鉱物ジオラマ瓶(小)「かつてここにあったもの」

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本日はプラトーさんに23日に納品する鉱物ジオラマ瓶をご紹介します(2回に分けて更新します)。







鉱物ジオラマ瓶(小)「かつてここにあったもの」

鉱物:アフガニスタン産ハックマン石
(Kokcha,Valley,Badakhshan,Afganistan)

瓶サイズ:直径約4cm(口径約2.5㎝) 高さ約8.5cm(蓋部分含む)


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ハックマン石とはソーダライトの一種で、すみれ色やピンク色のものをいいます。
この石も、画像ではわかりづらいのですが(既に日が傾き始めていたため…)、かすかにラベンダー色の部分があり、儚い印象です。
元は紅色をしているそうなのですが、日に当てるとその色が抜けて消えしまいます。
が、消えてしまった色は紫外線を照射すると元に戻る…つまり、蛍光するわけです。
白昼、太陽光下でみると、ただの白っぽい地味な石が、紫外線照射で姿を変える様子はとてもドラマチックです。

そんな石を、砂漠の中においてみました。



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ちょうどガラスの曲面にあたるため、ピントが合わないのですが…今回の鉱物紳士はTTサイズのプライザー社製ビジネスマンです。
後ろに手を組んで砂漠を歩いている様子…なにか落し物でも探しているようなポーズです。

時計のムーヴメントは本物のヴィンテージで、ロシア製の女性用腕時計の部品をそのまま使いました。
人工ルビーの爪石なども、紫外線を当てれば蛍光します。
また、星屑のように蛍光・蓄光する人工の蓄光粒をフィギュアの周りに撒いてあります。




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こちらが夕闇迫る頃に撮った写真。
ここで、紫外線(ペンライト型のブラックライト)を照射すると…



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なかなか派手な蛍光を示します。
夢は夢でも…高熱のときに見る夢、あるいはディズニー映画「ダンボ」で子象がアルコールを摂取した時に見た悪夢…のようです。

ちなみにハックマン石は蛍光鉱物ですが燐光はしないので、ブラックライトを消した後には蓄光粒だけがぼんやり光り続ける感じです。
(註:ハックマナイトのうち、ハイランクな個体は紫外線照射後に燐光するものがありますが、こちらの個体ははっきりとした燐光を確認できるものではありません)

ブラックライトをゆらゆらと揺らして当ててみると、ハックマン石の中になにかが蠢いているかのようにも見え、昼間の寂しい乾いた砂漠の景色とは打って変わって、なかなか禍々しい夜の風景となります。

そんな変わりようもまた、時計荘の作品共通テーマである「明け方の夢で見たような気のする光景」にふさわしい作品なのかもしれません。


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本日はこのあとはもう一度更新し、鉱物ジオラマ瓶をもう一点ご紹介致します。



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by zabiena | 2015-01-20 23:03 | 鉱物ジオラマ | Trackback | Comments(0)