Arakiさんの個展にて販売予定の鉱物ジオラマ電球(置き型)4点

さて、Araki Mizuhoさんの個展もいよいよ明日にからとなりました。
大急ぎで残りの出展作品についてご紹介したいと思います。
今晩も怒涛の更新・・・複数回これから更新します。

まずは鉱物ジオラマ電球(置き型)四点を駆け足でのご紹介をいたしますが…ここで一番のアピールポイントを。


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鉱物ジオラマ電球の置き型は今まで、中の接着剤の影響で梅雨時期に湿気が発生して中のガラスが曇る可能性があり、それを防ぐために呼吸ができるよう、ふた部分を紙粘土で自作し、塗装していました。
そのためハンドメイドっぽさがどうもぬぐえなくて、その点が私にとっては不満なところでした。

今回、新しい資材機材を投入し、また新しい手法を考案・練習しましてようやくお披露目になったのが、この鉱物ジオラマ電球です。
画像を見てお分かりのとおり、本物の電球そのままの形を保ったまま、中にジオラマを封じ込めることに成功したわけです。
これにより一層、現実と非現実の混ざり合った感じがお楽しみいただけるようになったかと自負しております。

ただこのことによりより一層時間と手間と資材費がかかるようになりましたので…多少の値上げをさせていただくことにいたしました。
今後も長くこのシリーズは続けて制作していく所存で、これ以上の赤字を抱えることができません。
どうぞご理解いただけますよう、お願い申し上げます。
(なお、この作品は台座付ですが自立しませんのでミネラルタックや練消しゴムなどで止めてディスプレイすると安心です)

さて、それではいよいよ4点を一挙ご紹介いたします。
(なるべく駆け足でご紹介しますが記事が長くなります…すみません)


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鉱物ジオラマ電球(置き型)「見果てぬ地へ」

鉱物:磁鉄鉱八面体結晶(自形結晶)
アーカンソー州産水晶ポイント

使用電球:口金26mm、高さおよそ10cm×直径およそ5.5cm



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磁鉄鉱も漢方では漢方では肝腎を補い、精神を安定させ、咳を止める効能があるとされる薬用鉱物の一つで、Arakiさんの作品中に登場する鉱物です。
この磁鉄鉱自体は地味な外見の鉱物ですが、単結晶で八面体を形成することがあります。
八面体というと色とりどりの蛍石を想像しますが、この渋い八面体もなかなかです。
勿論、蛍石の八面体は劈開に沿って割ったものですが、この磁鉄鉱の八面体は自然の結晶の形です。

磁鉄鉱だけでは寂しいので、アーカンソー州産の美しい水晶を添え、ブラックライトで蛍光する仕掛けのある街灯を配置しました。


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大きなカバンを抱えた紳士。
カバンの中身はやはり、薬用原料でしょうか。



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ブラックライト照射をしたところ。
草むらには人工の蛍光粒を撒いてあるほか、街灯に蓄光の仕掛けがあります。
お部屋の電気を消した後などにぼんやり光ります。




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鉱物ジオラマ電球(置き型)「知の庭園」

鉱物:赤鉄鉱(磁鉄鉱仮晶)
カナダ産石膏(蛍光)


使用電球:口金26mm、高さおよそ10cm×直径およそ5.5cm



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薬用鉱物である磁鉄鉱と赤鉄鉱ですが、実は置き換わることがあります。
この赤鉄鉱は仮晶といって、もともとは磁鉄鉱だったものが赤鉄鉱に置き換わったもので、外観は磁鉄鉱独特の八面体を随所で観察できます。が、成分としては赤鉄鉱なのですね。鉱物の面白いところです。
また、ギラリとしたこの輝きもなかなか美しく、インダストリアルなイメージで面白いです。


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こちらはカナダのマニトバ産の石膏。
石膏も以前書いたように薬用鉱物なのですが、この産地の石膏は球状で算出し、白く蛍光する性質があります。
球状、つまり中心から放射状に成長するので、割ってみると花弁のようなかたちになります。

この完全な球体は結構なお値段で、また電球の中に入るような大きさのものはまず見かけないのですが、こちらはその、割られた花弁のほうです。


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小さいながらも美しい飴色の花弁は、ブラックライト照射で青白く蛍光します。
この白い蛍光は個人的にとても好みで…多少単価が上がるのを覚悟で使ってみた次第です。


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街灯も蛍光する仕掛けがあるのですが…写真を撮り忘れたようです…
蓄光粒もふんわり光ります。

鉱物紳士が登場する光景ではここまでロマンチックなものはあまり作らないのですが、薬用原料採集の旅、ということで薬用鉱物に種を使った、幻想的な夢の世界となりました。




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鉱物ジオラマ電球(置き型)「最果ての修道院」

鉱物:カナダ産石膏(蛍光)
アーカンソー州産水晶ポイント
使用電球:口金26mm、高さおよそ10cm×直径およそ5.5cm


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こちらも、先ほどの石膏と同じ産地の蛍光する球状石膏の欠片です。
ブラックライト照射で美しく光ります。
花のように見えますが、いくつかの細かな欠片を花の形のように植え込んであります。



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水晶はいつもの、透明度の高く姿の美しいアーカンソー州産の水晶ポイント。
このポイントたち…キロ買いして、その中から美しいものだけ(ほんの一握りしかありません…)を使用しているので、傷物の、作品に使用できないものがどんどんたまります…捨てるには惜しいので、なんとなく大瓶に貯めているのですがその大瓶がさすがに最近は随分と増えてきてしまっているので、いつか放出しようと思ってます。


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どちらかというと儚く麗しい印象ですが、あえてドイツのフランチェスコ修道院の若き修道士を合わせてみました。
薬用原料採集の旅の中で出会った人物なのかもしれませんね。


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かすかな石たちの声すら、聞こえてきそうな幻想的な光景です。




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鉱物ジオラマ電球(置き型)「流砂の花」

鉱物:カナダ産石膏(蛍光)
アーカンソー州産水晶ポイント
イリノイ州産蛍石

使用電球:口金26mm、高さおよそ10cm×直径およそ5.5cm



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カナダ産の石膏の花とアーカンソー州産の美しい水晶を、流砂の中に配置してみました。

流砂…幼いころ、「風の谷のナウシカ」を見て以来の憧れです。
ジオラマで表現するには無理がある…気もするのですが、美しい石の花たちが沈み込んでいく様子を私なりに作ってみました。


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よく見ると、ラクダの足も少し沈んでいたり。



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流砂に出会う危険な旅…。



駆け足で申し訳ないのですが、今晩はこの後、2回更新します。
よろしくお願いいたします。



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by zabiena | 2015-04-03 22:27 | 鉱物ジオラマ | Trackback | Comments(0)