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ウレックス石(テレビ石)

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ウレックス石、アメリカ カリフォルニア産。別名、テレビ石。

下に敷いたカードの文字、画像では読みにくいですが、実際はかなりくっきり読めます。

下北沢にあるダーウィンルームで購入。
こちらはヴンダーカンマー的な雰囲気漂う素敵なお店で、幅広く教養の再生を謳ったお店です。

狭いお店ですし、それぞれの分野において細分化してしまうと、例えば鉱物や地学に限ってしまえば物足りなくはありますが、なにしろカバーする分野が幅広いので面白く、店員の女性もいつもニコニコとあれこれ見せてくれる懐の広さは、ミニチュア版のデロールのよう。

それもそのはず、このお店は同じく下北沢にあるスタディルームの創設者さんがオーナー。
スタディルームは若い頃大分通いましたが、いつのまにか足が遠退き、考えてみればその一因は、創設者の意図から離れてどんどん商魂たくましくなっていったあの感じが馴染めなかったからなのかも知れず、やはりわたしは、今のスタディルームより、ダーウィンルームのほうが遥かに好みです。

ちなみに、外観のトケイソウの繁りかたが素敵で憧れて、ついに今年、我が家でも真似て外壁にトケイソウのグリーンカーテンを栽培予定です。まだ苗から少し育ったくらいですが、ゆくゆくはあんな家にしたいなあ。
# by zabiena | 2013-05-29 21:43 | 鉱物

スコレス沸石 緑魚眼石

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針状結晶がボール状に集合したスコレス沸石と、緑色魚眼石の共産標本、インド プーナ産。
下の方に、白い束沸石の結晶もついてます。

くさび形のミントグリーンの寒天の上に、淡雪をのせたみたいで爽やかで涼しげ。

スコレス沸石はオーケン石のようなふわふわではなくて、触ってみるとチクチクと硬い。
とはいえ繊細なので、いつもは硝子ケースの中。

繊細な標本は弄ってはいけないのに、やはり、触りたくなる。
# by zabiena | 2013-05-27 13:26 | 鉱物

第三回東京蚤の市

第三回東京蚤の市に行ってきました。

昨年同様、鉱物アソビのフジイキョウコさんのお店と、ラガード研究所が目当て。
(以下の画像は店主さまの許可を得て撮影しております)

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フジイキョウコさんは昨年同様、屋外なのであまり繊細な鉱物は持ってこなかったとのこと。
なので、私は中国産のカルサイト劈開標本をひとつと、シャーレ、標本瓶、秤量瓶、チェコガラスのブローチ、古着のワンピースを購入しました。

その代わり、今年の夏の鉱物barの案内をいただき、なんとなんと、私の大好きな鉱物画や、小さな標本の放出品がたくさんあるとのこと、夏が待ち遠しくなります。


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ラガード研究所は、昨年もウミウチワなどを購入したのですが、今回もヒトデと50年前のレントゲン写真を購入しました。
一度、実店舗に行ってみたいと思ってはいるのですが、なかなか京都まで行ける余裕がなく……。
なので、こういう機会はとても嬉しいです。

第三回東京蚤の市_f0280238_2110638.jpg

他、理科硝子を求めてあちこち覗き、結果こんな量になりました。
でも、泣きたいのは、フジイキョウコさんから購入した秤量瓶の蓋を誤って割ってしまったこと・・・。
まあ、幼い子供のいる我が家でのこと、潔くあきらめて蓋なしの部分だけ使おうと思います。
ちなみに、画像下の木箱はプレパラートケースです。アンティークプレパラートなどを収納しようと思っています。
謎なのは、画像右上の、ガラスのケース。
大学の研究室からの放出品だそうですが、何に使っていたものなのか不明です。
一緒に売られていたのは、ガラスのプレパラートケースだったのですが、これは何を入れていたんでしょうね。ガラスを吹いてる職人さんのマークですが・・・これから調べようと思います。

(5月27日追記 調べたところ、どうやらガラスケースは標本を染色するための染色バットのようです。文字とマークは、TOP 相互理化硝子製作所というメーカーのもの。一緒に売られていたガラスのプレパラートケースも、プレパラートごと染色液に漬けるためのもののようです。私が購入した染色バットにメーカー名がなぜ入っているのは不明)

どれもアンティークとは言えないような、時代の浅いものが多いですが、状態のよいものがお値打ち価格で手に入り、ほくほくの一日でした。


# by zabiena | 2013-05-26 21:10 | イベント・展覧会

イリノイ州産蛍石八面体劈開標本 耳猫冬市にて_f0280238_15541889.jpg

長野まゆみ氏主催の耳猫冬市にて、購入したイリノイ州産蛍石八面体劈開標本。

昨今なかなか見られない黄色の、大きな八面体。
透明度は高くないけれど、レモンイエローの色合いが、愛らしい。

蛍石の八面体は、かなりの数をもっているので、近ごろは質の良いイリノイ州産にしか手を出さないことにしているのですが、この標本は、なにしろ色と大きさに目が眩んで、つい。

下に敷いてあるのは長野まゆみ氏のコメント入りカード。


長野まゆみ、中学生の頃に愛読していましたが、少年愛には興味が持てず、途中で脱落。
にもかかわらず、未だに初期の著作は度々読み返しているくらい、好きです。

この他にも、長野まゆみ氏の公式サイトや、耳猫冬市で購入した鉱物はいくつもあります。
やはり、あの長野まゆみが選んで仕入れたもの、とか、本人の放出品、といわれるとファンにはそれなりに感じ入るところはありますが、彼女のサイトの鉱物標本は相場よりいくぶん高めなので、好き放題買えはしないのが、つらいところです。
# by zabiena | 2013-05-24 15:54 | 鉱物

ブルガリア産水晶と黄鉄鉱の共存する標本_f0280238_1345378.jpg

昨年の池袋ショーで江口あとかさんのお店、「リンネの庭」で購入した、水晶と黄鉄鉱の共存する標本。

水晶の合間にきらめく黄鉄鉱が、砂漠の国の宮殿の天蓋に描かれた星のよう。

ご本人がいらしたので、ご高著にサインをお願いしました。

リンネの庭はたまらない風情の鉱物を取り扱っている素敵なwebショップだったのですが、先日閉店されました。残念でならないです。
# by zabiena | 2013-05-23 13:45 | 鉱物