミヒャエル・エンデの影響で、スーツに帽子の男たちというモチーフに、ちょっと冷たくもシュールな空気を感じるのかもしれません。



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小さな人工の蛍光粒を仕込んであるので、ブラックライトを当てるとこの通り、うっすらと蛍のような幽き光を見ることができます。
輝度の高い人口の蛍光粒なので、強い太陽光を浴びた後で室内に移動したりしても。うっすら光ります。
この画像は景色が判るように夕方、室内の自然光下でブラックライトを当てて撮影したものです。
暗闇でブラックライトを当てるともっと鮮やかに光ります。

ラブラドライトの青、蛍光粒の青は海を連想させます。
題名の「海は近い」というのは、ポール・デルヴォーの名画より拝借しました。
あの、他人の夢を覗いているかのような不思議な光景には及ばないですが…雰囲気として。



海からの潮風や、懐かしい磯の香りは観ずれども、まだ海は見えない。
ここはどこなのか、判然としないけれども、確実に海の気配が野を覆っている。
ふとした拍子に、海の青を感じる。
…海は近い。



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私事ですが、昨日夕刻に旅行から無事帰宅しました。

留守中に、あれこれと制作活動に関することで進展が無きにしもあらずで…
自分がどのような形でこれから、活動を続けていきたいのか、考え始めているところです。

ともかく、目の前にあることを全力で確実にこなしていきたいと思います。
常に、誠実でありたいと思う今日このごろです。


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by zabiena | 2014-09-25 21:57 | ガラスドーム | Trackback | Comments(0)