Araki Mizuhoさんの個展に出品する鉱物ジオラマ瓶(小)2点

本日中野の旅屋へ、いよいよ明後日4日(土)から始まるAraki Mizuhoさんの個展(紹介記事はこちら)にゲスト出展する作品を納品してまいりました。
ほっと一息です。
そんなわけで、滞っていた作品紹介をしたいと思います。
なお、一度に書き切るには数が多いので、一日3回に分けて更新します。

本日はまず最初の更新で鉱物ジオラマ瓶の試薬瓶タイプ2点、2回目の更新で秤量瓶タイプの鉱物ジオラマ2点、3回目の更新でとっておきのUV式ジオラマ電球2点、明日は鉱物ジオラマ瓶の秤量瓶タイプ2点とジオラマ電球4点を3回の更新に分けてご紹介をいたします。

スケジュールが詰まっているため、怒涛の更新ラッシュとなりますが、どうぞよろしくお願い致します。

まずは、試薬瓶タイプ2点をご紹介します。


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鉱物ジオラマ瓶(小)「沈黙の秘薬」


鉱物:アフガニスタン産藍方石(アウィナイト・原石)
ドイツ産藍方石単結晶(アウィナイト・蛍光)
アーカンソー州産水晶ポイント

瓶サイズ:直径約4cm(口径約2.5㎝) 高さ約8.5cm(蓋部分含む)




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薬用鉱物からは一旦外れますが、今回はこの美しい石をArakiさんが新作の中で取り上げていらっしゃると聞いて、スペシャルなジオラマに仕立てました。

青い宝石としてはサファイアよりも美しいと名高いアウイナイト・藍方石ですが、この鮮やかで美しい青い石は残念ながら宝飾品に加工できるような大きな結晶には育ちにくいため、宝石としてはあまり一般的ではありません。
が、この美しい青はやはり標本としても人気です。

特に、ドイツのアイフェルで産出している結晶は青が濃く美しいのですがやはり小粒が多く、また産出量も少ないので高価です。この地区の藍方石は蛍光するものもあるのですが、蛍光するのは青の薄い個体が多いです。
今回使用しているドイツ産の単結晶はアイフェル地区のもので、青が割合濃く尚且つ、紫外線長波で強く蛍光するスペシャルな標本です。私がまだ時計荘として活動をし始める以前、ミネラルショーで購入したものの放出品です。


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紫外線ライトを照射したところ。
一般的な長波ライトでもここまで顕著にピンクに蛍光します。



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また、修道士の後ろに控えているラピスラズリによく似たこの石も、実は藍方石(を含む石)です。

藍方石はラピスラズリと非常に似ている…というかラピスラズリ自体はひとつの好物ではなく、藍方石、方ソーダ石などの混合物なのですが、アウインもラピスラズリもどちらもソーダライトグループに属し、化学式もほとんど同じで、違いはアウインが水酸基(OH)を含んでいることだけです。


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単結晶に比べるとわかりづらいですが、確かに原石の方も藍方石の部分が薄く蛍光します。
一般的に流通しているラピスラズリではこの蛍光は確認できません。



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藍方石の青にはやはり…透明度の高い水晶がよく似合う気がします。アーカンソー州産の選りすぐりの美しい個体です。



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フィギュアはHOサイズの若き修道士。
この修道士フィギュアもドイツ製のものなので、ドイツ・フランチェスカ修道院の修道服を着用しています。Arakiさんの新作の中では旅はドイツへ向かっていますから、このフィギュアの登場も面目躍如というわけですね。


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全体の蛍光。
草むらには花に見立てた蓄光粒をまいてあります。人工のものですのでお部屋の明かりを消した跡などにふんわり光ります。



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ジオラマ瓶全般、蓋は接着してありませんので、中を覗いてみることができます。
ペンライト型のブラックライトをお持ちでしたら、近くで照射してみるのも面白いかもしれませんね。




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鉱物ジオラマ瓶(小)「黄昏の聖典」


鉱物:スマトラ産ブルーアンバー(琥珀・蛍光)
インド産輝沸石

瓶サイズ:直径約4cm(口径約2.5㎝) 高さ約8.5cm(蓋部分含む)


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例によってガラスの曲面でわかりづらい画像なのですが、今回のテーマ「薬用鉱物」の一つである琥珀を使用したジオラマです。
琥珀の薬用性についての説明は前回の記事に書きましたので、こちらをご覧下さい。


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この個体もスマトラ産の蛍光するブルーアンバーです。長波の一般的なブラックライトでも激しく蛍光します。
青白い蛍光は昼の姿とは打って変わって妖艶で神秘的です。



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私個人としては、琥珀の昼の姿も深い飴色でとても美しい(しかも、ペンライトなどで光を当てると光を透過して何とも言えない美しさ)とは思うのですが、地味は地味なので、インド産のキラキラとした反射が美しい輝沸石を添えました。



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濃い飴色と白の対比が美しいです。



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全体の蛍光。
叢にはいつもの人工の蛍光粒をまいてあります。


以上で試薬瓶タイプの好物ジオラマ瓶は全てご紹介いたしました。
この後、更新しますのはまず、秤量瓶タイプの鉱物ジオラマ瓶を2点。そのあと更にもう一度更新し、今回の目玉、とっておきのUVライト式鉱物ジオラマ電球をご紹介いたします。日付をまたぐ可能性はありますが・・・頑張ります。


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by zabiena | 2015-04-02 23:18 | 鉱物ジオラマ | Trackback | Comments(0)